Go straight till the end!!

世界一周の旅の思い出を綴っています。
ブログタイトルは、出発前に旅日記の表紙に書いた言葉です。

(196)パリ(フランス)~カレー~ドーヴァー(イギリス)~ロンドン

2012-07-12 23:43:20 | イギリス
 Paris (パリ)の街に5泊した後、London (ロンドン)(イギリス)に向けて出発した。

 パリの街は、今まで巡ってきたヨーロッパの街の中で最も刺激的な街の一つだった。
 その為、ここを去るのはかなり後ろ髪を引かれる思いだった。
 しかし、先に進まなければならない。旅の資金が残り少なくなってきていたからだ。



 まず、早朝に列車でパリから Calais (カレー)まで移動。午前中のうちにフェリーでドーヴァー海峡を渡り、対岸の Dover (ドーヴァー)(イギリス)へ(ドーヴァーまでは約35km)。

 実は、イギリスの入国審査前までかなり緊張していた。今まで何度かイギリスに入国拒否された日本人旅行者の話を聞いていたからだ(その為、この日は髭も剃り、身なりをきちんとして入国審査に臨んでいる)。

 ラッキーなことに、この時の入国審査官は若く美しい女性だった。
 強面(こわもて)の男性に不器用に微笑みかけるよりは、スマイルを浮かべやすい。

 「随分といろいろな国を旅していますね」と質問なのか感想なのか分からない言葉を投げかけられたが、「旅が好きなんです」と無難な答えを述べた。
 この後、拍子抜けするほど簡単に入国審査は終了した(ロンドン五輪の期間はもっと審査が厳しくなるかもしれない)。



 ドーヴァーから列車に乗りロンドンへ。
 車中、10歳前後の子供達が話しかけてきた。お願いがあるらしい。
 どうやら彼らの名前を漢字に変換して欲しいようだ。なるべく良い意味の漢字を使って名前を考えてあげると、とても喜んでいた。

 この日旅日記にこう書いている。

 「子供は差別をしない。そういう価値観(差別)を植え付けるのは大人達だ。」

 ヨーロッパ滞在中、人種差別的な態度を何度か受けたことがあったので、この一文を書き記したのかもしれない。

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