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どうなってるの?私の税金

2008-11-15 | いってきました
11月14日(金)18:30~豊島公会堂で行われた
「どうなってるの?私の税金━私と税金と憲法のつながり━」に、事務局の橋本、佐藤が行ってきました。

主催者の豊島九条の会世話人、伊藤一二さんは医師として、医療・介護の危機が進行している状況を訴えられました。    
プログラムには東京うたごえ合唱団や寿の楽しい歌が入っていましたが、お話の方はなんとも気持ちの暗くなるテーマばかりでした。
      

 立正大教授の浦野広明さん講演「憲法をいかした税の仕組みにしたら、日本は世界一の人権・福祉大国」では、この晴れ晴れとしたタイトルとまったく裏腹な、憲法違反の税金のしくみをいやと言うほど思い知らされました。
憲法では、13条、14条、25条、29条で「税金は負担能力に応じて支払うものだ」としてあるのに、政府は低所得者ほど重い負担になる消費税アップをもくろんでいます。
一方、高額所得者の所得税や法人税を驚くほど下げている上に、トヨタ、キャノンなどの輸出製造業は毎月2500億円もの消費税の還付を受けていて、この事実を新聞に書いたある記者は、会社に圧力をかけられて、記者から事務職に異動させられたそうです。
諸外国に比べて日本の消費税が安いというのもまやかしで、実際は国税収入の中に占める消費税の割合も大きいし、諸外国では生活必需品にはかけないというのです。
税金の使途についても、憲法前文、9条、25条を読めば平和と福祉を重視せよとしか書いてないと言われる浦野さんのお話は明快で、納税者としてもっと勉強し、不公平な税制を正さなければと痛感しました。

             

 最後は漫画家で、意見広告呼びかけ賛同人の石坂 啓さんでした。「そんなに戦争がしたいのか」というお話は、この頃ネタだと思って漫画にすると、発売の頃その大臣は辞任していて困る、自民党でなくジニン党じゃないかと笑いを誘って始まりましたが、中身は「子どもの未来が心配。今、戦時だと思う。岐路ではなく、もう角を曲がり切った。」と、笑ってはいられない厳しい現実のお話でした。とても充実した花金でした。
                                                                           (文責/佐藤)

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