今回のテーマは、子宮外妊娠について正しいのはどれですか? です。
こんな 設問です。 以下の中から正しいのを選びなさい。
- 子宮外妊娠の既往がある方が子宮外妊娠になり易い。
- クラミジア感染が治癒していれば起こらない。
- 半数以上で妊娠反応は陰性である。
- 診断のために子宮内容除去術を行うことがある。
- 体外受精・胚移植での発生頻度は 1/300 以下である。
a (1),(2) b(1),(3) c(1),(4) d(2),(4) e(4),(5)
それでは、整理していきます。
1.子宮外妊娠の既往がある方が子宮外妊娠になり易い。 ですが、これは 正解です。
子宮外妊娠は繰り返すことがあります。 過去に子宮外妊娠を経験したことのある方は、そうでない方に比べ 1割程、子宮外妊娠になる可能性が高いです。
これまでに卵管やその周辺で手術を受けた経験のある方は、手術の傷跡が原因で受精卵の移動が妨げられていて、その結果子宮外妊娠を起こす事例があります。
又、性器クラミジアなどの性感染症や骨盤内感染症にかかったことのある方は、卵管が細くなることが原因で子宮外妊娠を引き起こしやすいです。虫垂炎・子宮内膜症・腹膜炎なども、子宮外妊娠を引き起こしやすいと言われる病気です。
2.クラミジア感染が治癒していれば起こらない。 ですが、これは 間違いです。
先に書きましたが、治癒してもその為の炎症が原因で卵管が細くなって、受精卵の移動障害が起こり易いです。
3.半数以上で妊娠反応は陰性である。 これも 間違いです。
子宮外妊娠は異常妊娠であるということに気づきにくいのが大きな特徴です。
異常妊娠とはいえ、子宮外妊娠も妊娠には変わりありません。そのため、妊娠検査薬では陽性反応が出ますし、妊娠の兆候としてつわりが始まる方もいます。一般的な妊娠初期症状と何ら変わりがないために、産婦人科医の指摘を受けるまで気づかない方がほとんどです。
妊娠5週、すなわち生理予定日を1週間過ぎたころになると、正常妊娠の場合は子宮内に胎嚢が確認されるようになります。
妊娠検査薬で陽性反応が出たら早い段階で産婦人科を受診するのがおすすめです。子宮外妊娠だけでなく、その他の健康管理にもつながります。
子宮外妊娠の場合、痛みに差があるものの 腹痛が大きなサイン になります。激痛を訴える方の場合は、既に症状が進んでいることが懸念されますが、軽度の腹痛という方もいます。
月経予定日頃の腹痛は生理痛と勘違いされることもありますし、妊娠初期症状としても軽度の腹痛・腰痛を感じる例も多いことから、子宮外妊娠を疑う妊婦さんはまずいないでしょう。それがまた子宮外妊娠のこわいところでもあるのです。
4.診断のために子宮内容除去術を行うことがある。 これは、正解です。
妊娠5週、すなわち生理予定日を1週間過ぎたころになると 超音波診断装置 で 胎嚢の確認がなされます。 その時期を過ぎても胎嚢が子宮に確認されない場合は子宮外妊娠が疑われます。
子宮内容除去術により子宮内に絨毛組織検査、この検査に至る前、まずは、内診、腹部の触診、超音波診断、ヒト絨毛性ゴナドトロピン値測定(尿検査) などをおこないます。しかし、診断がつかない場合に行なわれるのが、子宮内容除去術です。
正常妊娠が否定されていることが条件ですが、子宮内容除去術により子宮内に絨毛組織を認めれば子宮外妊娠は否定できる。子宮内容が脱落膜のみの場合、確定診断のため腹腔鏡が用いられることもあります。
5.体外受精・胚移植での発生頻度は 1/300 以下である。 これも 間違いです。
体外受精時の子宮外妊娠率は 1~5% と、通常の妊娠時の子宮外妊娠率と比べても高い確率です。
培養した胚は 慎重に子宮内膜に置かれるので、そのまま着床してくれればいのですが、胚はわざわざ卵管に移動してまで子宮外妊娠をすることがあります。
又、体外受精後、胚移植の際に子宮の奥の方に受精卵が戻されますが、その場所が子宮口近くにずれてしまうと頸管妊娠となることがあります。頚管妊娠も 子宮外妊娠です。
微妙な設問でした。
今回の 子宮外妊娠、残念ながら 医療技術が進歩したとはいえ、子宮外妊娠で受精卵を保護し、育てるというのは現代でも不可能と考えてよいでしょう。受精卵は着床すると、母体と胎児をつなぐ胎盤の形成をはじめます。しかし、卵管や卵巣に着床した場合はこの胎盤形成がうまくいかないため、結果として流産というかたちになってしまいます。
女性ホルモンが乱れると起りやすいのが、月経不順 や 無月経 です。月経不順や無月経が続くときは、ホルモン分泌の調子が悪くなっている可能性が高いというわけです。
また、ホルモンがスムーズに分泌されないと、自律神経のバランスが乱れて、カラダ中に影響が出ることがあります。
たとえば、卵巣の働きが落ちてきて女性ホルモンの分泌量が減ると、視床下部は昼も夜もフル回転してホルモンを分泌させようとします。
そうなるとカラダはパニック状態になり、自律神経まで乱れてきて、頭痛 や めまい、のぼせ や 冷え、イライラ などの トラブルも。
これは間脳にある視床下部が、自律神経の中枢もかねているからです。
脳が ストレス を感じると、ホルモン分泌が乱れてカラダの調子も悪くなります。
反対に、好きな音楽 を聞くなど 心地よい刺激 を受けていると、ホルモン状態 が整って、カラダも元気になります。
これは医学的にもちゃんと証明されていること。
規則正しく、ストレスをためない生活を心がけることが、ホルモンを ベストな 状態に保っていくのに大切なことなのです。
同じような役目が 鍼灸に よってもたらせます。 あなたの身体を整えて健康に。
気の変化、変動を鍼灸により、複雑な状況の中、カップルで 自然に妊娠されるまで、鍼灸を使っての 心、精神的、身体的に 気血の巡りを良くするお手伝いをさせていただき、穏やかな状態で 妊娠され、出産までお手伝いしたいと考えています。
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