goo blog サービス終了のお知らせ 

妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

また奇跡が起きることを願ってます

2011-11-04 00:07:41 | アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病の妻は 現在 要介護5で全介助 老健に入所中です

言葉はしゃべれません。食事は全介助です。

 

10月31日の施設での出来事

オニギリを右手に持って ごく自然に食べてるスナップ写真。

普段は 両手は強ばっているのに ぎこちなさなど全然みられない写真。

 

5~6年前の写真ではないかと、一瞬目を疑った。

 

私は アルツハイマー病は確実に進行は するが決して治らない

病気だと理解しています。(見かけは改善したかのように見えることはある)

 

今回の出来事はどうみても歩行は出来た、食事の介助など無かった

3~4年前の動作です。

 

もしかして、この様な動作は出来るのにやる気が無かったのか?

と疑いたくなったが、いや、絶対にありえないことです。

しかし、今年の春頃のことです。

妻は この2年間会話は出来ず、言葉は全然しゃべれません。

私が、居室で衣類の交換をしているところに車椅子で

職員さんが連れてきてくださいました。

 

私は床に座していたので妻と目線が合った。

子一時間食事介助の後だったのに、この日はじめて

私を見たかのような、どうして私がここに居るのかとびっくりした眼差しで。

はっきりと大きな声で 「 どうしたの? 」 と声を発した。

 

アルツハイマー病で脳のどこかの機能が損なわれて言葉を失った。

と思っていたのだが。

この件も私は奇跡が起きた。失われた機能が復活したと喜びましたが

このとき限りの出来事だった。

 

オニギリの件も今回限りの奇跡だと思いますが。

 

また、何かのかたちで奇跡が起きることを願ってます。