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映画人九条の会5周年記念イベント 『原爆の子』上映会

2009-11-26 | いってきました
11月24日 映画人九条の会5周年記念イベント
『原爆の子』上映会に、佐藤、田中がいってきました。
          
映画上映の前に、映画人九条の会代表委員の大澤豊監督がお話されました。
オバマ大統領のプラハ演説により、核兵器廃絶の流れが世界に広がってきたこういうときこそ、日本は政府、国民ぐるみで時間をかけずに世界的運動を起こしていかなければと思います。
核兵器廃絶の憲法9条を守り、25条を国民生活に生かすことが大切です。
大澤監督作品 「日本の青空」2007年 「いのちの山河」2009年上映中。

続いて、日色ともゑさん(劇団民藝)がお話されました。
『原爆の子』は、小学校5年生の11歳のとき、学校で見ました。そのとき、なぜ戦争が起こるのだろう、なぜ人が人を殺すのだろう。戦争はやってはいけないことです。というような作文を書いて褒められました。
私の祖母と叔母は、3月10日の東京大空襲で亡くなりましたが、私は疎開させてもらって助かった命でした。
民藝の宇野重吉先生が、「演劇は化粧して役の芝居をするだけじゃいけない。常に誠実にその作品と向かいあっていかなければいけない。なぜなら芝居を見た人の人生観を変えるものかもしれないから」と仰っていました。そういう意味で私が大人になって物を考えるときの基に「原爆の子」があるように思います。

        
      
○映画『原爆の子』上映○
この映画は、進藤兼人監督が、広島で被爆した子どもたちが綴った作文をもとに脚本を書き劇団民藝と1952年に共同制作した映画です。

『原爆の子』は、原爆投下の日、広島で幼稚園の教師をしていた主人公が、7年後の夏休みにかつての園児たちを訪ねていくなかで、原爆による悲惨さを描いた映画でした。
白黒映像でしたが、原爆の悲惨さや生き残った人たちの苦しみが、とても強く伝わってきました。明るく遊んでいる子どもの心の奥底にある深い悲しみの表情や原爆症で余命いくばくもない子どもの「戦争は惨めです。」という言葉が心に残っています。私たちは、このような映画を、もう一度見直して、核兵器廃絶の世界を目指すことの大切さを、もっと強く訴えていく必要があると思いました。

意見広告のチラシは、他のパンフレットと共にプログラムに挟み込んでいただくことができました。参加者は250名を越えたそうです。(文責:田中)


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