朝、久しぶりに姉から電話があった。
1月の姉の誕生日にお祝いの電話をして以来だから、半年振りか・・・
妙に明るい
「別に、何もしなくてよいのだけれど・・・」
従兄弟のひとりが亡くなったとのことだ。
30も過ぎると、知り合いやら、親族の訃報が舞い込むものだ。
偏屈鵺爺系の従兄弟は、4人居る。
随分少ないが、知らない従兄弟、従姉妹が居るかもしれない。
我が家系は複雑なのだ。
何が複雑かってぇと、偏屈鵺爺家系だからだ・・・何だかわからんが・・・
一番上の従兄弟は、十数年前に、亡くなった。
今度亡くなったのは、三番目の従兄弟である。
このひとは、目白のとある有名な神社の参道で、肉屋をやっていた。
肉屋の看板みたいに、太っていたな。
従兄弟たちと、雑魚寝をしたことがある。
朝方、おしっこに眼が覚めて、従兄弟達の寝姿を見たら、この三番目の従兄弟の猿股から、玉が一個はみ出していた・・・
肉屋の看板のように太っていたのと、そのことが、印象に残っていた。
それと、玉の・・・否、北多摩の方に引っ越したので、その店を訪ねて行ったら、懐かしそうに、顔を出して、揚げたてのコロッケをくれた、その笑顔が嬉しかった。
もうひとつ、清瀬の病院通りのとある病院に、母が入院していた時、出前で配達に来ていたこの従兄弟と偶然出会った時の、やはり嬉しそうな顔が、懐かしかった。
そう、丸まっこい身体に、笑顔がよく似合う、従兄弟であった。
合掌
焼き場が混んで、亡くなってから、四日も待たされてお骨になったそうだ。
やっぱ、従兄弟らしい最後であったな・・・
合掌
胃癌だそうで、最後は、鉛筆にように、細く、小さくなってしまったそうだ。
上の従兄弟と同じやまいであった。
家族だけでの、葬儀である。
合掌
呼ばれなかったのは、悲しいではないか・・・でも、呼ばれて、弔辞を読むのも、悲しいこったな・・・
合掌
30を過ぎて、この歳になると、親戚・友人・知人の訃報に接する機会が増える。
そのうち、かみさんが、我が夫の訃報を流すことになるのだろう。
その前に、あのブログと、このブログ、そして、机の蔭と、納戸のダンボールの底に隠してあるエロ本の山を始末しておかないと・・・
葬式すら挙げてもらえないかも・・・・
まっ、どうでもいい話だけれどもね、
合掌・・・
妙に明るい姉の、電話は何だったんだろうか・・・???
きっと姉も、寂しかったのだろうね・・・
そのうち、電話してみよう。
何でもないことを、ネタにして・・・
30も歳を重ねると、いろいろあるのだねぇ・・・