東大阪親睦会

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ウイグル暴動

2009-07-09 15:19:16 | Weblog
 中国の火薬庫とも言われる新疆ウイグル自治区で再び大規模な住民蜂起があった。
車を破壊するウイグル族の民衆と、血を出して大けがをしている中国人女性が繰り返し映し出され、ウイグル族の野蛮さを印象づけしようとする裏工作を感じるのは自分ばかりではないと思う。
メディアは中国側の発表による事件の概要は伝えているものの、真相を伝えようとする姿勢がほとんど感じられない。

 日頃、事実だけを伝えればいいものを、余計な憶測や解説を加えるマスコミが、こと中国のこととなると何ゆえにこんなに淡々としているのであろうか。

 今回の住民蜂起について、世界ウイグル会議は次のように述べている。
『2009年6月に中国広東省のある玩具工場で、地元の漢人らと政権の強制力によって東トルキスタンから強制的に移送されてきたウイグル人労働者らの間で大規模な血生臭い衝突が起きた。一説によると、デマ情報を基に200人ほどのウイグル人労働者に対し、2000人の漢人が襲撃し、多くのウイグル人が死傷したという。このことに抗議して学生を中心としたウイグル人たちが抗議デモをした。彼らは当然無防備な姿であったが、待ち構えていたのは、数百人の武装警察官、トラックや装甲車の上から発砲、女性に向けても射撃したとのこと。中国側は威嚇射撃だと言うが、この暴動でウイグル人の840人が死亡し、千人以上が負傷した。』

 この世界ウイグル会議の主張を無視するのではなくさらに検証の上、公に伝えることこそが、メディアの役割ではないか。

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