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世界一周の旅の思い出を綴っています。
ブログタイトルは、出発前に旅日記の表紙に書いた言葉です。

おまけ(その21)アッシジのフランチェスコ

2012-03-01 23:55:55 | おまけ
(180)フィレンツェ(イタリア)のおまけ記事



 12世紀から13世紀の中世のイタリアにおいて、自分の魂の声に従って生きた人物、アッシジのフランチェスコ(フランシスコ会のの創設者)。その生き方は後世の人にも多大な影響を与えた。かのマザー・テレサが修道女を志すきっかけとなった人物でもある。



 (フランチェスコ(フランシスコ・デ・スルバラン(1598年~1664年)作))

 フランチェスコは、1182年に Roma (ローマ)の北に位置するウンブリア州ペルージャ県Assisi (アッシジ)の裕福な家庭(商家)に生まれた。
 1204年に兵士として戦争に参加。捕虜になり、病気にかかるなどした。
 この経験が彼の人生を変えたのか、戦争から帰還した1206年頃から改心が始まる。
 家を出て、ハンセン氏病患者に奉仕し、荒れ果てた聖ダミアノ聖堂の修復を行った。
 1208年に福音書の三節(全ての財産を放棄して福音を説くことを求めるもの)を自らの戒律とし、活動を始めた。弟子達(友人達も彼の弟子となった)と共に各地を放浪し、説教を続けた。
 1210年、176代ローマ教皇インノケンティウス3世(1161年~1216年)に謁見し、修道会設立の認可を求めた(教皇は口頭で認可を与えたとされる)。
 当時、多くの信仰復活の運動ローマによって弾圧された中で、フランシスコ会は例外的に教皇から承認されて発展した。これに倣ってその他の修道会が次々に誕生し、それらの中から教皇が選ばれるようになっていくという慣例が出来上がっていった。



 フランチェスコについてもっと知りたい方に、映画『ブラザー・サン シスター・ムーン』(フランコ・ゼフィレッリ監督)を紹介したい。
 映画のタイトルは、フランチェスコの『太陽の歌』( Cantico delle creature )から。

 彼は、太陽・月と星・風・水・火・空気・大地・死。これらを主への賛美歌の中で【兄弟姉妹】と表現している。

※映画『ブラザー・サン シスター・ムーン』のエンディング動画はこちら


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