たかが親子されど親子、そして兄弟そして夫婦そして自分

いづみかほるの様々な想い(世のファミリーをテーマにエッセイ風に綴っています)

過去から現代そして未来へ歴史は続く

2006-08-15 12:14:17 | エッセイ風
ある若者が「お国の為にりっぱに命を捧げたいんだ!それが僕達の役目だ!」と言い放つ。
もうひとりの若者が「親から頂いた大切な命をお国に捧げてしまってよいのか!?その考え方が僕にはわからん!」と言い放つ。

当時、それぞれの母は息子達のその思いをどう受け止めただろうか…

率直には後者のほうが親としては嬉しい、しかし前者の考え方をりっぱだと思わざるを得なかった、それが当時の自然な考え方だったのだ

息子側にしても、お国を第一に尊重することを良しとする教育が、母への想いより勝るのが当たり前としっかり受け止めている

しかし…
実際、特攻隊でぶつかっていく瞬間の感情は果たしてどうだったであろう…?
恐らく(お母さん…!)と心で叫ぶという、ごく自然な感情が沸き起こったのではないか…!?
それこそが本来の自然な感情ではないか…?!

当時の若者を、愚かだと笑えるでしょうか?
国を第一に考え、本来沸き起こる感情を奥にしまいながら死んでいった当時の若者を

その母親達は、純粋に突き進むけなげだった息子を不憫に思いながら現在も苦悩しているに違いない。

過去から現代そして未来へ歴史は続く、親から子へそして孫へ想いは続く

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