子供の頃、
おばあちゃんが、
俺に
「点滅しない光は、蛇の目だからね。蛍じゃないからね。」と注意をしてくれた。
今思うと、
眉唾だが、
あの言葉は何を比喩してたのか…
皆目見当がつかない。
おばあちゃんの言葉をもうひとつ。
「今日は、おんくんさんをあげるよ。」
と俺を呼び寄せ、お菓子をくれたことが何度もあった。
おんくんさん→「お供物さん(おくもつさん)」が変化したものじゃないのかなあ…。
家の裏の小川で
生きていた鶏の首をはねて、
しめていたのも、おばあちゃん。
正月に食う餅を、十数臼、
ひとりで搗きまくっていたのも、おばあちゃん。
田んぼのあぜ道に枝豆を植えまくっていたのもおばあちゃんだったし
ほんと
すうぱあ おばあちゃんだったのだ。