もんじろうのページ

釣りと旅行が好きな個人投資家「もんじろう」が不定期に更新するBLOG。

大洗沖海戦

2006-04-30 21:19:51 | Angling
最近の好調を維持するべく、全く情報の無い大洗沖堤防に遠征した。ここは昨年の3月21日に、生まれて初めて46.5cm、1.1kgのマコ鰈を釣り上げた縁起の良い場所だ。戻り鰈の本番を迎え、潮周りも良く混雑が予想されたので、30分前に現場到着。あれれ普段の賑わいがない。早速釣り人から情報収集すると、何といつもの場所には網が入っているらしい。とほほ既に勝負有りか。この情報を裏付けるが如く、中潮の日曜日という好条件にも関わらず、一番船にはたった6人しか乗らなかった。しかも、生簀前で降りたのは私だけ。これは相当釣れないのか…。そんな不安が頭の中を巡った。
5時43分釣り開始。生簀前は貸切状態。天祐を信じていざ勝負。潮は南から北に流れていた。いつも通り足元、生簀前、生簀脇と分散投入し魚信を待つ。朝一は最も釣果の期待される時間なので、警戒を厳にしつつ餌を奮発して付けた。7時頃に海星を釣り上げて仕掛けが傷んだため補修していると、微かに南の方で鈴の音がした。少々巻いてみると…。Alarmソナーに反応アリ」生態反応が有ったため「攻撃開始!」鈴を外して大きく竿をしゃくると、鰈独特の縦引きが…。気色エエ。竿先に重みが伝わる。こいつはなかなかの型だ。最も安価で柔らかい竿が弧を描く。リールがいつもとは違うキシミにも似た音を発している。生簀の係留ロープに引っ掛けないため、最初の20mは一気に巻き上げた。リールが一回転するたびに強烈な縦引き。竿に不安があるため生簀近くを過ぎると慎重に取りこんだ。ゆっくりとポンピングしていると、3号の黄色い道糸から赤色の力糸に変わった。その瞬間奴は姿を現した。先日釣り上げた48cmオーバーよりは小さいが、40cmクラスの鰈だった。堤防から海面まで6m弱あり、抜き上げることは不可能だった。今日は周囲に援軍は無い。竿を3本潜ってたも網を用意。こんな事なら手前に配備しておけば良かった…。左手に4.2mの投げ竿+大型スピニングリール、右手に6.2mのたも網。重い。鰈は下に潜り込もうとして執拗な抵抗を繰り返す。これでは取り込めない。そこで糸を張ったまま太腿に竿を乗せ、右手の網で鰈をすくった。ついに奴は我が軍門に下った!!「我、作戦ニ成功セリ!!」伸びきった網の柄を慎重に縮めて捕獲。奴の長さは40.5cm重さ840gだった。昨年同様に青イソメにヒットした。今日はこれで終わらなかった。8時10分頃、最も硬い並継ぎ竿の鈴が鳴る。レーダーに反応アリこちらは先程釣り上げた鰈程大きくはないが、それなりの手応え。慎重に取り込むと、長さ36.5cm重さ700gのマコ鰈だった。こいつも青イソメにヒットした。1日に35cmオーバーの鰈を2匹釣ったのは初めてだったので、満足できる結果だった。帰宅後は2匹とも刺身&あら煮にしたのだが、刺身と缶ビール一本でお腹一杯になった。あら煮は明日のお楽しみだ。