Go straight till the end!!

世界一周の旅の思い出を綴っています。
ブログタイトルは、出発前に旅日記の表紙に書いた言葉です。

(115)アレッポ(シリア)

2010-10-14 23:53:20 | シリア・レバノン・ヨルダン
 Antakya (アンタクヤ、アンタキヤ)に3泊した後シリア第二の都市 Aleppo (アレッポ)( Halab (ハラブ))(シリア)へと向かった(バスで所要4時間半)。

 この時利用したバス会社( NUR )がかなりいい加減だった為、シリア入国は散々なものとなってしまった。
 出入国の手続きを先方で代わって行うと運転手に言われパスポートを預けたのだが、トルコ側のイミグレにパスポートを置き忘れられて慌てて取りに行くはめになった。
 また、シリア側のイミグレで入国カードをもらい忘れていたらしく、後日アレッポのイミグレへ行き入国カードを取得した(約200円)。たいした金額ではないが、シリアの貨幣価値では安い金額ではない。本来ならこの代金も支払ったバス代に含まれていたのだ。



 アレッポのアラブ語名【ハラブ】は、(新鮮な)乳を意味する。かつてアブラハムが旅人に乳を振る舞ったことに由来するらしい。
 この街は古代都市として世界遺産に登録されている。

 アレッポで有名なおみやげは、アレッポ石鹸アザーン時計だ。
 オリーブオイルで作られたアレッポ石鹸は美容にいいということで日本でも有名だし、アザーン時計は目覚ましがアザーンの音になっている。

 アレッポでの音にまつわる思い出といえば、このアザーン時計の音と、車のギアをバックに入れた時に流れる音楽だ。なぜかその音楽はランバダだった。

※アザーンとは、イスラム教における礼拝(サラート)への呼び掛け。「アッラー(フ)・アクバル」(神は偉大なりという意)の四度の繰り返しから始まる。

 物価の安いシリアから日本へ荷物を船便で送ろうと思っていたのでアレッポ石鹸を購入した。
 アザーン時計は送るにも故障してしまう可能性があるし、持ち運ぶにはかさばるので諦めた。



 アレッポで観光したのは下記の通り。

アレッポ城  周囲22kmの巨大な要塞。難攻不落の城塞として、様々な侵攻を耐え抜いた(十字軍(12世紀)、モンゴル帝国(13世紀)、ティムール帝国(1400年))。城内博物館もある。ここから周囲を見渡すと、白い屋根の建物が多く目に付いた。その眩しさからか、旅日記に光る風(風が光る)と書いてある。

スーク  アラブ世界でのバザールの名称。アンタキヤ門からアレッポ城まで東西約1kmにわたって様々な店が並び賑わっている。



考古学博物館  シリアの古代史に関する展示品は必見。メソポタミア全域で使われた楔形(くさびがた)文字の展示物もあった。

 他に印象に残っているのは、ここでローストチキン(チキンの丸焼き)を食べたこと(1羽の半分で約200円)。食堂の店頭に並んでいて目を惹(ひ)く一品だが、食べてみると表面がカリカリに固まっていてあまり美味しくなかった(参考写真はこちら)。

 ちなみにこの街にはボーリング場があった。1ゲーム11ドルという高級な遊びらしく、セレブな若者達が楽しんでいた。シリアの物価から考えると破格の値段のように思える。



 アレッポに3泊した後、水車で有名な Hama (ハマ)に向かった。

※地図はこちら


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