鍼灸師へ向けた専門学校での学習も約1年が終了、学期末テストを先日無事クリアーできました。20~30代の若者諸君に交じって学ぶ東洋医学、海馬の記憶細胞も怒まぐれているんではないでしょうか。単語、部位呼称、位置、生理学、ホルモンの分泌、解剖学、筋肉名、血管名、陰陽、虚実、病証、鍼実技、灸実技・・・、覚えようと努力しては、すぐ忘れ、又覚え、忘れ・・、これでもかと鞭打って期末テストを受験しました。国家試験合格率100%の実態がこの努力の積み重ねだったのです。進級試験と言うはしごが多くあり、このはしごを登りつめて最終的な国家試験への受験挑戦権を学校から勝ち取った方だけが受験できる仕組みが専門学校にはあるんです。いや~、厳しく、険しい崖登りです。若者諸君達の記憶力は素晴らしい、どんどんと新しい学問を覚え、記憶できる新しいファイルが頭の中にまだまだあるんでしょう。僕のファイルはリフレッシュさせながら、使い古しのファイルにハタキを掛けながら腐食しかかった端子は消毒殺菌しながら機能復帰させ、何とかかんとか進級できることになりました。教えていただいている先生たちがリードするザイルが命綱、ハーネスに絡めたシュリンゲにたるみを持たせないようにしながら、這い登って行く体験は登山にも似た恐怖と達成感を味わっています。 . . . 本文を読む