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神経伝達速度について

2014-06-25 23:03:49 | 日記
 神経には大きく分けて有髄神経と無髄神経というものがある。
 有髄神経というのは神経線維の周りに絶縁性の髄鞘が断続的についている神経であり、脊椎動物しか有して居ない。その神経では信号が跳躍伝導という伝わりかたをすることによって筋を動かす神経では毎秒100m/s程度の速度伝わっている。無髄神経の信号伝達速度は0.5m/s程度であるため、その差はおよそ200倍ある。
 しかし、有髄神経伝達の速度でもやはりタイムラグというものは生じてしまう。人の視覚の情報が伝わる速度は40m/s程度であるため、網膜から脳までの距離を15cm程度とすると、目で見たものが脳に届くまでに4msほどかかり、その情報が脳で処理されるのに120ms以上かかり、100m/sの伝達速度をもつ運動神経に指示が出て50cm離れた手が動くまでに5ms必要であることがわかっておりトータルで150~200msほどかかるようだ。これがどのくらいの速度であるかと言えば秒速5mで動く物体が突然現れた時、1m以上動いた後でなければ何らかのアクションをどんなに訓練しても人間は起こせない。そのため、不意打ちというのは戦争での戦闘では非常に恐れられている。
 サッカーや剣道、野球などのスポーツではこのところをどうカバーしたり利用したりするかが勝負の決め手になってくるわけだが、あまり注目している事を聞いたことは無い。動き始めてからコースを予測して反応を返す200msの間に異なった方向へ動くことを予定して動く練習をしておくとかなり優秀になれそうだが経験則でいつの間にかやっているので言及されないのかもしれない。体育で学習するようになってほしいと私は思っている。


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