ハルナツアキフユ 

転移性悪性黒色腫(メラノーマ)と診断された夫のことや
巡る季節の中で思うことを綴っていきます。

メラノーマのステージ

2013年06月08日 | 悪性黒色腫(メラノーマ)


今日は隣市の石心会病院開催の講座
「大切な人が治らないがんといわれた時」に行ってきました。
200人定員に240人が来ていて
緩和ケアへの関心の高さが伺われました。

別に今のうちの状況がそうだからではなく
仕事上、ターミナルの利用者さんの家族から
「緩和ケア病棟のある病院はどこか。」
「在宅で看取りたいがどうすればいいのか。」
などと相談を受けることが多いからです。

でも、石心会病院はうちからも近く
夫もよくかかっている病院なので
今後のことを考えるとき
心強い存在だなと思いました。

今通っている日高の国際医療センターでの
医師の心強いサポートは
夫や私の心の支えになっています。
ほんとにありがたいことです。


夫のメラノーマについて言えば・・・
そもそも、ステージ1の皮膚のメラノーマがどれだけ前に(何十年前かも)に出現して
知らないうちに消退していたのかもわからないので
突然、「肺にあった結節は転移したメラノーマでした。」と言われても
ステージ1から3をすっ飛ばしてリンパ節にも転移せずに
一挙に肺と脳への転移で「ステージ4」というのはどうにもピンと来ないです。

もし健診で肺の結節が見落とされていたらきっとあと何年もわからなかったかも?
あるいは頭頂葉の腫瘍が悪さして、感覚がおかしくなって初めて受診してまずは脳腫瘍と診断されたかも?
などと、What if? を並べてみても意味はないのですが
健康を自負する夫がある日突然「がん患者」になったことに
まだどこかに受け入れがたい気持ちがあるからなのでしょう。

しかし、とにもかくにも
転移巣は2つ。肺と脳に1つずつ。
肺は切除したのであとは脳の1つ。

通常のステップを踏んでこなかったメラノーマだから
きっときまぐれで、脳を最後にもう2度と現れないと
強く信じています。

どうかサイバーナイフが退治してくれますように・・・。