母体が高齢になるほど多い妊娠合併症はどれ・・・有田町2016.11.1

今回のテーマは、母体が高齢になるほど多い妊娠合併症はどれ？ です。

次の設問を受けました。

★ 母体が高齢になるほど多い妊娠合併症はどれですか？

1. 妊娠高血圧症候群
2. 先天性心疾患
3. 膠原病
4. 子宮筋腫
5. 副腎皮質過形成

a (1),(2)   b(1),(3)   c(1),(4)   d(2),(4)   e(4),(5) から選びなさい。

ひとつづつ、整理していきます。

１．妊娠高血圧症候群　これは、正解です。

妊娠20週以降、分娩後12週までの間に血圧の上昇、もしくは高血圧に蛋白尿を伴う等の症状がみられる場合を総じて「妊娠高血圧症候群」と言います。

35歳以上で出産する場合、この妊娠高血圧症候群の発症率が大きく上がります。
40歳以上であればさらに発症率は上がる為、高齢出産の場合は必ずといって良いほどこの妊娠高血圧症候群の検査を妊娠中に行います。

胎児への影響を述べますと、重症の場合、子宮や胎盤で血液の流れが悪くなり、胎児への酸素・栄養の供給が悪くなります。

胎児発育不全、低出生体重児、胎児の脳への低酸素症 の懸念があり、出産させることができると判断すれば、帝王切開が検討されます。

帝王切開は 19.2％ ≒ ５人に 1人 と実に高い 割合いで おこなわれています。(2011年厚生労働省データ)

２．先天性心疾患　これは、当てはまりません。　間違いです。

先天性心疾患は、赤ちゃんの心臓が形成される段階でなんらかの障害を受けるために起こります。その原因は赤ちゃんの染色体異常や母親の妊娠中の感染症、喫煙、飲酒、使用した薬物の影響なども考えられているのですが、大半は不明です。一般には、さまざまな要因が絡み合って心臓の発達に異常が起こるとされています。

３．膠原病　これも、当てはまりません。　間違いです。

膠原病(こうげんびょう)とは、全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称で、原因不明の発熱や湿疹、関節の痛みなどの症状が共通してみられます。女性に多く見られる病気で、比較的若い女性の不明熱(原因不明の発熱)として発見されることが多いです。

膠原病の発病には色々な環境因子と呼ばれるものが重要です。具体的には、風邪ひきなどのウイルス感染症が引き金となって発病したり、夏の海水浴や冬のスキーなど紫外線の影響を受けて発病するこも多いようです。食事内容やアルコール、たばこなどは直接発病には関係ないと考えられています。

４．子宮筋腫　これは、当てはまります。　正解です。

　　　

初潮前の女児には発現しない、また、閉経後には小さくなることから、エストロゲンという女性ホルモンが原因に関わっているのではと考えられています。

すなわち、妊娠によって成長が高まります。　子宮筋腫は妊娠検診などで分かることが多いです。ですが必ずしも出産の妨げになると決まっているわけではありません。深刻な状況をもたらすと決まっているわけでもありません。

しかし、妊娠週数が進むにつれ筋腫も大きくなり、子宮口をふさぐおそれがありますので、経過観察されながら、授かった赤ちゃんの成長を診ながらの出産となるでしょう。　多くの場合、帝王出産となる場合が多いです。

５．副腎皮質過形成　これは、当てはまりません。　間違いです。

・副腎皮質ホルモンを作るために必要な酵素が低下しており、その結果、副腎皮質ホルモンが不足する病気です。

・早期の診断と治療を目的に、全ての出生児を対象として、スクリーニング検査を行っています。 

・“精密検査が必要＝病気” ではありません。まずはきちんと調べて、本当ならすぐに治療を始めることで、赤ちゃんを守ってあげることができます。 

・治療の中心は、内服薬による副腎皮質ホルモンの補充です。 　適切に治療することで、他の赤ちゃんと同様に元気に育っていくことができます。

 

今回は、ここまでにします。

女性ホルモンが乱れると起りやすいのが、月経不順 や 無月経 です。月経不順や無月経が続くときは、ホルモン分泌の調子が悪くなっている可能性が高いというわけです。

また、ホルモンがスムーズに分泌されないと、自律神経のバランスが乱れて、カラダ中に影響が出ることがあります。

たとえば、卵巣の働きが落ちてきて女性ホルモンの分泌量が減ると、視床下部は昼も夜もフル回転してホルモンを分泌させようとします。

そうなるとカラダはパニック状態になり、自律神経まで乱れてきて、頭痛 や めまい、のぼせ や 冷え、イライラ などの トラブルも。

これは間脳にある視床下部が、自律神経の中枢もかねているからです。

脳が ストレス を感じると、ホルモン分泌が乱れてカラダの調子も悪くなります。

反対に、好きな音楽 を聞くなど 心地よい刺激 を受けていると、ホルモン状態 が整って、カラダも元気になります。

これは医学的にもちゃんと証明されていること。

規則正しく、ストレスをためない生活を心がけることが、ホルモンを ベストな 状態に保っていくのに大切なことなのです。

同じような役目が 鍼灸に よってもたらせます。　あなたの身体を整えて健康に。

気の変化、変動を鍼灸により、複雑な状況の中、カップルで 自然に妊娠されるまで、鍼灸を使っての 心、精神的、身体的に 気血の巡りを良くするお手伝いをさせていただき、穏やかな状態で 妊娠され、出産までお手伝いしたいと考えています。

治療院の場所は、コメリ有田店さんの西隣りですので来院時の目印になります。

来院される前に、０９５５-４２-２６５５ へ

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2016年 6月から 日本不妊カウンセリング学会 カウンセラー養成講座を 受け始めました。

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現在、不妊カウンセラー認定取得に向け、勉強をしています。