偏屈へ古稀鵺爺のたはごと

明日できることは
  今日はやらないのだ

友あり、近くへ行く

2006年09月06日 23時59分51秒 | たび日記
朝7時台のバスで、前代市へ向った。
無料の駐車場のある葉擦川市バス停からのバスがこの時間しかないからだ。
約束の11時半には、1時間前に着いてしまう。

バスの中では、「数独」を4題ほど解いてしまった・・・すごいっ!!!
10時に着いたので、デパートに行って、かみさんへのお土産を買った。
そしたら、今日逢う人へのお土産の量より多くなってしまった。
それを持ち歩くのだから、阿呆やね。

逢うのは、先月早期退職した、鉄っちゃんである。
逢うなり、取り敢えずビールを注文して、乾杯をした。
なかなか元気そうである。
会社合併で、立場が不安定になり、そのうえ上司と喧嘩して早期退職したおっ
さんである。

ひととおり、ハローワークの様子など聞く。
早期退職というのは、会社都合による失職ということで、ハローワークの失業
保険金も随分優遇されている。
日額も偏屈爺鵺が貰ったより高い。支給日数も偏屈爺鵺の時より、1.5倍の日
数である・・・随分扱いが違うじゃないか・・・
(うろ覚えであるよ。だから、この記述によって、早期退職して、事実と違う、
なんて文句言っても、偏屈爺鵺は補償しない。どだい、ブログの内容のいいと
こだけ読んで、会社辞めちゃうなんて無謀なことをしないでおくれ)

で、公室の妃が、お世継ぎを産んだ、という話になった。
偏屈爺鵺はバスの中だったから、その臨時ニュースを知らなかった。
偏屈爺鵺 “そりゃ、よかったね。お世継ぎが出来て・・・”
鉄っちゃん“糞喰らえ、だね、大体あの亭主の髭づらが気に入らない”
偏屈爺鵺 “ねっ、こともあろうに、側室を・なんて言うおひとがいるもんね”
鉄っちゃん“てやんでぇ、大体、公室なんていらんのだぁ・・・”
      おっと、このおっさんは、「権威」と見ると、つっかかってゆく
      おっさんだった。
偏屈爺鵺 “ところで、支店長は元気?”
      話題を変えなきゃね。
鉄っちゃん“てやんでぇ、ロクでもない。一緒の時は、いい顔していても、
      イザとなりゃ、屁のつっぱりのもならないだぁ、あの支店長
      っ!!!  辞めると決ったあとに、出向も出来るんだなんて
      言いやがるんだよっ!!!!”
      よし、よし、ひっかかってきたね。話題変更完了
居酒屋で、「公室制反対!!!!」なんて大声でわめからたら、どっから包丁が
飛んでくるかわからないからね。
こっちも反論しなければならないから、手数がかかるのでね。

ビールが焼酎のウーロン割りになったら、もう止まらない。
二人で15杯くらい飲んだか。
昼の酒は利く。
論争もなく、気持よく酔った。
11時半から、予定の3時まで、飲み続けて、お開き・・・
春先に亡くなった、川崎の相棒に線香を手向けに行こう、と約束して別れた。
命日にでも、と言ったが、それでは遅い、という。
ぢゃ、いつ、どういう名目で行くのかな?

別れて、居酒屋の隣にある喫茶店が、次の待ち合わせ場所。
車で来るまで10分かかる、というので、隣のスーパーのトイレに入った。
このスーパーはよい。どこの店舗でも、トイレはウオッシュレットが設置して
ある。
偏屈爺鵺は、トイレはウオッシュレットがないと駄目なのだ。
もう30年も前から、ウオッシュレットを使っているのだ。
あれを使わないと、お尻がうんこだらけのような気がするのでね。
もちろん、30年前にはウオッシュレットがなかったから、トイレから出たら、
風呂場に行って、シャワーで洗っていたのだよ。
お陰で、すっかりお尻を拭くのが下手になった。
なんのこっちゃ・・・???

釣り三昧のおっさん二人と、その美人の奥様との語らいである。
コーヒー一杯で、2時間、楽しい語らいであったな。
ま、偏屈爺鵺のことだから、あれこれあたりさわりのない話ばかりだが。
つまらんことを根掘り、葉掘りするのは嫌いだからね。
本当は、寡黙な偏屈爺鵺としては、何も語らずに、黙って一緒に居たほうがよ
いのだが・・・

おっさんふたりと、その奥様と、恋人同志のような、佇まいをしていてもおか
しいから、何となく話題を転々としていただけだ。
なんのかんの言っているうちに酔いが醒めてきたので、お別れしてバスに向っ
た。

釣り三昧の二人のうちのひとりの顔を見ていたら、駐輪場に毎朝、一番列車で
釣りに行くために電動自転車に乗ってくる、爺様を思い出した。
あの爺様も、晴れても曇っても、勤勉といえるほど、来たね。
一度、2時間遅い列車になった時に聞いたら、何か忘れ物をしたので、家に一
度戻ったそうだ。
片道1時間弱のところに住んでいるのだろうね。それを往復してきたのだから、
余程釣り好きなんだぁね。
歳は85歳だそうだ。よろよろと、自転車で来るところは見た目で大丈夫かし
らと思うが、好きな道は違うのだろうね。

毎日なのだから、“定期でも買ったら”と誘ったが、“雪になったら行かねぇ”
とのこと。なるほど、歳だから、寒さには勝てないか・・・

それにしても、この爺様も、目の前のおっさんも、顔がおそろしく長くて、
真黒なんだよね。
釣り好きは、顔の長い、色黒の人が多いのだねぇ。

そんなこんなで、バスに乗ったが、朝乗ったバス停には行かない一角市行きの
バスであった。
仕方がないので、再び、“数独”を5題解いてから、列車に乗って、2駅先の
葉擦川市に戻った。
列車には、9時だというのに、女子高生やら、男子高生やらが沢山乗っていた。
これもいいね。若いのと一緒というのも。

焼酎のみ終えて6時間、酒気も抜けて、酒気帯びでもない安全運転で帰ったよ。
どこかの馬鹿な公務員のように、酒酔い運転なんぞ、とんでもない話であるよ。
いや、ここだけの話だが・・・

日帰りの昼酒はこたえるね。
すっかりくたびれた。
けど、快い疲れというのだね。
風呂入って、お酒を飲み直したら、疲れはふっとんだね。

バスの冷房で風邪気味になったが、お酒のおかげで、抜けた。

今日はよい日であった。

また飲みに行こうではないかいな。