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HARIKYU'S CAMERA CLUB 「BLOG 」

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凪のあすから 第6話 「 巴日のむこう 」

2013年11月09日 | 凪のあすから 

凪のあすから 第6話 「 巴日のむこう 」


 

 「 凪のあすから 」 も今回で第6話ですが 、 演出過剰な諄々( くどくど )感が鼻についた前回に比べると 、随分と爽やかな回のような印象を受けましたね 。
やっぱり海の子達が主人公だったのと 、 「 巴日 」 という大自然の芸術のおかげなんでしょうか 。

<silver>~ プールの授業で女子のスクール水着姿に一喜一憂する男子生徒たち 。
まだ地上の学校に慣れていないまなかたちも 、どうにかクラスメイトたちと仲良くやれるようになってきた 。
「 今日はタイム測るぞ 」 という先生のひと言に生徒たちから不満の声があがる中 、光は紡にライバル心を燃やす 。
しかし海とは違う感覚 、また紡が予想以上に速かったことに動揺した光は 、焦って足先を飛び込み台の壁にぶつけて
爪を剥がしてしまう 。
光の動きが突然乱れたことに気がついたまなかは 、水中を漂う一筋の血を見た瞬間 、プールに飛び込んでいた 。 ~</silver>






 さて 、プール授業という設定からお話が入った訳ですが 、「 ちさき 」 は男子連中から人気があるようですね 。

ところで 、女子がスモックのようなものを羽織ってますが 、最近の中学生はこんな習慣があるんでしょうか 。
私は中学も高校もプールがない学校に行ってたんで 、こういうシチュエーションは見たことがないんですよ 。
小学生の時は4年生くらいまでは男女が同じ教室で着替えていたような記憶がありますね 。
アホな男子がフリチンで歩くと 、女子達がキャーキャー言って騒いでいたような覚えがありますよ 。









 案の定 「 光 」 が 「 紡 」 を挑発してのクロール対決となりましたけど 、どうも水中と違って勝手が掴めないようです。
しかも 「 まなか 」 を意識し過ぎての 「 わき見遊泳 」 でスタート台に衝突 。






 咄嗟に飛び込む 「 まなか 」 でしたが 、それを呆然と見る 「 ちさき 」 の姿が 。 
「 光 」 は爪を負傷してしまって 、「 まなか 」 が 保健室に連れていく事になったのだけど 、「 ちさき 」 は次に泳ぐと言って 一緒に行こうとはせず ・・・・・ 。




 「 紡 」 に負けてしまった情けなさ 、そして 「 光 」 が 「 まなか 」 を女として意識する象徴的なアングルのように思えます 。  





 さて 、陸の女の子から好かれちゃった 「 要 」 みたいですが 、小学生2人も取り込んでのお女子様の作り直させ工作とは なかなかジゴロなのです 。 笑




 何とか海人と陸人のわだかまりも クラスの中では解けてきたみたいで 。
「 美海 」 はもしかしたら兄になるかもしれない 「 光 」 を意識してるんでしょうかね 。




 しかし相変わらず 「 ちさき 」 は 郵便局に用があると言って 「 光 」 と 「 まなか 」 を避けるように退室 。




 「 ちさき 」 は 「 まなか 」 が 、ちさき と 光 を無理にセッティングさせることは余計なお節介だと言わんばかりの修羅場になっちゃいました 。




 「 ちさき 」 は あの時咄嗟に行動を起こせなかった自分を悔いているのか 、あるいは 「 まなか 」 を恨んでいるのか 、複雑な心境のようで 。




 「 紡 」 の悩み相談室 。




 どうやら 「 まなか 」 は子供の頃グズグズしてて 巴日 を見損なったらしい 。
「 ちさき 」 の 「 自分がイイと思ったものを自分がイイと思った連中と一緒に見たい 。 」 という願いが果たされなかったので 、「 まなか 」 に対して激怒しちゃったみたいです 。






 そんな 「 まなか 」 が記憶に耽っていると 突然そこに 「 巴日 」 が現れましたね 。






 「 ずっと一緒がいい 。」 とこのまま変わらない事を望む 「 ちさき 」 ですが 、自分たちの関係が徐々に変わってきてしまっている事や大人になることへの恐れを感じているのかも知れません 。




 でも取り敢えずは 「 巴日 」 が修復してくれた「 ちさき 」 と 「 まなか 」 の仲といったでしょうか 。
それにしてもの P . A .WORKS 面目躍如といった感じの美しい巴日描写でした 。

 「 ちさき 」 も微妙なお年頃 、4人の中ではいちばん精神年齢も高そうだし 、この先 「 ちさき 」 絡みのトラブルがまだまだ勃発しそうですね。




 今回は台詞がかなりアッサリしていてかつ観念的だったのですが 、脚本が別の方(横手美智子さん)だったのか 。
なるほど納得 。




 で 、次回はまた 「 あかり 」 絡みのドロドロ岡田脚本なのかな 。
はなはだ不安 。(^_^;)



凪のあすから 第5話 「 あのねウミウシ 」

2013年11月01日 | 凪のあすから 

凪のあすから 第5話 「 あのねウミウシ 」



 

 「 あかり 」 と 「 みうな 」 の和解 & 決着回 となった今週の 「 凪のあすから 」 でしたが 、今回は岡田シナリオの悪癖がモロに火を噴いてしまった感じで 、余りに感動させようと言うクサい演出が鼻に付いて 、シラケてしまいましたね ~ 。




 すでに何度か書いてますが 、この岡田麿里さんという方 昭和のテレビドラマの中からハサミと糊を使って巧妙に「 盗作 」 するのが上手い人ですが 、




 「 とっとと 、みうなの母ちゃんの代わりになれ ! 」 とか 、




 「 みんなで幸せになる事を諦めたくないよ 。」 とか 、





 「 私はずっとみうなの傍にいる ! みよりさんと一緒にずっといる !」 とか 、 
ここは声優さんの泣き声も下手でしたけど 、どうも何だかねぇ ・・・・・ 。

どれもが昭和のテレビドラマの中で見てきたような演出ばかりで どこがどの作品の引用だとかは指摘できないんですが 、すべてに既視感があって 、まるきり感動できないんですよ 。

昭和のテレビを知らない平成の若者はだませても 、昭和テレビっ子の私はだませないぞ ! という感じなんですが 、この人いつまでこんな盗作台本を書き続けるんでしょうね 。
元々才能のない人だとは感じてましたが 、こんな事ばっかり繰り返していると若い人からも 「 また岡田シナリオか・・・・・ 。」と飽きられて 自分で自分の首を絞める結果になるとは思うんですがねぇ 。


<silver>~ うろこ様と灯に 、至への想い 、そして自分の気持ちを打ち明けたあかりは少し笑顔を取り戻していた 。
そんな姉を見てホッとした光は学校へと向かう。いつもの通学路 、ひとり遅れたちさきは浮かない顔でウミウシを眺め 、
まなかの言葉を思い出していた 。
「 私の気持ち 、なんとかしなくちゃ … … 」 と思っていた時 、漁の手伝いで遅れていた紡とばったり出会う 。
そして自分の心を見通されたかのように 、自分の気持ちを問いかけられたちさきは 、僅かに震えつつ想いを口にする 。
だが視線の先にはまなかが立っていた … … 。 ~<silver>












 と まぁ 、色々悪口は書きましたが その他の部分は良好で 、今回の冒頭 、「 ちさき 」 が 「 光 」 が好きだという事を「 紡 」 に打ち明けたのを 「 まなか 」 が聞いちゃっていた ・・・・・ 
という事のこの先が気になりますね 。
無垢な 「 まなか 」 が 、「 光 」 と 「 ちさき 」 を見る目も かなり意識しちゃうようになったし 、この先 、5人の少年少女たちの青春模様がどのように描かれていくのか 期待したいですね 。



凪のあすから 第4話 「 友達なんだから 」

2013年10月25日 | 凪のあすから 

 凪のあすから 第4話 「 友達なんだから 」

 
 

 「 凪のあすから 」 も早いものでもう4回目となりまして 。
で 、今回も 例によって 「 光 」 の 早トチリ暴走 の顛末がメインでしたが 、「 光 」 の姉の 「 あかり 」 と 「 あかり 」 の彼氏の 潮留 「 至 」 、そしてその連れ子の 「 美海 」 の複雑な因果関係なんかも垣間見えた回でしたね 。 


<silver>~ あかりの彼氏が 、あかりや自分に時々ちょっかいを出していた潮留美海の父 、至であることを知った光 。
その事実に動揺するも 、二人を別れさせるのに協力してと頼む美海に 、邪魔をするのは嫌いだと告げる 。



翌日 、家庭科の授業で 、普段から家事をしている光は 、鮮やかな手つきで料理を作っていく 。
楽しそうにする一同だったが 、試食時には海村の班は孤立していた 。
まなかは勇気を出して他の班に料理を勧めるが 、ぞんざいにあしらわれてしまう 。
それを見た光は思わず立ち上がろうとするが … …  。</silver>




 さて 、調理実習の時間ですが 、相変わらず 「 紡 」 に対抗心ムキ出しの 「 光 」 が可愛いですね 。
実にわかりやすい男だこと 。 (^_^) 
前回あたりから 「 光 」 この単純明快な性格が好きになってしまいましたよ 。






 そして出来上がった ちらし寿司 の試食会 。
「 まなか 」 が勇気を出して陸人男子2人にすすめるけど 、海のものは生臭いといって相手にせずで 。
なおも 「 まなか 」 がすすめると 、突き放されて 折角の ちらし寿司 が見事にお釈迦と相成り 、「 光 」 が食ってかかろうとすると 、 「 紡 」 や先生の登場で ひとまずは収まりまるものの ・・・・・ 。




 木工室に行くと お女子様が 何者かによって壊されておりましたね 。
案の定 、短絡思考の 「 光 」 は 犯人は例の2人組と決めつけての必殺ボディアタック 。




 当然の事ながら校長先生からもお説教を食らいます 。
今日はもう帰れと言われて 「 まなか 」 も協調するけど 、カッとすると向こう見ずに走るところなど 、「 光」 と 「 まなか 」 は案外似ているのかもしれませんね 。






 しかし真犯人は あの勝ち気娘の 「 さゆ 」 のようです 。
「 光 」 を気遣う 「 ちさき 」 が この事は秘密にしよう と主張しますが 、 「 紡 」 の「 光がみんなを誤解した事で 光をみんなにを誤解されたくない 。」 とはイイ台詞でしたね 。






 このあたりの海中の景色描写は実に良いですね 。
すると 、上から人間が沈んできて ・・・・・ 。





 「 あかり 」 の彼氏 「 至 」 の奥さん 「 みより 」 は既に亡くなっていて 、しかも海人だったんですね 。
「 至 」 の不倫ではなかった訳すが 、しかしこのお話 、若妻が早くに亡くなるシチュエーションが多いなぁ ・・・・・ 。




 この絵を見るとわかりますけど 、葬儀では左が親族、右が一般参列者となりますので 海村からは 「 あかり 」しか参列していないことがわかりますね 。
やはりこれが海を追放されたという事の現実なんでしょうか 。






 結局 「 あかり 」 の恋は横恋慕のようでもあります 。
しかし 、海神様は 海の人間を今地上にやってはならない と怒りの炎を上げているようで 、どうも先が怖いような気もしますね 。




 「 光 」 から卑怯なやり口は嫌いだと言われていた事を気にしていたのか 、「 美海 」 は壊したのは自分だと嘘の自白を 。
この正義感は海人の血が流れているからなんでしょうかね 。






 2人で一緒に謝ろうという 「 まなか 」 ですが 、大人になりつつある 「 まなか 」 と置いて行かれる「 光 」 の象徴的なシーンのように感じます 。







 という事で 「 光 」 はひたすら平謝りですね 。
そして 「 まなか 」 も連帯の土下座 。
2人組お返しのボディアタックでひとまずは和解と相成りましたね 。




 「 要 」 も 友情絡みの 「 さゆ 」 懐柔も成功して 、 ここでもまた和解が成立 。
取り敢えず今回の事件は2件とも解決の運びとなりまして 、まずはめでたしめでたしといったところかな。




 ところで 、早退の件といい 、土下座の件といい 、「 光 」 のために何でも一生懸命でストレートな「 まなか 」 を 「 ちさき 」 か羨んだり 嫉妬 ? したりする素振りが何箇所か見られましたね 。
「 光 」 に片想い中の 「 ちさき 」 ですが 、この先彼女がどう動いていくのかも興味深いです。  





 で 、次回は父親の再婚話 ? なのかな 。


今回もコンスタントに楽しめました 。
童話世界のなかのリアリズムが本作の持ち味ですね 。
例えて言うなら 、大自然の中で世俗的なゴシップ記事を読んでいるって感じでしょうか 。 ( 笑 )


凪のあすから 第3話 「 海のいいつたえ 」

2013年10月18日 | 凪のあすから 

凪のあすから 第3話 「 海のいいつたえ 」





 「 まなか 」 はまだまだ恋愛を知るには少し幼な過ぎるようで 。
しかしその片鱗だけは感じているのですね 。



 ・・・・・ という事で 本作 も今回で3話目 、 前回の引きだった 陸の男と付き合っている事が発覚して 、「 ウロコ様 」のところに連行されてしまった 「 あかり 」 姉さんの件も気になりましたが 、それよりも3つばかりのサプライズがありました 。




 まず 海人と陸人の間にできた子供は 「 エナ 」 を持たないという事 。
これはその子が最早や海の中では生活できないという事になりますね 。




 それから 、「 紡 」 の祖父には 「 エナ 」 があったという事 。
つまり 「 紡 」 の祖父は 元々は海人だったという事なんでしょう 。
「 紡 」 が海の生活に憧れるというのも少しわかるような気もしますね 。

<silver>ただ素朴な疑問なんですが 、陸人と結婚して陸に上がった海人は どうやって身体の乾きを湿らすんでしょうか 。
このあたりの解答は用意されてるのかな ?</silver>


~ 海村の大人たちに腕をつかまれ連れられるあかり 。
それを止めようとする光たちだったが 、“ 地上の人間と付き合うと 、海村を追放される ” という
海村の掟を初めて聞かされる 。
血気盛んな光はちさきたちの制止も聞かず 、要と男だけの作戦会議を始める 。
追い出されたまなかとちさき 。
すると 、まなかがお腹の赤いウミウシを見つける 。
誰にも言えない気持ちを伝えると教えてくれるという赤いウミウシ 。
そのとき 、ちさきはまなかにたずねる 、 「 紡君のこと好きなの ? 」 と … … 。 ~








母を失った 「 光 」 、そして 弟を思う姉と 姉を思う弟 。
「 光 」 と 「 あかり 」 は なかなか強い絆で結ばれた姉弟だったのですね 。








 幸せになって欲しい 「 あかり 」 と 「 まなか 」 が被って見えて 。
「 光 」 と 「 紡 」 との仲も 釈然としないながらも取り敢えずは和解ってとこでしょうか 。
まだ 「 お前に任せた ! 」 とまではいかないようですが 。





 そして 3つ目のサプライズ 、 「 あかり 」 の付き合っている男には実は女の子がいて ・・・・・ 。
その子から破談作戦の協力を頼まれる 、というもの。

 さすが 岡田麿里さん 、又してもどっかで見たような昭和ドラマの世界をそのまま持ってきましたね 。
まぁ 、面白いので許しましょう 。
少し嫌味に書けば 、思春期の繊細な心理と 昭和ドラマの忠実な再現がこの方の最大の持ち味なのですが 、この場面でも その持ち味が遺憾なく発揮された引きとなりましたね 。
でも 私はこのシーン 、ギャグ漫画の引きに感じてしまいましたよ 。  (^_^)


さて 、本作も今回で3度目の視聴になりましたが 、エゴ丸出しだけど単純 ・ 真っ正直な 「 光 」 の性格がだんだん好きになってきました 。
オリジナルストーリーなので詳細なプロットはわかりませんが 、本作は多分 「 光 」 の心の葛藤と成長を軸に 、1クール目を 「 あかり 」 の結婚問題 、 2クール目を 「 光 」 と 「 まなか 」 、そして 「 紡 」 の関係を
描いていくような気がします 。
次回にも期待 ・・・・・ といったところですね 。



凪のあすから 第2話 「 ひやっこい薄膜 」

2013年10月11日 | 凪のあすから 

 凪のあすから 第2話 「 ひやっこい薄膜 」






 さて 、「 凪のあすから 」 の2回目 、 前回は陸人間の 「 紡 」 に惹かれてしまう 「 まなか 」 が全然面白くない 「 光 」 のフラストレーション全開というところで終わりましたが 、今回はと言うと ・・・・・ 。





 「 紡 」 に綺麗だと言ってもらえた 「 まなか 」 の “ 魚面そ ” 。   「 またね ~ 」 という事になっちゃいましたが 、「 まなか 」 にとっては2人の間を繋ぐものが消えちゃってちょっと勿体ないんですね 。
「 うろこ様 」 に食べ物をぶつけて恨んでもらって また “ 魚面そ ” を出してもらおうとするところなんかは可愛いです 。(^_^) 




 で 、「 光 」 の方は 、「 地上の奴らが 、海村に関わるな 。」 と 「 紡 」 に対して嫉妬バリバリ 、相変わらず 不機嫌ですね 。
それにしてもわかりやすい少年だこと 。 ( 笑 )

板挟みになった 「 まなか 」 と 、間に立つ 「 ちさき 」 の 「 光 」 への思いも ちょっと切ないスタンスでした 。


<silver>~ うろこ様の呪いでまなかの膝にできた“ 魚面そ ” 。
翌日ようやく消えたが 、紡に 、魚面その鱗と自分を綺麗だと言ってもらえたので 、少し残念に思っていた 。
一方 、学校で紡とまなかが話している姿を見つけた光は 、「 地上の奴らが 、海村に関わるな 」 と突っかかる 。
だがその後 、不本意ながらも紡 、まなか 、ちさき 、要たちと “ おじょしさま ” と呼ばれる木彫りの人形を作ることに 。
文句を言いつつ放課後まで作業していた光は 、他の三人と家に帰る途中 、光の姉 、
あかりが地上の男といるところを目撃してしまう 。 ~</silver>






 ところで 、クラスの有志でお船曳きに使う “ おじょしさま ” と呼ばれる木彫りの人形を作ることになりまして 。
「 紡 」 が立候補 → 惹かれて 「 まなか 」 も立候補 → 2人だけにさせてたまるかと 「 光 」 も意地の立候補 → 当然 「 ちさき 」 と「 要 」 の2人も立候補 ・・・・・ とこれはわかりやすい図式でした 。





「 俺は海の村がいいと思ってる 。」 と語る 「 紡 」 を ポッ として見つめる 「 まなか 」 に 「 光 」 やっぱり胸中穏やかではなくて 。 
悪い奴じゃないとわかっていながらも どうしても気持ちの整理がつかないんですね 。







 さて 学校からの帰り道 、 一行は 「 光 」 の姉の 「 あかり 」 が陸の男性とキスをしているところを目撃してしまい 。
この時 「 要 」 の口から語られたのは 「 地上の人間と結ばれたら村から追放される 」 ということでしたが 、ここでまたしても一悶着あり ・・・・・ 。




 廃校になった中学校に積もる 「 ぬくみ雪 」 。




 「 紡 」 の苗字を探す 「 まなか 」 ですが 、 やっぱり心の中は 「 光 」 よりも 「 紡 」方が多く占めているみたいです 。





 さて 、 「 光 」 はと言うと 、夕方目撃した事を 家族や子供に憧れる 「 あかり 」 に対して口火を切ることができません 。




 海っ子達のための水場を掘る 「 紡 」 はイイ奴なんだけどね ・・・・・ 。
これ以上 「 まなか 」 が 「 紡 」 に惹かれちゃうと 「 光 」 が ・・・・・ とこれまた切なく複雑な「 ちさき 」 の心中のようです 。  









 ラストは 「 あかり 」 が陸の男とイイ仲なのを村人にバレてしまって うろこ様の ところに拉致連行される場面 。
父親が現れましたけど 海神様を祀る神社の娘が陸の男とデキてしまった ・・・・・ というのはどう考えても示しがつかない訳で ・・・・・ 。

さて次回はどうなりますか。
これは楽しみですね 。


 ・・・・・ ところで 最後に 本作のシリーズ構成 と 脚本を手掛けている岡田麿里さんの作風について 一寸言及を 。
この方の作風は個人的相性としては非常にアタリハズレが多くて 、たとえば 「 天使のしっぽ 」 とか 「 あの花 」 あたりは ◎ で 「 true tears 」 や 「 さくら荘 」 なんかは ○ ~ △ 、 「 とらドラ 」 や 「 花咲くいろは 」 は × なんだけど 、これは何故かというと 多分この方 、 現在は40代女性の方で 、おそらくは昭和のTVビドラマの 「 ふぞろいの林檎たち 」 とか 「 東京ラブストーリー 」 とか 「 男女7人夏物語 」なんかを見て育った世代なのでしょう 。
そのせいか この人の書くお話はどれもがどっかで見てきたような 昭和のTVドラマ の焼き直しばかりのような感じで独創性に乏しいといのが最大の欠点だと 、昭和ドロドロの私には感じてしまうのですけど 、
( 逆に昭和のTVドラマ知らない平成の方々には却って新鮮に映っているようです 。)
この 「 凪のあすから 」 、これはイケるかもしれませんね 。

巷では多分ドロドロな展開になるだろうという予想が大方ですが 、私はこの人のドロドロ脚本はあまり好きではないし今度は中学生達が主人公なのだから 、ドロドロというよりは思春期のホロ苦さと甘酸っぱさを基本にして描いて欲しいなと感じます 。
特に 「 まなか 」 の幼さ故の罪をどう描いてゆくのか 期待したいですね 。





追記   今回も背景が大変綺麗でした 。
一週間に一度 こうした情景を見せて貰えると本当に心が洗われますね 。



凪のあすから 第1話 「 海と大地のまんなかに 」

2013年10月04日 | 凪のあすから 

凪のあすから 第1話 「 海と大地のまんなかに 」


 10月はテレビ番組の改編期 ・・・・・ という事で例によって雨後の筍の如くに新作アニメが続々と出現していまして 、しかもそのどれもがヴァーチャルゲーム的非現実空間想定の作品ばかりで 、3次元世界の地に足ついた現実的作品が
殆どないというのは これも現代アニメ地図の趨勢なのかまことに嘆かわしい限りですが 、そんな中でこの 「 凪のあすから 」 という作品、 設定は非現実空間とはいうものの 、その着想や世界観が非常にユニークなのでちょっと内容的に惹かれましたね 。
そんな訳で第1話を簡単にレビュー 。 





 海族人間と陸族人間が共存する世界があって 、しかし居住区を住み分けているという世界観が面白いです 。
ただ 、学校や商店などの主要施設は陸上にあって海族村入り口へのバスは廃止 、さらに海族村の中学校は廃校になってしまい陸上の中学校と統合 ・・・・・ と海族村はかなり劣勢の模様ですね 。




 そして 、海人間に対する陸人間側からの嫌がらせもあるようでして 。







 で 、この2人が主人公の 「 先島光 」 と 光の幼馴染でメインヒロインの 「 向井戸まなか 」 。

 「 まなか 」 は漁網に引っ掛かって漁船につり上げられてしまうようなドジッ娘のスタンスですが 、この時 陸の少年である 「 紡 」 を意識してしまったようです 。
片や 「 光 」 は陸の人間に対してかなりの敵愾心を持っているようですね。





 同じく幼馴染の 「 比良平ちさき」 と 「 伊佐木要 」 。
この4人がメインキャラクターとなってアニメが進行するようです 。




 「 海神様 」 の怒りを鎮めるべく捧げられた生け贄の娘と海神様の間にできた子供が彼らのルーツなのだそうですが 。







 そして 今回のお話を簡単に纏めると 「 光 」 が大切に守ってきた幼なじみの 「 まなか 」 が陸人間の「 紡 」 に惹かれてしまうのに強いジェラシーを感じるというものでしたね 。


【ストーリー】

 海と地上 、そのどちらにも人が暮らす世界 。
中学が廃校になり 、幼なじみと共に地上の学校へ通うことになった海村の少年 ・ 先島光 。
光が転校初日に目撃したのは 、大切に守ってきた少女まなかが 、地上の少年と特別な出会いをした瞬間だった … 。

海村に住む先島光は、それまで通っていた波路中学が廃校になったため、幼馴染の向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要らと一緒に、地上にある美濱中学校に通うことに。
光の提案で全員波中の制服を着ていく約束をしていたが、まなかだけは「反感買っちゃうかも」と濱中の制服を着ていた。
それを見た光に怒られ、一度着替えに戻ったまなかだったが、皆の元に戻る途中、突如、頭上からふってきた網に捕らえられてしまう。
釣り上げられた彼女の目の前には、まなかを不思議そうに見つめる木原紡がいた——。






 「 ウロコ様 」 のところに御霊火を貰いに行った 「 まなか 」 はセクハラを受けてしまい 、その反逆を受けた恨みに足に魚の腫れ物ができてしまった という次第です 。
ウロコ様も割りに大人げないようで 。





 そして 、やはりどこにでもある 「 いじめ 」 の被害に 「 まなか 」 も遭ってしまい 。
「 紡 」 に見られていると思うと恥ずかしくなってしまい 、 山の中に逃走 。









 ところでこの海族の人間というのは陸上では 「 エナ 」 というものが乾いてしまうと駄目なようです 。
結局 「 まなか 」 も気を失ってしまい 、「 紡 」 に助けてもらうという顛末になりました 。
そして 「 まなか 」 と 「 紡 」 の間にも何かが芽生えたようですね 。 
他に ❤ 「 ちさき 」 → 「 光 」 という図式もあったようです 。 





 「 紡クン 」 とクン付けで呼んで 、自分にしか見せないハズだった魚の腫れ物隠しのタオルも取って ・・・・・ 。
「 光 」 にとっては大切にしてきたものが音を立てて崩れていくのが聞こえたのかもしれませんね 。
いや ~ これは寂しいわ 。
何となく 「 光 」 の気持ちがわかるような気もしますね 。 

という事で次回は 「 光 」 の 「 紡 」 に対する逆恨みも爆発しそうですがどうなりますか 。







 さて 、蛇足ながらこのアニメ 特筆すべき点は  P . A .WORKS のお家芸とも言える背景処理のこの美しさでしょうか 。
写真合成なども入ってるんじゃないかと思いますが 、この綺麗さはあの丁寧作画で有名な京都アニメも真っ青な事でしょう 。

true tears の頃は背景の見事さとキャラクターの稚拙さのアンバランスが目立ったけど Anothe rの頃から
それもなくなってきましたね