Broken Flowers …はうはう河馬の脂肪遊戯

いらっしゃいませ。お独りさまで?どうぞお好きな席に。戯れ言、繰り言、かあるくかるく。

2021-03-13(土)…ケセラセラ…とりあえず唱えてみる。

2021年03月13日 | 2021

お袋から3回電話があった。

1回目は
「思い出した。私がおかしくなったのは、介護の葉書が来て…云々…」
「大丈夫だよ。気にすることはないよ。それは前に話したじゃん」
「(何を言ってるのか聞き取れなかった)…(泣き出す)…」

(1時間後)2回目
「○○さんが、私が玄関を閉めちゃってるから、心配して何度もチャイムを鳴らすし
ドアを開けようとしてるけど、私がおかしくなっているから、出られない」
「俺がいるから大丈夫だよ。玄関の鍵は開けておいても大丈夫だよ」
「切るね。少し寝る」

(2時間後)3回目
「掃除をした。玄関は開けといていいんだよね?」
「大丈夫だよ。○○さんが来たら、お茶を出して話をすればいいよ」
「私がおかしくなった話もしなきゃならなくなるけど、いいの?」
「大丈夫だよ。雨戸を開けて玄関も鍵を開けといて」
「今から寝るね」

俺が帰宅
「介護の葉書が来て、私がしっかり読まなかったから…」
何か滞納があると勘違いしているのか?
「あの通知は、年金から天引きで保険料を引くよという通知だから大丈夫だよ」
お袋は合点がいかない様子。
「あああ、私が通知がきてもほっといたからいけなかったんだ」
「大丈夫だよ。天引きの通知だから、ほっといても勝手に天引きになってる」
こんなやりとりを数回繰り返す。
突然、合点がいった様子になって
「なんで、あんた、私にそのことを教えてくれなかったの?恥ずかしい」
「前から話してるよ」
「今、初めて聞いた。○○さんに相談しようと思ってたんだけど、言わなくてもいいよね」
「どっちでもいいよ。」
「滞納になってたら、俺のところに取りにくるから。俺が払うから大丈夫」
「恥ずかしい。恥ずかしい。なんで私にそのことを教えてくれなかったの」
これを数回繰り返す。

疲れた…。
お袋はたぶん良くなることはないんだろうなあ。
俺はこれから何をどうしたらいいんだろう。

母親が寝るときに
「明日は早く起きなくていいからね」
「俺がいるから大丈夫だよ」
「仕事やめたの?仕事はやめないで」(突然、焦ってる様子になる)
「仕事やめたら、私は死ぬからね」(手を合わせて俺を拝む)
「おやすみね」

俺の精神状態、切羽詰まってきてるのが自分でわかる。
日記を遡って読んでみた。
2月24日くらいから、母親のボケ?は突然始まったようだ。
まだ、脳外科の先生には母親は認知症だとはっきり言われてはいない。
飲んでいる薬に原因があるのかもとは言われたが。。。

CT?MRI?、2回撮影したけれど、顕著な病変は認められない。
でも、病名は何であれ、呆けているのは明らかで、
それに俺はふりまわされている。


8060問題。
ニュースでは聞いていたけれど、突然、我が身に降りかかってきた。
突然というのは、観念的にはわかっていたけれど、まさかね。

甲斐性がないから金もない。
施設に入れられるわけもない。
仕事をやめて、俺の微々たる蓄えと母親の年金で暮らしていかざるを得ない時がくるのかなあ…。
こういう時が来るのは、予想はしていたけれど。

ため息。

ケセラセラ…とりあえず唱えてみる。