東大阪親睦会

個人的な観点からの意見、情報、感想、思い等の記述です。

誇り高き2世議員

2009-10-10 11:50:18 | Weblog
 最近、毎日新聞の電子ニュースが、福田政権時代の以下のような切迫した日米間の交渉を報じた。
「米政府系住宅金融機関2社が経営危機を迎えていた08年8月下旬、日本政府が外貨準備を使って両社の支援を検討していたことが関係者への取材で判明した。両社が経営破綻すれば、世界の金融システムに深刻な影響を与えることは必至。日本政府は、外貨準備から拠出して両社の社債を購入する救済策を立案。しかし当時の伊吹財務相が慎重論を主張し、9月1日の福田康夫内閣の退陣表明で政府が機能不全に陥ったため、実現しなかったという。」

福田元首相の突然の辞任に関しては、かねてより、米国からの執拗な国債もしくは社債購入の圧力をかわすためとの噂が多くあったが、上記ニュースはこのことを裏付けるものである。
100兆円ともいわれる米国からの理不尽な要求を承諾するわけにはいかず、とったのが辞任という自爆作戦……最も有効的なタイミングを見計らって退陣・総選挙することで要求をはねのけたという。

辞任会見の際、記者の質問にいたたまれなくなってつい出た言葉「他人事のようだと言うが、私は自分を客観的に見ることができるんです。 あんたとは違うんです。」の真意が、裏事情を知れば、痛いほどよく分かる。

 次の麻生政権下では、引き続き米国は100兆円にものぼる国債の購入を迫ったという。
これを回避するためにとったのが、先に亡くなった中川元財務大臣のG7後の泥酔会見だと、日本証券新聞は関係者の証言として次のように伝えた。
「G7で米国はなんとしても中川氏に“空手形”を切らせる腹づもりだったらしい。そこで、中川氏はさんざ酒を飲み、酩酊状態になることで時間稼ぎする作戦に出た。記者会見で隣に座っていた白川方明・日銀総裁は事の詳細をすべて知っていたと言う。」
すなわち、中川氏は体を張って国益を死守したのだという。

 2世議員に対する批判が多い中、これらの話が事実だとすれば、福田氏、中川氏は2世議員としての意地と誇りを示した国士であり、さらなる真実が明らかになることを切望する。

最新の画像もっと見る