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9.11 明日のある世界

2015-09-12 01:31:31 | コンサート 公演 展覧会 フィギュア


紀尾井シンフォニエッタ東京
第101回定演

指揮者 タカーチ ナジ
ヴァイオリン アントン バラホフスキー

ベートーベン「シュテファン王」序曲

チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35

メンデルスゾーン 「宗教改革」

この豪華な演目。

久しぶりの青空、ギターの練習の後、TVで台風の爪痕、明らかになる被害の大きさに言葉を失い複雑な気持ちで紀尾井ホールへ。

四ツ谷駅麹町口出口よりテクテク7分。
上智大生の流れに逆らいながら桜並木の横を歩く。
途中で発見。





内装が綺麗になったところで、シャンデリアなどもピカピカ。
美しいホールだ。
ウエルカムシャンパンを頂き二階の特等席?へ。








音響は噂通り素晴らしかった。

オーケストラは生物だとまたまた実感。
演奏者だけが創り上げるものではないのだなぁ。
誰もがソリストでバリバリ活躍していそうな奏者の集まりなのに仲が良さそう。
音楽で、楽器で対話している。ノリが良くて息も合ってて聴きやすい。
そして、何より、タカーチ ナジの指揮が痛快。
長い手足がチョコチョコバーン!ピシパシドカーン!
ツンタツンタトトトトトパシュッ!シュビッ!

鳴り止まぬ拍手、アンコール曲は、ペルト作曲の「フラトレス」
「フラトレス」とは「博愛」という意味であると、指揮者が日本語で説明。 また、今夜はペルトの80歳の誕生日とのこと。

あ、今日は9.11だ。

台風で忘れていた。

「宗教改革」
冒頭2分位で流れる「ドレスデン アーメン」ヴァイオリンの美しかったこと。見える人には天使が見えたかも。
厳かな祈りと生命の喜びに満ちたメンデルスゾーンの後、その余韻を壊さぬ鎮魂の名曲となった。

今宵のアンコール曲



金曜日の夜の新宿はごった返しだ。
早足で、とにかく早足で、残席二枚と表示が出ている特急券をギリギリ購入して帰宅した。

明日のある世界。





コメント (2)
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