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『防衛疑獄』を追いかけて

2008-11-03 | いってきました
11月1日(土)18:30~文京区民センターの3C会議室で行われた「『防衛疑獄』を追いかけて━記者が見た軍需利権の闇」という講演会に行ってきました。


 軍需商社・山田洋行をめぐる「内紛」から明らかになった軍需利権の闇のお話でしたが、「社会新報」の記者、田中みのるさんの精力的な取材による綿密なレポートに圧倒されました。
03年12月に、小泉内閣がミサイル防衛システムの導入を閣議決定していること、04年5月には国会で民主党の末松議員、前原議員が政府にミサイル防衛の促進のための誘導質問をしていること、04年12月には官房長官が談話で「ミサイル防衛システムライセンス生産のために武器輸出三原則を緩和しなければならない」などと述べていることなど、聞けば聞くほど愕然とすることばかりです。
憲法を素直に読めばまったく購入する必要のない追撃砲用縮射弾などの武器を、山田洋行は水増し契約で通常の四倍もの価格で請求し、防衛省もメーカーに確認せず過払いしているという一覧表など、医療や福祉、教育などにお金を惜しみながら、何という税金の無駄遣いかと憤りを感じます。

講演後、色々な質問や意見が出た中で、一人の方が「国会でも福祉は福祉、防衛費は防衛費と別々に論じられるが、福祉と軍事費を関連させて要求をしたい。それが、今こういう大変いいチラシが出た」と言われて、その夜配布した意見広告のA4チラシを会場の皆さんに示されました。
皆でチラシを作った苦労、講演会に出かけてチラシを配布した苦労が実ってとても嬉しかったです。

11月5日には守屋前防衛事務次官に判決が出ます。この先は彼に繋がる政治家が逮捕されないかぎり、軍需利権の闇は晴れそうにありませんね。(文責/佐藤)

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