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憲法を守ろう!憲法学習会

2009-12-14 | いってきました
12月12日(土)13:40~水道橋の全水道会館で行なわれた「憲法を守ろう! 憲法学習会」に行ってきました。

                

都高教退職者会主催の会で、東大大学院教授の高橋哲哉さんの講演と民主党の白参議院議員、社民党の保坂前議員の発言もありました。

退職者会会長の西村昭さんは、冒頭の挨拶で、東京都の10・23「日の丸・君が代」強制通達や職員会議採決禁止のような行政指導が憲法より重んじられ、裁判闘争でも司法がひどい現状を「風前の灯の日本国憲法」と慨嘆されました。

         
       
次に、全水道東京出身の斉藤事務局長は、戦後の焼け跡で議論してマッカーサーより先に憲法草案を作成したエピソードを引きながら、「天皇を元首にする」と言っている鳩山由紀夫の政権で本当にいいのかと訴えました。

そのあと、都立高校出身の民主党の白眞勲参議院議員が登壇しましたが、彼は憲法9条の精神を世界に広めるという「リベラルの会」に入っていて、宗教団体+有志議員によるアフガン和平のための円卓会議にも出ているそうです。「民主党は参院選のあとも、やることが一杯あるのでおそらく憲法改正の発議はないだろう」との発言は、心もとないものでしたが、増えてきた地域紛争に対して憲法9条をもつ日本だけが仲介者の役割が果たせると断言しているところには、共感がもてました。

高橋哲哉さんは、今年ソウルで開かれた「9条アジア宗教者会議」で基調講演をされたそうですが、ヒンズー教やイスラム教も含めた日韓の宗教者たちが、「9条が如何に大事で、世界のモデルになるものであるか」と口々に発言し、日韓併合100周年の来年に「日本の憲法ではあるけれど、平和の原理としてソウルから世界に発信したい」と語られたという状況を報告されました。
そのあとは、靖国の古い映像とともに、天皇制を守るために憲法よりも日米安保体制を堅持してきた自由民主党の歴史的使命とその元になった1947年9月20日の天皇の沖縄メッセージの公文書コピーを説明されましたが、25年から50年、いやもっと沖縄の軍事占領を継続して欲しいとの天皇の発言のある英文に改めて憤りを感じました。

憲法9条がありながら、今も戦争の被害者であり、加害者にも加担している沖縄が、ベトナム戦争中は「悪魔の島」と呼ばれ、今また普天間で、辺野古で苦しんでいる歴史的経緯をなぜマスコミはきちんと伝えないのか、許しがたい気持ちです。(文責/佐藤)

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1 コメント

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子供を早く救いましょう (大和)
2009-12-15 17:57:31
心のノートで道徳教育を行い、英語ノートで英語教育を行うことがおかしいと思いませんか。他の人が作ったノートで、良い教育などできません。
全部デタラメなのです。
学校現場から、文科省の愚民化政策を暴露したのが、「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)ですよ。公僕である文科省官僚は、この知識時代に、子供達に愚民化教育を行い、学校を崩壊させ、20万人の不登校、退学者、60万人の引きこもり、ニートを作りだしたのです。多くの若者を失業者、生活困窮者にしたのは、本来優れた教育で職業獲得を支援すべき文科省です。これは、薬害エイズや薬害肝炎を起こした厚労省官僚の罪を越えます。子供達の人生を困難にし、日本社会の未来を潰した許されない悪行です。
キャリア官僚制、天下り、公務員特権を廃止して、官僚政治を根絶やしにすべきです。急がなければ多くの不幸が続きます。
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