日々馬道楽

出資している競走馬と関係あるような、ないような…
現在は競馬の予想や旅行の記録などを投稿しています。

自治体ソリューションフェア2007 二日目

2007年09月08日 07時28分54秒 | 電子自治体
元佐賀市長の木下氏の話を聞きました。
電子自治体先進国である韓国の様子,佐賀市長時代の取組み,その経緯や失敗点を分かりやすく説明してくださいました。

韓国では、国が統一的にシステムつくり、住民は皆個人番号を持ち行政相互で情報のやり取りをできる仕組みを作っています。
これによって、住民はカード一枚あれば、証明書など取らずとも申請を完了することができます。

 日本でも様々な取り組みがなされていますが、まだまだ使いにくい。
利用されるものなるためには国が強引に基盤の整備を行うべきで,そしてそれを地方自治体が国に働きかけなければならない。
 また,自治体の内部では,業務の標準化,合理化を進める。そのために情報部門の人間は勉強しなければならないし、現場の人間も業務フローを見直せる力をもたなければいけない。
 そのための投資をしてください。

情報部門が聞けば納得する話なのですが,もう少し上の幹部レベルが理解していただくと面白い(大変)だろうと感じました。

自治体ソリューションフェア2007 一日目

2007年09月05日 23時06分37秒 | 電子自治体

ママカリフォーラムの自治体ソリューションフェア2007参加して講演を聴いてきました。

 

「電子自治体推進における課題と地域活性化」
東京大学 大学院情報学環 教授
須藤 修 氏

 

政府の電子自治体推進に深く関与される立場であり、興味深い話を聞きました。
頭に残っている話なので少しいい加減に書きます。

 

アメリカにしても日本にしても医療と行政分野の生産性が低く、IT投資を行うことで
改善をめざしている。
電子申請の取組み自体、手続き・省庁・自治体単位であり使いにくい。
経団連などから改善の要望があがってきている。
ライフイベント単位で簡単に手続きできるようなしくみにしていかなければならない。
(例えば退職時の手続が一括しておこなえるなど)

そのためには、フロントオフィス・バックオフィスを包括した見直しが必要であろうし
組織間でのデータ流通の取り決めも行う必要がある。
地域情報プラットフォームというしくみが軸になるであろうし
2008年にパイロット事業、2010年に全国展開の計画である。

欧米ではIT投資の軸は人材育成
日本でもここにお金をかけれるように働きかけている。

 

理想的な電子自治体の話で、そうだなぁというものです。
ただ、HARPや地域情報プラットフォームなど課題多くあり、中々うまく行っていないのが現状らしい。
おそらくほとんどの地方自治体ではマンパワーが不足している。
同僚らがいまいち懐疑的だったのもその辺りだろう。
業務フローが見直せる人材がどれくらいいるか。
差し当たって、行革部門と共同してそのような人材を育てていくしかないかなぁ。

政府がガツンと決めてしまうと自治体の対応も早いんですけどね。


地域SNS全国フォーラム

2007年09月04日 00時54分47秒 | 電子自治体

先週の金曜日に神戸で行われた地域SNS全国フォーラムに参加してきました。
ひょこむという兵庫県の地域SNS主催者が中心となって実施したものですが、300名程度の会場に全国から550名以上も参加して大盛況でした。

いろんな地域SNSの主催者やこれから取り組もうとする方が集まってきていたわけですが、コアな人たちだけあって熱い。
短い時間では語りつくせぬようで、懇親会や翌日のオフ会などもありました。(残念ながら不参加)

地域SNSのよさは
積極的にいろんな人と交わることで刺激を受け
実際の活動に好影響を与え、さらに交流を深めれること

次の課題は、拡大してきたSNSをどう管理・維持していくか
というところになっているそうです。
1000人を越えた辺りが一つの転機ではないかとのこと。
(分割・連携化)

ひょこむに参加させてもらうと
紹介者たる後見人という人がいて
アドバイスのメールを送ってきたり、
あしあと残したとたんに友達依頼メールがきたり
元気があるなぁという印象です。

負けずに頑張ります(^^)/~~~

会場も兵庫県公館という歴史のある建物で、昔は兵庫県庁だったそうですが、神戸の異人館といわれても違和感ないところ。
次回は横浜だそうで、開港記念会館だろうか!?


電子申告をしてみた。

2007年03月07日 01時10分07秒 | 電子自治体

電子申告をしてみた。

仕事がら推進する立場に近いこともあり、あえてやってみたのだが、普通の人は途中で止めてしまうのではなかろうか。手順を説明してみるが、それがよけい敬遠につながりかねないと思う。

ただ、確定申告書等作成コーナーは、電子申告にしろ、紙で提出するにしろ、使える。簡単に入力できて、電子申告ソフトに取り込んだり、確定申告書を打ち出すことができる。
ぜひ、試してみてください。

●手順
基本的に準備に時間がかかるので、かなり余裕を持って始めるのが望ましいです。

  1. 利用開始(変更)届出をする

    これは電子で可能なので比較的簡単だが、届出てからソフトや利用者識別番号が届くまで時間が掛かります。
    なお、暗証番号は一定期間何に変更をしないと、変更届がひつようになりますので注意。
    僕の場合も、最初及び再度の注意文書が届いたのみ関わらず全く気が付かず、3月に入って変更届を行いました。でも3日くらいで新しい暗証番号が届きました。
    セーフ。
  2. 公的個人認証を取る

    電子申告をするためには、インターネット上で本人であると証明する電子的な証明が必要です。
    公的個人認証というのは自分の住民票のある市町村で取ることができます。
    でも、本人が行かないと直ぐには取れないし、住基ネットカードを持っているのが前提。お金もかかる。
    申告会場の混雑が嫌でなければ、直接もって行く方が話が早いだろう。


  3. ICカードリーダを買う

    ICカード内に入った鍵で電子署名を行ったりするので、ICカードから読み込むためのリーダが必要です。
    都会は違うのだろうけど、倉敷だとベスト電器でもアプライドでも取り寄せ対応でした。価格も何千円かする。
  4. パソコンへのソフトインストール

    届いたe-taxソフトのインストールやICカードリーダの接続、公的個人認証ソフトのインストールなど。
    説明書をしっかり読みながら行いましょう。
    接続されたICカードから読む時、パスワードを間違わないように注意。5回間違うとロックがかかり、もう一度市町村の窓口へ行かなければなりません。
    実は住基ネットカードと電子証明書のパスワードが別々に設定できることを初めて知りました。
    1枚のカードに2種のパスワードが存在しているので、ここで間違う人も多いと思う。

ここまできて、初めてスタートラインです。
で、申告書入力 → 署名 → 送信 必要なら紙の添付文書(医療費の領収書等)を送付する。

個人的には、確定申告書等作成コーナーで申告書を作成して、紙で提出が一番賢いやり方ではないかと思う。
いちから、紙で書くのは結構難しかったので、源泉徴収票のフォーマットを明示してくれて入力できるこのコーナーは非常にありがたかった。

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電子自治体とセキュリティ 2

2007年02月15日 23時04分13秒 | 電子自治体

2月14日~16日で全国市町村国際文化研修所(JIAM)の「電子自治体と情報セキュリティ」研修に参加しています。その2日目。

朝食はバイキング形式。品数はほどほどですが、600円にしてはいいもの。
お昼の日替わり丼(かつとじ)も600円にしてはおいしい。

F1000165

琵琶湖に近い位置にあるので、自転車を借り見に行きました。
対岸、遠い側になるとほとんど見えない。やはり大きい。瀬戸内海の海を見ているのと変わらない距離感はあります。

講義は個人情報保護と三鷹市の事例発表~演習。

三鷹市の方は、セキュリティの事例発表だけではどうしても内容がかぶってしまうと判断し、演習を入れられたようです。
グループ討議を入れるいとで、他の参加者とも交流が図られ、今後の役に立つだろうとの意図でした。
自治体の情報部門の一職員であるにも関わらず、プロの講師のようでした。

研修後、山科・京都を散策に出たときにちょうど電車が一緒になり、気さくな方で、もう少し話す事ができました。職場は8人で全庁を見ておられるとか。
少ない人数で全国トップレベルの先進都市でありつづけること、その合間にも総務省や各種の講演をこなしておられるそうで、並々ならぬ努力であると思います。

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