北米トヨタの社長がセクハラで訴えられた。総額1億9000万ドルの損害賠償を求め、訴えを起こしたとのこと。これがいわゆる法律に守られたアメリカ社会の姿である。セクハラがあったかどうかはわからないが、アメリカの弁護士が相手の懐具合を見て取れるだけ取ろうということだろう。損害賠償額に応じて報酬が得られるアメリカでは訴え得であり、セクハラを受けた人の人格とか立場は関係なく、少しでもお金を取ろうとするに違いない。かわいそうなのはまじめに働いている社員達だ。いくらトヨタが儲かっているからといっても、日本円で200億円以上の損害賠償金を払うくらいなら、少しでも会社のために勤勉に働いている社員の給料を増やすべきだろう。こんなことで途方もないお金を払うことになったとしたら、経営者達は全員頭を丸めても全社員に謝罪すべきだ。それほど経営者というものは責任が重いものなのだから。この結末は見ものだね。