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報告  9月13日、1:30~永田町の星陵会館

2008-09-21 | いってきました
9月13日、1:30~永田町の星陵会館で
 「生きている9条と平和的生存権」小林武(愛知大学教授)
 「自衛隊海外派遣が呼び込む憲法9条液状化」半田滋(東京新聞編集委員)
 「今日の情勢と派兵恒久法を語る」渡辺治(一ツ橋大学教授)
の講演会があり、事務局の乾、田中、佐藤が聞きに行きました。

 小林さんは「イラク派兵差し止め訴訟」の弁護側証人として名古屋高裁の法廷で証言された方ですが、今回の裁判は違憲審査史上初めて確定した画期的な裁判で、主文は控訴人の訴えを棄却しているが、イラクでの空自の活動に対して100%9条違反であると述べている点で実質勝訴であると話されました。全国の平和を求める人々の努力が名古屋の地で、弁護団と裁判官に人を得て結晶した違憲判決であるとのお話は、わかりやすい上にとても感動的なものでした。

 半田さんは、テロ特措法の問題点についてこれもわかりやすくお話しされました。01年11月、米国支援で始まった洋上補給は、02年、武器の密輸などの海上阻止活動という名目に変わり、また今は不審船舶も減っているなかで、海上安全活動という名目に変化してきているとのことでした。座間では、第一軍団に自衛隊中央即応集団が組み込まれ、横田では第五空軍にミサイル防衛のため、府中の航空総隊が組み込まれているという米軍再編のお話も具体的で、不安をかきたてられました。

 最後の渡辺さんは安倍政権崩壊の分析、福田政権崩壊の分析をされたうえで、改憲については、当面、明文改憲よりは「海外派兵恒久法」のような解釈改憲の攻勢が強まるのではないかと語られました。
9条を変えさせない草の根運動の盛り上がりが、少しずつ世論調査の改憲反対の数を増やしているという資料は、心強いものであると同時にこれからの私たちの闘いの指針となりそうです。(文責 佐藤)

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