物量作戦に敗れる

3月1日、前回釣りに誘ってくれた友達を誘って鳴門は堂ノ浦に鰈を釣りに行った。仕掛、道具、食料他、準備万端で床に就いたのだが、前回遅刻しているため、それだけは避けようと思うと…なかなか寝付けない。結局一睡も出来ずに釣りに出かけることになった。
この時季に鰈を狙うには、大虫が必需品。前回の反省をふまえて友達の勧めで釣具のポイントに立ち寄る。私は前日友達に「営業してない可能性大だよ」とメールした。返事が無かったので営業時間を知っているのだと思ったら、友達も知らなかった。おいおい。しっかりしてくれよ。仕方なく鳴門の釣具屋数件に寄ったが、いずれも取り扱っていなかった。。冬場は大虫が鰈釣りの必需品なのに、なんてこった。仕方なく朝鮮ゴカイ、日本ゴカイ、撒き餌を買ってしのぐことにした。筏に到着して釣り座を決定し直ぐに釣り開始。我々はお酒で釣り場を清めた。安全と、30cm超級の鰈を祈願してのことだ。どんな結果になるのかな。いきなり驚かされたのは、友達の竿数。私も5本出したのだが、友達は長短混成の8本。例えるなら、私の近距離精密爆撃に対し、長距離無差別爆撃機にクラスター爆弾を搭載しているという感じ。えげつない。でもこの貪欲さが、今回は結果に繋がったのだった。第1投で足元を狙っていた友達がアイナメ、鰈を続けて釣上げた。その後11時過ぎまでは友達だけに鰈がかかり、私は海星だけ。日本ゴカイが良かったのか。見かねた友達が釣り座の一部交換を申し出てくれた。このまま終わるのかと諦めかけた時、船頭さんから「潮が流れ始めたら釣れ出すから、撒き餌を切らさず入れなあかんよ」とアドバイス。徹底して同じポイントに餌を打ち込んだ。11時20分レーダーに反応アリ巻き上げると25cmのマコ鰈だった。自分の作ったポイントで釣った魚だけに、喜びも大きかった。風も強くなり、帰り時間を気にし始めた12時10分、誘いを入れるとレーダーに反応アリメチャ慎重に魚信を待ち、3分後に竿が動いた瞬間に合わせを入れた。今度は27cmのマコ鰈だった。こちらも朝から作ったポイントで釣った。もっと早い時間に撒き餌効果が現れれば、違う結果になっていたのではないかと今でも信じている。また、大虫が無い状況で私が2匹、友人は5匹の鰈を釣り、30cm超を釣る事ができなかった事を除けばエエ感じ。またチャンスがあれば是非行きたい釣り場だ。今度は大虫を入手してから釣りに行きたいなぁ。