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TVアニメ版「 下級生 」レビュー 第12章 「 揺れる冬木立 」

2012年11月11日 | TVアニメ版「下級生」

TVアニメ版「 下級生 」レビュー 第12章 「 揺れる冬木立 」



 さて今回の「 下級生 」は、 「 自分の気持ちに正直な 」 行動をはじめた「 美雪 」とその周囲の人々の顛末を描いた回。
「 愛 」ちゃんとの友情に揺れながらも、「 剛 」に強く惹かれる「 美雪 」の切なさに全編覆われていて、
「 美雪 」ファンにとっては堪らない回でした。
また、親友に裏切られて、どうしていいかわからずに戸惑う「 愛 」ちゃんの姿も印象的でしたね。




<yellow> ~ 決して愛してはいけない筈だった。
でも少女は気付いてしまった。
月の光がこぼれるようにとめどなく溢れるあの人への想い。
友情と愛情を載せた天秤が今大きく揺れ動く。 ~</yellow>





 昨夜、「 剛 」の寮の前でびしょ濡れになっていたのが原因で、さすがの「 美雪 」も風邪引きです。
そんな時、「 愛 」ちゃんが昨日の報告にやってきたんですが、気持ち的に会えないのですね・・・・・。






 さて、悪者役の「 晴彦 」が「 美雪 」宅にお邪魔。(-_-;)
お母さんが昨日送ってくれた「 剛 」と勘違いしたものだから、
『 「 晴彦 」をフッた後に「 剛 」と会っていたことを「 愛 」ちゃんに告げ口する。 』と「 美雪 」を強迫しますが、
「 どうせ何時かバレるんだ。 」と観念した「 美雪 」は、「 勝手にすれば。 」と。
のれんに腕押しの「 晴彦 」でしたが、このあたり、対峙する「 美雪 」と「 晴彦 」のシーンの演出が秀逸でしたね。
鹿島監督の優れた手腕を感じます。







 そんな訳でしたが、とうとう「 晴彦 」と「 愛 」ちゃんが、街中でバッティング。
「 晴彦 」が昨夜の事をペラペラと喋っちゃいました。
しかし、「 お互いふられた者同士ということで、ブレイクした2つのハートを修復しあわないか ? 」とはねえ。
涙ポロポロの「 愛 」ちゃんの胸中は如何なものだったでしょうか。




 我慢できずに「 土下座 」にやってきてしまった「 美雪 」です。
買い物に付き合って欲しいと「 剛 」におねだりする訳なのですが、何やら意味がありそうな。





 マスターのOKが出て、街へ出た2人ですが、堰が切れたように「 剛 」の腕にしがみつく「 美雪 」の姿は、女心の炸裂といった感じで好きなシーンですね~。
BGMもグッドジョーブです。





 メンズショップでの品定めも無邪気な「 美雪 」ですが、端々に女の子っぽさを見せる意外な「 美雪 」の姿が描かれていますね。






 「 晴彦 」の言った事を確かめるためなのかどうか、「 土下座 」にやってきてしまった「 愛 」ちゃんですが、
「 剛 」なら「 美雪 」と出掛けたということを聞いて・・・・・。
何だか茫然自失状態になってしまって可哀想に。






 買い物の後で「 剛 」をゲームセンターに付き合わせたり、プリクラで写真を撮ったりとかなり積極的な「 美雪 」ですが。
プリクラの写真を見て、「 美雪 」は何を思ったのでしょうね。




 「 ねっ、先輩、公園行こっ。 」
「 ねっ、お願い。 」




 連れ回してゴメンと謝る「 美雪 」に、「 俺、わかってるだろ。 」と「 愛 」ちゃんとの事をほのめかす「 剛 」ですが。
「俺、どうしていいかわかんないんだよ。 」







「 本当は今日の事を思い出にしてさぁ、全部吹っ切るつもりにしていたんだ。 」
「 でもさぁ、こういうのって逆効果なんだよね。 」
「 先輩、大好き ! ! ❤ 」

 とうとう掟破りの「 告白 」になっちゃいましたね。
しかし、「 愛 」ちゃんとの事もあるし、「 剛 」は受け容れられない・・・・・。







 で、公園の帰り道で今度は「 剛 」と「 美雪 」が、「 愛 」ちゃんとバッティング。

「 どうして ? 」
「 何で ? 」

まさか親友の「 美雪 」が裏切ったのか ? 
「 愛 」ちゃん、完全に錯乱してしまったようです。





 そして、「 美雪 」の対決宣言ですね。
友情と愛情は別問題。

「 私、先輩を振り向かせてみせるからね ! 」
「 私、負けないもん ! !  」

いやいや、大盛り上がりのラストでした
前回の「 美雪 」の演技もさるものながら、今回のこの「 愛 」ちゃんも迫真の演技でしたね。
それに各シーンの演出も、鹿島監督の優れた手腕を感じます。
鹿島監督はもう10年近くアニメには携わっていないようですが、今どこで何をしているのでしょうか。
そして氏が昨今の恋愛アニメを作ったらどんな作品になるでしょうか。
是非見てみたい気がします。


それにしても今回は「 美雪 」びいきが影響して、「 美雪 」の画像が異常に多くなってしまいました。
反省しています。。。。。<(_ _)>


次回は第11章「 春風・・・再び 」。
「 下級生 」本編の最終回です。
「 美雪 」の涙の意味は ? そして恋の決着の行方は ?






TVアニメ版「 下級生 」レビュー 第11章 「 雪降る夜に・・・ 」

2012年10月28日 | TVアニメ版「下級生」

TVアニメ版「 下級生 」レビュー 第11章 「 雪降る夜に・・・ 」


 
 だいぶ間が空きましたが約3ヶ月ぶりのTVアニメ版「 下級生 」の「 本編 」、 第11章 「 雪降る夜に・・・ 」のレビューです。

今回は「 愛 」ちゃんと「 美雪 」の「 明 」と「 暗 」が、コントラスト良く描き分けられた佳回でした。



<yellow>~ 白い雪の舞い散るイヴ。
少女の恋は愛という名に変わってゆく。
思いを告げる2人の少女。
彼女らの頬を伝うそれぞれの涙。
それに引かれたかのように、イヴに降る雪もやがて雨へと変わってゆく。 ~</yellow>






 さて前回、「 みこ 」ちゃんの門限の件で「 剛 」と口裏合わせをした時の「 何でも言うことを聞く。 」というご褒美にデートをとりつけようとした
「 愛 」ちゃんでしたが・・・・・。

勇気を振り絞って言った甲斐がありましたね。




 一方の「 美雪 」はと言うと・・・・・。
「 剛 」を強く意識し出した自分を自覚し始めたようで。

「あたし、何時から・・・・・。」




 そして、『 クリスマスは「 剛 」とデートすることになった。 』という「 愛 」ちゃんの嬉しそうな報告にも、素直に喜ぶ事ができません。




 練習に打ち込んで「 剛 」のことを吹っ切ろうとしても、吹っ切れず。

「そしたら、責任取ってくれる?」




 そんな「 美雪 」が友情と愛情の狭間に苦しんでいるのを「 晴彦 」がちゃっかりと察知したようで、何かとチャチを入れてきますな。
『 「 愛 」ちゃんには今付き合っているとか好きな人はいないと「 美雪 」が言っていた。 』とか、
『 「 愛 」ちゃんは「 剛 」の事を何とも思っていない。 』 とか、「 愛 」ちゃんと「 美雪 」の仲を錯綜させようと悪巧みを図る。
ずる賢い奴だね。 





 「 どうして佐竹って人にあんな事言ったの ?。」
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
 「何が言いたいんだよ。」
と、電話でも徐々に険悪なムードになってきちゃいましたねぇ。。。。。




 さらに「 晴彦 」が今度は「 美雪 」の心をもてあそぶかのようなデートの誘い出し。
卑怯な奴だね。 
「 美雪 」のこのキッとした表情が好きなんです。( 笑 )
「 美雪 」も複雑な自分の気持ちを紛らわすべく、「 食事くらいなら・・・・。 」としぶしぶ承諾してしまう訳で。




 さて、クリスマスの日は近づいてきて。
幸せそうな「 愛 」ちゃんを見て、一層複雑そうな「 美雪 」の胸中。
切ないなぁ・・・・・。





 そして、「 剛 」と「 愛 」ちゃんのクリスマスデートの当日です。
プレゼントを交換したり、ダブルの襟巻きを巻いて遊園地で遊んだりと、願いが叶って「 愛 」ちゃんは幸せそうですね。





 いっぽうの「 美雪 」は、「 剛 」と「 愛 」ちゃんの事が気になって「 晴彦 」の事なんかは上の空。
言葉巧みに「 晴彦 」にホテルに誘われたけれども、当然のことながら張り倒して拒否。
これで「 美雪 」の心は一層傷付いてしまった・・・・・。






 ・・・・・「先輩のこと、好きです!」
と、勇気を奮った告白も受け容れてもらえてしあわせの頂上の「 愛 」ちゃんと、打ちひしがれて呆然自失の「 美雪 」のふしあわせ。
この対比が今回の主題でしたが、見事な演出でした。






 「 愛 」ちゃんを家まで送り届けて、寮に帰ってみるとそこには「 美雪 」の姿が。




「 先輩 ! どうして ! どうして・・・・・! 」
「 私バカだよ、本当にバカ! 」
「 私、先輩のこと・・・・。」

 いやー、この「 美雪 」の切なさこもった涙の訴えには「 美雪ファン 」の私としては心掻き乱される思いがありましたね~。
と、同時に「 そのざきみえ 」さんの深甚な演技力も感じました。


 さて、こうやってTVアニメ版「 下級生 」を観直してみると、本作はもう13年も前の作品になるのに、最近の湿っぽくてネチネチした恋愛アニメに比べると、
今回のような修羅場こそあれ、何と爽やかな恋愛ドラマなんでしょうか。
最近の恋愛アニメを作る人達はおそらくこの「 下級生 」は見ていないとは思いますが、下手な小細工を考えるよりはこんなシンプルにして
ストレートな恋愛表現をもっとよく研究してもらいたいと思いますね。

次回はいよいよ「 美雪 」の想いが噴火します。





TVアニメ版「 下級生 」レビュー 番外編 「 はじめましてティナ 」

2012年09月19日 | TVアニメ版「下級生」

TVアニメ版「 下級生 」レビュー 番外編 「 はじめましてティナ 」



 TVアニメ版「 下級生 」レビュー、今回は番外編の「 はじめましてティナ 」のご紹介を。




 この「 ティナ番外編 」、ドラマチックな恋愛争奪戦が続いた終盤展開の後のいささか異端児的な回ですが、「 愛 」ちゃんと「 美雪 」の対決に疲れた心を癒してくれる食後の甘い「 デザート 」という感じ。
これはこれで「別冊ふろく」として、明るく軽いノリで楽しめました。







 さて、その「 ティナ 」なる娘、摩訶不思議な国籍不明の王女様で、いきなり「 剛 」の学校へ留学してきたという設定。
いかにもギャルゲーアニメらしいシチュエーションですね。
「 ティナ 」はすっかり「 剛 」がお気に入りのようで、まとわりつかれて翻弄する「 剛 」と無邪気な「 ティナ 」の織りなすコメディが今回のお話のメインです。




 「 ティナ 」は「 反重力体内静止疾患 」?なのだそうで・・・・。それで空に浮かぶという・・・・・。





 本編には登場しなかったゲームヒロインも登場。
こちらは魚屋の「 麻紀 」さんですね。
なかなかイナセじゃないですか。
「 剛 」は少し気があるようですが、「 ティナ 」に邪魔されちゃいましたね。




 本編ヒロインズの「 愛 」ちゃんと「 美雪 」は今回はチョイ役で現役引退。
すっかりふてくされています。




 定番の「 ティナ 」の着替えシーンです。




 この娘はテニス部1年生の「 皆川奈々 」ちゃん。
「 ティナ 」の弟の「 ティヌ 」が好きなようで、後半ではちゃっかりデートをしておりました。




 デートをねだる「 ティナ 」に、
「 俺はお前のこと好きじゃない。 空を飛んだりしない、水着で町中を歩かない普通の女の子が好きなんだ。」
言われてかなりブルーになっちゃった「 ティナ 」。
「 剛 」もちょっと言い過ぎたと反省してるようですね。




 デート中は宙に浮かない、ちゃんと服を着ること、という条件でデート成立。

という訳で私服姿の「 ティナ 」ですが、ちょっと服のセンスが悪くないか?(笑)





 その「 ティナ 」ですが、デートで浮かれすぎて噴水で滑って転んで足首を捻挫しちゃいました。。。。。
「 ティナ 」のすごい顔3連発です。







 宙に浮かない約束だったので無理をしましたが、限界でしたね。
それを知った「 剛 」の気遣いに乗じて、不意打ちキスとは反則でした。(笑)




 制服姿の「 ティナ 」はやっぱりに「 ティナ 」じゃない感じ。
「 剛 」から、「 いつも通りのティナに戻れよ。その方がティナらしくていいよ。」と言われて「やっぱりこれ が一番 ! ! 」とはしゃぐ「 ティナ 」でした。




 この「 ティナ 」番外編、下級生ファンの間の人気はイマイチなようですが、小麦色のマーメイドみたいな感じで可愛いじゃないですか。
ゲームでは裏ヒロインだそうですが、私は結構好きですねぇ。
私の下級生ヒロインランキングでは、第2位の「 愛 」ちゃんに次いで第3位です。
第1位は同率1位で2人。
誰と誰だかはおわかりでしょうけど。



TVアニメ版「下級生」レビュー 第10章 「冬の予感」

2012年08月05日 | TVアニメ版「下級生」

TVアニメ版「下級生」レビュー 第10章 「冬の予感」


~ 人を想う心は想い人の数だけ遍く存在する変奏曲。
少女のピュアな問いかけにただ戸惑う少年。
自分の中の別な何かの存在に気付き始める少女。
そして季節はもう冬の準備を始めていた。 ~





今回は「愛」ちゃんと「剛」との狭間に苦しむ「美雪」の姿と、「みこ」ちゃんデート回でしたが、どちらのパートも過不足無く描かれていて、
満足感もバッチリでしたね。

「みこ」ちゃんはエルフ版下級生では、ヒロインの「瑞穂」と主人公を巡って競い合うまさに正サブヒロインなのですが、
こちらのTVアニメ版では「愛」ちゃんや「美雪」を恋愛設定的にサポートする、サブのサブのヒロインに甘んじちゃっています。
どちらの設定も主人公とは結構イイ線までいきながらも、最終的にはヒロインに譲るという、ちょっと可哀想なスタンスなのですよね。
でも真の恋愛というものがわからない「癒し系」の彼女にとっては仕方のない役回りなのでしょう。(-_-;)




 前回のミス卯月学園以来、モテモテの「愛」ちゃんでして、下足箱にはラブレターが一杯。
その上、親友の「美雪」にもラブレターを渡してくれという依頼が多いようだけど、「美雪」は「愛」ちゃんの気持ちを考えて
全部断っているとの事で。
でも、「先輩のならいいけど・・・・・。」の言葉に「美雪」はちょっと複雑そう・・・・・。




 性懲りもなく「みこ」ちゃんを口説く「晴彦」ですが、あっさりと振られましたね。
「みこ」ちゃん曰わく、総画数の相性も「最悪」なのだそうで。
「みこ」ちゃん、賢明な判断でしょう。(^_^)




 さて、放課後のグラウンドで練習に励む「美雪」ですが、どうしても「愛」ちゃんと「剛」の姿がチラついてしまい・・・・・。
そんな時に「剛」に声をかけられたものだから、転んで膝を擦りむいてしまう破目に。






 怪我をさせたのは自分の責任だからと、お姫様ダッコで「美雪」を保健室に運ぶ「剛」ですが、
「美雪」はめちゃくちゃ戸惑いながらも、決して嫌ではない様子。
そうでしょうね、意識している「剛」にダッコしてもらえるのですから・・・・・。

♥ 「先輩、こんなに優しくされたら、私・・・・・。」

このあたり「美雪」の戸惑いと恥じらいが実にいじらしいので画像も多用。
そして、一部始終を見ていた「晴彦」がリベンジに燃え出しました。(笑)





 優しい「剛」の介護に「美雪」もつい流されるままにウットリと。
でも、立ち上がった時の痛みでつい「剛」に抱きついた瞬間、突然「愛」ちゃんがやってきてしまいます。




 ごく当たり前に誤解して飛び出てっちゃいましたね。
「愛、誤解だよー!」と後を追う「美雪」ですが、剛、「何か面倒なことになっちまったようだなー。ま、美雪に任せておこうっと。」
とは、いかにもライトな性格の「剛」らしい。
そしてロッカーに隠れていた「晴彦」は何となく「美雪」の気持ちを感じ取ってしまったようですなー。
何やら黒い悪巧みか。





 「こんな時には「みこ」ちゃんと話をするのが一番。」と指切り神社へ向かう「剛」。
「みこ」ちゃんはいつ何処へ行っても「癒し系少女」なのですね。

肝心の「みこ」ちゃんですが、男と女の「お付き合い」について考えている最中に眠ってしまっていたのでした。
「剛」の「試しに俺と1日付き合ってみる?」の提案に「みこ」ちゃん、大喜びですね。




 さて、翌日の日曜日、待ち合わせの「剛」と「みこ」ちゃんを目撃してしまった「美雪」。
前回のダンスパーティーの件といい、「剛」と「みこ」は付き合っているんじゃあ?と考えてしまい・・・・・。









 遊園地での「剛」と「みこ」ちゃんのデート風景です。
遊園地回の定石通り、観覧車が途中でグラリと揺れて、怪しげな雰囲気になりそうにもなったんですが、
やっぱり何処に行っても「みこ」ちゃんは「みこ」ちゃんでした。
ほのぼのとしたキャラクターは癒されますね。
「みこ」ちゃんは「お付き合い」の本当の意味をやっぱり把握できなかったみたいでした。




 その頃学校では「美雪」がモヤモヤを振り払うべく、一人練習中。
そこに「晴彦」が現れ、
「「剛」が愛と付き合っているって噂だけど・・・・・本当?」

「あの2人は・・・・・単なる先輩と後輩というだけです!」
・・・・・
「なら僕がアタックしてもいいわけか。」
「・・・・・勝手にすれば!」
・・・・・

と、潜在意識のままに受け答えをしてしまった「美雪」の複雑な心中、やっぱり女の子なんだなぁ、と思いますね。




 そして「美雪」も「剛」の事を好きなのでは?と「美雪」をちょっと疑い始めてしまった「愛」ちゃんですが、「美雪」の必死の弁解に誤解はとけたように見えます。
でも「美雪」の心中は・・・・・。






 帰りがけに「剛」と「みこ」ちゃん、それに「愛」ちゃんと「美雪」が鉢合わせ。
「愛」ちゃんの「お二人はお付き合っているんですか。」の問いかけに、「みこ」ちゃんの「あなたたちもお付き合いしませんか」の返答に2人とも「は?」
「みこ」ちゃんのお付き合いとは「友達付き合い」の意味だったんですね。(^_^;)

門限遅刻の口実合わせを「愛」ちゃんにたのんだ「剛」ですが、そのかわり「愛」ちゃんは「先輩にお願いがあるんですけど・・・・・。」
「愛」ちゃんのお願いとは・・・・・次回すぐにわかります。




 「みこ」ちゃんのお付き合いの意味を理解した「美雪」です。

「先輩、付き合っていなかったんだ・・・・・。」

「美雪」の複雑な胸中は次回いかなる形になって現れるんでしょうか。




次回は第11章「雪降る夜に・・・」

 念願叶って「剛」とのクリスマスデートにとりつけた「愛」ちゃんのピュアピュアラブ展開、片や「晴彦」とのヤケクソデートに臨む「美雪」と、クライマックス中のクライマックス前半の展開です。
お楽しみに。



TVアニメ版「下級生」レビュー 第9章 「すれちがう落ち葉たち」

2012年07月21日 | TVアニメ版「下級生」

<pink>TVアニメ版「下級生」レビュー 第9章 「すれちがう落ち葉たち」</pink>


  


~ 年に一度だけ、単調な学園生活にかけられる魔法、「文化祭」というめくるめく1日が幕を開ける。
繰り広げられる喧噪の中で、それぞれの重いが幾重にも交錯し、また新たな思いを生み出していく。 ~






今回は主要ヒロイン達総顔出しの楽しい「文化祭」回でしたが、そんな中、「美雪」が「剛」への思いに急激に気付き始める・・・・・
という展開が大きなポイントでしたね。
今回は特に前半部分が幾つかのお話が並行進行する構成なので、ちょっとキャプチャーとレビューがし難いのですが、順番に拾い上げてみますと・・・・・。




 文化祭では「愛」ちゃんと「美雪」のクラスはクレープ屋さんの模擬店。
「愛」ちゃんは「剛」に会いたくて仕方がないのですが、なかなか「剛」は現れません。
そこで休憩時間になった「美雪」が探しに行ってあげたという訳ですが、いるべき所に「剛」がいないと何故か「美雪」もガッカリ。

「何であたしがガッカリするんだよ ? 」
・・・・・と、この時「美雪」はまだ自分の気持ちに明確には気付いていない訳でして。




 次に「美雪」は体育館のコンサート会場に行ってみましたが、そこには「真由美」の姿が。
「真由美」の「そういゃあ、あたし最初あんたが剛の彼女なのかと思ったんだよねー。」
の言葉に戸惑いまくる「美雪」ですが、どうもおかしな歯車が回り始めちゃったようですね。




 「剛」のクラスには、ちゃっかり土下座のマスターも来てました。
目的は終夜祭のダンスパーティーで「美雪」と踊ろうという魂胆のようで。
やっぱり中年男の執着心は半端ではないのだ。(笑)




 その頃、「愛ちゃん」にミス卯月学園コンテスト出場の白羽の矢が立っちゃってました。




 先程の「真由美」の言葉が尾を引いて、急激に「剛」の事を意識し始めてしまう「美雪」です。
「変な事言うもんだから考え込んじゃったじゃない・・・・・!あいつの事好きなのは愛の方なの!」
と、何とか自分を納得させようとしますが・・・・・。
モヤモヤするばかりで。




 その頃、校舎の裏では「晴彦」が「みこ」ちゃんを口説いている最中でした。
蠅のように「みこ」ちゃんにまとわりつく「晴彦」が誠に滑稽ですね。
「みこ」ちゃん曰わく、付き合うという意味がわからないので、「剛」に相談してみるとのことで。
それを聞いた美雪、「これって、どういうこと?」







 瑞穂が辞退してしまったので、今年のミス卯月学園は「愛」ちゃん。
素敵なBGMと共に、「愛」ちゃんの着替えシーンは大サービスカットですね。(笑)
「剛」の好サポートで無事ミス卯月学園の任務も終了。




 さて、自分で自分を占う「みこ」ちゃんですが、「何かイイことありそう。」なのだそうで。




 問題のダンスパーティーの時間になりましたが、この古臭いBGM大好きです。(^_^)
でも、ミス卯月学園になった「愛」ちゃんは男子にモテモテで、容易に「剛」の近くに行けませんね。




 「みこ」ちゃんらとっての「イイこと」とはこれだったのかな。
折良く「剛」と巡り会えてペア成立。
仲良さそうにチークを踊る2人を見つけた「美雪」は気になって仕方がなく、土下座のマスターどころではありません。

「あの2人って・・・・・。」




 今度は「愛」ちゃんが「美雪」を見つけますが、「美雪」の視線の先には「剛」がいるのに気付いて・・・・・・。

「もしかして、美雪ちゃんも・・・・・」


さぁ、終幕へ向けてののドラマが始まりましたねー。(*^_^*)
まぁ、恋愛経験の乏しい体育会系女子はこの状態に陥ると極めて脆い訳でして。

それにしてもこのストーリー構成の密度の高さは素晴らしい。
今回、このレビューを書くために何度も動画を見直しましたが、何度見ても飽きないですね。
やはりこのアニメ、その完成度の高さでは比類のないものを持っているなぁ、と実感します。





 ・・・・・ところで画面を見てたら羨ましくなってきたんですが、今の高校では終夜祭に「ダンスパーティー」ってのがあるんでしょうか。(*_*)
私が高校の頃・・・・・といっても、もう40年近く前の事になりますが、ファイヤーを囲んでのフォークダンスってのはありましたけどねぇ。
ただ、公認カップル限定だったので、踊る相手のいない私は指をくわえて見てた訳でして。(涙)
文化祭を2人で回る=公認カップルという、最近よくある公式もなかったように記憶しています。




さて次回は第10章「冬の予感」。
「みこ」ちゃんの「お付き合い」の意味がわかるとともに、「愛」と「剛」との狭間に揺れ動く「美雪」の姿が見ものです。



TVアニメ版「下級生」レビュー 第8章 「わがままな秋桜」

2012年07月07日 | TVアニメ版「下級生」

TVアニメ版「下級生」レビュー 第8章 「わがままな秋桜」





<yellow>~ 誰をも寄せ付けない高慢な態度の裏に隠されたある思い。
不器用な少女の不器用なままの愛情。
素直になりたくても決して素直になれない心。
それはまるで気まぐれな秋の風にも似て。 ~</yellow>


 3話に亘った「真歩子」エピソードも前回で決着し、今回はツンデレ女王様「新藤麗子」の登場。
「麗子」の不器用な愛情表現が楽しめる回でもありますね。




 さて、2学期最初の登校日、「麗子」の高級車が「剛」に泥水をかけちゃいますが、「そんな所に立ってると邪魔よ。」と、麗子、絶対に謝らないんだな、これが。




 怒りまくる「剛」に対して、クリーニング代だと財布ごと「定岡」に渡させる「麗子」ですが、「剛」は受け取りませんですね。

「麗子は自分を中心に太陽が回っていると思い込んでいる変な奴なんだ。」という「剛」に対し、
「先輩が太陽なんですか?」と返す、「愛」ちゃん2学期早々の大ボケでした。(笑)




 新学期のクラスでは席替えが。
なぜか「麗子」と「剛」は隣同士になっちゃって、早速いがみ合っちゃってますが。
この後、「定岡」が新品の制服を届けにくるなど一悶着ありました。




 「週番」もなぜか一緒になってしまいまして、2人で社会科の資料探しというシチュエーション。
間違って2本の梯子にまたがって昇ってしまった「麗子」ですが、梯子が左右に動いてしまって開脚状態になっちゃいました。





 落下寸前のところを「剛」に抱き止められて・・・・・。
それでもやっぱり素直に「ありがとう。」が「麗子」には言えないんですね。

「お前には感謝するって感情はないのかよ!」
「もっと素直になれよな・・・・・。」
「いい加減にしろよ!」

今まで誰も本気で自分を叱ってくれたことのなかった「麗子」にとって、「剛」のこのキツイ言葉には心を揺り動かされたのかも。




 図書室での一件以来、「麗子」は「剛」の事が気になって仕方がない様子です。
恋心が芽生えてしまったんでしょうか。




 「麗子」が学校を休んだ日に突然執事の「定岡」が現れ、「麗子」の見舞いに来て欲しいとの事で。
ここ1日2日が山?
着いてみると「風邪」だった筈なのにプールで泳いでいる「麗子」。
結局は「剛」と2人になりたいが為の口実だったようですね。





 「嫌な顔でも何度か見ていれば少しは免疫がつくと思って。」
「私のこのヴィーナスのように美しいプロポーションに圧倒されて怖じ気づいたのかしら。」





 「私のこのこのヴィーナスのように美しいプロポーションに触れられるという栄誉を放棄するなんて、身の程知らずだわ。
黙って続けなさい!」と、身体にオイルを塗らせてうっとり気分の「麗子」です。

愛情表現が不器用な「麗子」にとっては、これが精一杯の求愛表現なんでしょう。
「麗子」と「定岡」の板挟みになった「剛」も可笑しかったですね。









 最後は結局、「剛」は「麗子」に突き飛ばされてプールへドボン!と。
びしょ濡れになって風邪をひき、学校も欠席しちまいます。
夜、ベッドで苦しんでいるところに、またしても「定岡」がお抱えコックを引き連れての「特製おかゆ」クッキングタイム。
・・・・・これは「麗子」の指示だったようです。


 不器用な求愛表現や愛情表現しか出来ない「麗子」ですが、心配げに窓辺を見つめるシーンがいじらしくもあり、
可愛らしくもありと、今回の最高のカットでしょう。

「「麗子」も結構可愛いとこ、あるよなぁ。」


 「麗子」一筋の執事である「定岡」も珍妙な味を出していました。
今回もギャルゲーアニメのショートストーリーといった感じで楽しかったですね。
「麗子」もなかなか好ましいキャラクターでありましたよ。


次回は第9章「すれちがう落ち葉たち」。
いよいよラストに向けて話が動き出しますね。



TVアニメ版「下級生」レビュー 第7章「去りゆく夏」

2012年06月28日 | TVアニメ版「下級生」

TVアニメ版「下級生」レビュー 第7章「去りゆく夏」


 TVアニメ版「下級生」レビュー、5回目の今回は第7章「去りゆく夏」より。

~ 夢見たものはひとつの幸せ。
願ったものはひとつの愛。
触れようとするほどすれ違ってゆく2人の想い。
何も答えが見い出せないままあの夏の日はただ静かに過ぎ去ってゆく。 ~



 いつもながらの名ナレーションに導かれる「真歩子」と「剛」のちょっと切ない訣別回ですね。(;_;)





 さて前回の「かすみ草」イベントからすっかり打ち解け合ってしまった「真歩子」と「剛」です。
「真歩子」がキスのことを思い出して「剛」に水をかけてしまうなんてアクシデントもありましたが、
「剛」はちゃっかり公園デートの約束をとりつけちゃったりも。




 「真歩子」と「剛」、路チューする仲にまで進展しちゃいましたよ。
「人が見てます。」
「かまうもんか。」

いいですね、路チュー。
私も若い頃に2度ほど経験がありますが、あれはけっこう勇気がいるものです。(^_^)

「真歩子」の夢はプロのフラワーアレンジストになることらしいのですが、これが訣別への伏線にになってるんですね。






 お店に「真由美」が冷やかしにやって来て仲の良さそうなところを見せつけたりするもんだから、嫉妬する「真歩子」です。
意外と単純で可愛い。





 「これ以上好きになったら私・・・・・。」
「どうすればいいの?」「どんどん彼を好きになってしまう・・・・。」「私、怖い。」
と、これ以上「剛」を好きになることに戸惑う「真歩子」ですが、何か深い理由がありそうです。




 実は「真歩子」にはイギリスへフラワー留学の話が持ち上がっていたようです。
そして「剛」への愛と「留学」の狭間に苦しんでいたんですね。
「剛」もつい盗み聞きを・・・・・。




 「俺がいるってことが彼女の負担になってるんじゃないかなぁ。」
「真歩子」の夢を邪魔してまで付き合いたくはないという「剛」ですが、なかなか心中複雑そうです。
そんな様子を見て「真由美」もちょっと複雑そう。
「羨ましいよね、あの子。」
「真由美」も「剛」が好きなんですね。




 事情を打ち明けた「真歩子」ですが、「剛」は知っていた訳で。
「真歩子ちゃんの夢が実現するならそれが一番だよ。」「素晴らしい事じゃないか。」
「みんな夢を持っている。そしてそれを実現したいと思ってるんだ。君は今その夢を掴んだんだ。」
「それは誰にでも出来る事じゃない。」「だからそれを手放しちゃだめだよ・・・・・。」
と。





 こんな件があって以来、よそよそしくなってしまった2人ですがやはりどこかに吹っ切れない思いが。





 「答えてあげるのも愛情のうちかもよ。」
あいつを見てると痛々しいからと、「剛」を思いやる「真由美」です。
今回は「真由美」がなかなか良いタイミングで良い仕事をしてますね。
あっさりした優しい性格は好感が持てますなぁ。




 「剛」のバイトももう終わり。
それなら、2人が出会った思い出の場所の海へ行こうと・・・・・。






「剛」がガラスを踏んだ場面を再現して見せたり、「真歩子」が泣きまねをしたりと楽しそうに遊ぶ2人ですが、別れの時は刻一刻と近づいて・・・・・。


そして訣別の刻。
ここは名シーンなので台詞をすべて採り上げてみましょう。




真歩子 「今日とても楽しかった。」「いい思い出になりました。」
剛    「思い出?やっぱ行っちゃうのか?」
真歩子 「行くの止めました。」「昨日先生に言ったんです。まだ早すぎますって」




剛    「それって俺のせいじゃあ。」 
真歩子 「違います」「もっともっと勉強したいんです。だから・・・・・。」
剛    「じゃあ、これからもずーっと・・・・・。」




真歩子 「いいえ!」 「私、剛さんの事が好きです!」「でも好きになればなるほど怖いんです!」
剛    「真歩子ちゃん・・・・・。」 
真歩子 「私やっぱり剛さんとお別れします。」「このままだといつか夢を捨てちゃう!」「絶対に剛さんのの事で一杯になってしまう!」「私ってわがままですよね・・・・・。」「剛さんの優しさに甘えて。」




剛  「優しくなんかないさ。」「俺、自信も勇気もないいくじなしさ。」
「俺、真歩子ちゃんと真歩子ちゃんの夢をひっくるめて支える自信なかったんだ。」
「今の俺には重すぎる。」「このまま君を好きでいると君の夢を憎むようになってしまう。」
真歩子 「やっぱり優しい。」「優しすぎるよ。」「さよなら!」


<yellow>「俺を取るより夢を追い続ける「真歩子」ちゃんの方が好きだ。」</yellow>

 「真歩子」としては「剛」の強引さを期待するところもあったのでしょうが、「真歩子」の夢の為に潔く身を引く決心をした
「剛」は立派ですね。
こんな好男子、そんなにいるもんじゃないなぁ。


<yellow>海はもう2人が泳ぐには冷たすぎた・・・・・。</yelloow>

 ということでこの7話を以て「真歩子」編もピリオド。
この「真歩子」セクション、全体的なシリーズ構成として見た場合、多少押し込み感があるのに加え、ストーリー的にも若干チープ感があるのは否めないのですが、やはりこの「真歩子」編、「下級生」には欠かすことのできない大事な夏パートだと思いますね。
「真歩子」も3話使ってじっくり見させる魅力のある子だったし、動画キャプチャーしながら気付いたのですが、各パートパートの「真歩子」の私服が全部違う。
これはなかなか出来ない事で、ここまでサービス精神に富んだTVアニメ版「下級生」、やっぱり只者のアニメではないなー、痛感します。




さて次回は第8章「わがままな秋桜」。
ツンデレ女王様「新藤麗子」の登場です。




TVアニメ版「下級生」レビュー 第6章「かすみ草に感謝を込めて」

2012年06月21日 | TVアニメ版「下級生」

TVアニメ版「下級生」レビュー 第6章「かすみ草に感謝を込めて」




最初は偶然、
2度目は突然。
静かに芽吹く少年への想い。
最初のとまどい、2度目の切なさ。
小さな花が色づくように、少女の心は淡く切なく揺れ動く。


 TVアニメ版「下級生」レビュー、4回目の今回は 第6章「かすみ草に感謝を込めて」より。

 「剛」と「真歩子」の発展回ですね。
5章の後半から7章にかけては、「真歩子」ファンのためのサービス回とも考えられますが、この「真歩子」、原作ゲームでは凄く人気があるそうです。
そのためか本作のようなギャルゲーアニメにしては珍しく、サブのサブのヒロインなのに3話に亘って主役扱いという特別「VIP」待遇になっていますが、やっぱりそれはそれなりの清潔な魅力がある子なんですよね。

ちなみに私のランキングも「美雪」と「真歩子」が同率1位、2位が「愛」ちゃん、3位がなくて4位が「ティナ」、「涼子」と「麗子」、それに「真由美」が同率5位となっております。(^_^)





 さて、「剛」がバイト予定のフラワーショップ「カトレア」には、店員としてあの「真歩子」ちゃんが働いていたのでありました。
恋愛アニメらしい運命の出会いかな。
確かにこれは「最初は偶然、2度目は突然。」ですね。(^_^)

採用条件は純真無垢の青年・・・・・?ということなんですが?
でも3秒面接の結果、即「採用!」ということで、「剛」の「花売り息子」としての夏が始まりましたぞ。





 最初の関門はこれをやると大抵のバイトはやめちゃうというバラの下葉取り。
さすがにこれは・・・・・痛い。
「真歩子」は・・・・・さすが上手いなぁ。
でも「剛」も、何とかマスターしてやろうと頑張りますね。




 「剛」の超能力者発言で2人の距離は少し縮まったかな。
バラの下葉取りも頑張って、「冷やかしかと思ったけれど、けっこう頑張るんだ。」と剛株も次第に上昇。↑




 「カサブランカ」取り扱い上の注意点です。
「花粉が服に付くと大変」なので「真歩子」は雄しべを切って渡すようにしているとの事ですが、これが後半への重要な伏線となっていますね。




 さて閉店間際、「剛」は「真歩子」にお近づきになろうとするのだけれど、そこに「真由美」が冷やかしにやってきて、
「剛」と仲良さそうなところを「真歩子」に見せつけたりするものだから・・・・・。

 それが原因なのか?翌日「真歩子」は何だか機嫌が悪いですね。
・・・・・でも理由は別にあるのでした。





 「愛」ちゃんと「美雪」が花を買いにやってきます。
ケンカの誤解はとけたけど、「モテるんですね。私、今日早退します。」とやっぱり不機嫌。




 「真由美」や「愛」ちゃん達との件で何か誤解されちゃったのかなー、と意気消沈の「剛」ですが、さらに追い打ちをかけるような光景を目撃して。
「俺もうバイト止めようかなー。」





 ところがうって変わって翌日は鼻歌混じりにご機嫌な「真歩子」です。
ラッピング接近やパンチラ接近などもあって「剛」は役得でした。




 ところがラジオを聴くやいなやまたまた不機嫌になって・・・・・。
「真歩子」は何だかやけに感情の変化がはげしい子なんですね。




 そこへご婦人が例のカサブランカを買いに来ますが、程なくしてカンカンになってお店へ戻ってきました。
そう、「真歩子」はうっかりして雄しべを切って渡すのを忘れていたのでした。




 「真歩子」を庇って「剛」が平謝り。




 事後の処理も「剛」はテキパキと。
「真歩子」は大のプロ野球ファンでご贔屓のシャイアンツが勝つと上機嫌、負けると不機嫌になる実はとっても単純な娘。
雄しべを切るのを忘れたのも「清松選手」が怪我をして、頭が真っ白になっていたからなのでした。
「清松選手」とは当時の「清原」と「松井」を合成した選手かな。
昨日、「剛」が目撃した疑惑の男は、実は「真歩子」の弟でしたね。






 そんな「真歩子」に配達に行くフリをして、「剛」はちゃっかり「かすみ草」をプレゼント。
店の中までバイクを乗り入れるとはちょっと考え物ですけどね。
「持田真歩子さんにお届け物です。」「俺とこいつらから。」

 先程の失敗を庇った件といい、このプレゼントの件といい、すっかり「真歩子」にとって、「剛」への好感度は一気にMAX。

「かすみ草の花言葉って知ってますか?」
「じぁ、目をつぶって下さい。」
「かすみ草の花言葉は感謝。ありがとう山口さん。」

と、御礼のKiss。


 ・・・・・いいなぁ、青春してるなぁ。
私にも1日でいいからこんな日が戻ってこないかしら。(涙)
地味だけど「真歩子」の清潔な魅力が引き出された良回でしたね。

 このアニメの大好きなところは幾つもあるんですが、その第1にキャラクターデザインの可愛さにあると思うんですよ。
門井亜矢さん原案の可愛さに加えて、渡辺真由美さんが手を入れた、上瞼と下瞼のウンと濃い隈取りがその可愛さを一層引き立てていると思います。
最近のキャラクターデザインは何を見ても画一的なものが多く、こんな個性のあるキャラデザが見られないのは残念ですね。


 次回は第7章「去りゆく夏」。
「剛」と「真歩子」の訣別回です。



TVアニメ版「下級生」レビュー 第5章「潮風のめぐりあい」

2012年06月15日 | TVアニメ版「下級生」

TVアニメ版「下級生」レビュー 第5章「潮風のめぐりあい」


 TVアニメ版「下級生」レビュー、3回目の今回は 第5章「潮風のめぐりあい」より・・・・・。

夏の海は潮風と砂浜が演出する青春という名のカーニバルシアター。
熱く陽気な太陽が茜色に染まる頃、偶然出会った2人の若者。
それはさざ波に揺れる小さなめぐり合い・・・・・。




 この回から第7章「去りゆく夏」までの3話は、「愛」と「美雪」が絡む海辺のハプニングが発端となって、
「真歩子」との出会い、発展、そして別れに至るまでの「夏バージョン」で、「下級生」中盤のクライマックスと言って良いでしょう。
「真歩子」ファンのためのちょっと強引な「押し込みパート」と考えられなくもないですが、
私は大好きなんですよねー、この「夏パート」。(^_^)
そこでレビューの方も少し画像が多くなりますが、飽きずにお付き合い下さいませ。<(_ _)>




 さてお話の方は、高3の夏休みをどう過ごそうかということで。
悪友の「稔」の持ち込んだ話は、自分が予定している「海辺のバイト」と「剛」の土下座のバイトをチェンジしてくれないかという事。
これには「稔」あこがれの「美夏」さんと夏の間一緒に過ごしたいという、魂胆もあったんですねー。
ミエミエでした。
まぁ、ビキニギャルに囲まれたバイトも悪くはないと「剛」は承諾しますが、行ってみるとまるで予想とは違ったショボイ「海の家」で、
おまけに主人は人使いが荒いときたもんだ。
メニューは「焼きそば」しかないし。(笑)




 「焼きそば上がったよー。」

働きづくめでクッタクタのところに現れたのは、なぜか「愛」ちゃんと「美雪」でした。





 空き時間に楽しい時を過ごす3人。
「愛」ちゃんと「美雪」のプロポーションの良さに思わず見入ってしまいますねー。
「美雪」が黒のビキニで、しかもこれが似合っているとは良い意味で意外です。(^_^)




 さて「剛」が仕事に戻って程なくすると「先輩!来て下さい!美雪ちゃんが・・・・・。」と愛ちゃんがお店に飛び込んできました。




 駆けつけてみると、「美雪」が顔に砂をかけられたとかで、不良っぽい男2人を相手にトラブっている最中。
しかし、男2人を相手にするとは「美雪」も何て気が強いんでしょうね。





 「剛」が間に入って平和的和平を提案しますが、不良達はそうはいかないとはげしく威嚇。
ついに「一触即発!」の場面に、その様子を見ながら怪訝そうな1人の女の子がいました。
この子が誰なのかは後でわかりますよ。

すると、「止めな!お前達の負けだよ!」
と割って入ったのは「剛」のクラスメートの「橘 真由美」でした。




 この連中は私のアッシー君たちなので許してやって欲しいと。
で、「どっちが彼女?ポニーテールの子?」
「真由美」は付き合っているのは「美雪」だと勘違いしているようですが、これが終盤の伏線になっていますね。

 この「真由美」もなかなか好きなキャラなんですよ。
性格がまことにあっさりしていて、世話好きだし、あとくされないし。
ちょっと「尻軽女」らしいのが玉にキズですが。




!!!
仕事を忘れていた「剛」は即座にクビ宣告。

 「始まったとたん、俺の夏は終わっちまった・・・・・。」やけくそになって浜辺に落ちていたビーチボールを蹴ると、海へジャボンと落ちて・・・・・。




・・・・・拾ってくれたのは、先程の女の子「持田真歩子」でした。


 

 (^_^)いやー、ビーチボーイズ風の♪ Let me tell you summer girl ♪ how much I love you ♪のメロディに乗せて始まるこのシーン、
私は大好きなんですよねー。
何度見返してもイイ。
古今東西、恋愛アニメの「出会い」の場面は数多くあるけれど、このシーンは間違いなく私的ベストワンです。




 つかの間の出会いの後、「剛」はガラスの破片を踏んでしまい、足裏を負傷。
それを見ていた「真歩子」が歩み寄ってきて、唾つけとけばイイよという「剛」に対し、
「駄目です!ちゃんと消毒しとかないと!」




 「怪我してる人を放っておけないから。」
急いで救急箱をビーチカウンターから借りてきて、手当をしてくれる心優しい「真歩子」ですが、名前を聞いても「聞いてどうするんですか?

御礼をしたいと言っても「結構です。」
「それに私、喧嘩とかする人嫌いなんです。」と。
「剛」にとっては手痛いジャブでした。
ま、この誤解も後でとけますがね。




 さて、「海の家」をクビになった「剛」の次のバイトを物色中です。
クビになったのは自分も無関係ではないと、「真由美」が新しいバイトを探してくれましたが、そこはまるで「剛」には似つかわしくない「フラワーショップ」でした。
今すぐに面接に来て欲しいとの事。
「やーい、花売り息子ー。」





 乗り気のないままお店にやって来てみると、出迎えてくれたのはあの「真歩子」だったのです。
運命的な出会いですねー。(^_^)


・・・・・今話は「愛」と「美雪」の水着サービスとハプニング、それに「真歩子」との出会いと内容も盛り沢山で充実していて、実に楽しい回だったと思います。


次回7章
「かすみ草に感謝をこめて」。
「真歩子」との発展編。



TVアニメ版「下級生」レビュー 第4章「雨雲の向こう側」

2012年06月12日 | TVアニメ版「下級生」

TVアニメ版「下級生」レビュー 第4章「雨雲の向こう側」



 TVアニメ版「下級生」レビュー、2回目の今回は 第4章「雨雲の向こう側」から。
画家志望で美術部部長「加納涼子」クンのちょっと爽やかなエピソードです。 




 さてその「涼子」クン、何か壁に突き当たって悩んでいるご様子。
「やっぱり駄目だわ。」と、なかなか筆が進みません。




 「剛」と「涼子」が同じお店の前でのお近づきシーン。
「涼子」のブラウスが雨に濡れてブラジャーが透けて見えちゃってますが、「私の方に顔向けないでね。」と先制のジャブを。

剛  「何か手伝える事ねぇか?」
涼子 「まぁ手伝って貰いたい事がないことはないけど・・・・・。」
の会話がきっかけとなって・・・・・。






 手伝って貰いたい事とは三科展に出品する作品の「アポロ像」、要するに男性ヌードのモデルだったんですね。
さすがにこれは女の子にとっては高いハードルかと思われます。

 裸になれという「涼子」に対し、
「じゃあ、涼子ちゃんも脱げよ。俺だけが裸になるなんて不公平だ。」の抗議に平然と脱ぎ始める涼子に慌てふためく「剛」。
「涼子」は絵に夢中になると周りが何も見えなくなるようです。






「おかしなもんだよな、男と女がひとつの部屋でこんな格好して。」のセリフにふと我に返る「涼子」クンです。




さて、翌日絵の手直しをしているところを、折悪しく「佐竹晴彦」に覗き見されてしまい・・・・・。




合成した写真を各階の掲示板に貼り付けられてしまって、学校中によからぬ噂が立っちまいました。




 でも、先生の前で嘘を言って「涼子」を庇ったり、心ない嫌がらせに、「絵なんかもうやめたっていい。」と落ち込む「涼子」に対し、

「涼子ちゃん、嘘言うなよ。
このあいだ、俺を描いたとき、俺の言ったことを真に受けちゃって、平気で服脱いだろ。
普通、そんな事できるか ? そこまで夢中になれるか ? 周りが見えなくなるほど絵を描くことが好きなんだろ ? 
こんな事くらいで簡単に止めるなんて言うなよ。
お絵かきなんて言うなよ。
絵の事はよくわかんないけど、まわりが何と言おうとも少なくとも俺は・・・・俺は涼子ちゃんが夢に向かって頑張ってるのを知ってるぜ。
ここで夢をあきらめちゃあ、何にもならねえだろうが。」

と叱りながら励ます「剛」のスタンスは、いつもながら最高にカッコイイですね。(^_^)






 翌日、再び元気になった「涼子」はまた夢に向かって歩き始めたようです。
陰湿な「晴彦」に対して「剛」は、目には目をの仕返しで・・・・・。
「晴彦」の評判はガタ落ち。(笑)


 ウーン、「涼子」の如く、爽やかな良回でしたね。
少し硬質な「涼子」役の声優さんが良い演技をしていたと思います。
最近の声優さんにはあまりいないタイプの方かと思いますが、なかなかの好演でした。

 「涼子」も地味ながらも良いキャラクターでしたね。
この回だけの使い捨てキャラだったのが残念でした。



TVアニメ版「下級生」レビュー第3話 「夢見る若葉」

2012年06月08日 | TVアニメ版「下級生」

TVアニメ版「下級生」レビュー第3章 「夢見る若葉」




 もう13年前の作品になりますが、初視聴以来、覚えずその魅力の虜になってしまったTVアニメ版の 「 下級生 」 。
キャラクター、音楽、ストーリー等すべてが冴えわたる、自分にとってはとても大切な作品となっています。
その都度、「 本作は機会あるごとに語り継いでいきたい。 」 などと豪語しておきながら、その実今までに何もしていなかったので、自称「 外報部員 」 の活動としての一環に全話レビューを始めてみたいと思います。
週イチくらいの割合で書いていければなー・・・・・と考えておりますが・・・・・。

 
 さて、その「 レビュー 」 ですが、当然1話から入るのが本筋とは思うのですが、Real playe の動画キャプチャーが1~2話に関しては、どこをどう切り取ってもこんな画像  になっちまいましてどうもうまくいかない。
そこで1~2話は後回しし、やや形式を外れますが、第3章 「 夢見る若葉 」 からご紹介したいと思います。


 名ナレーションに導かれる第3章予告編よりのアウトライン



「 若葉が芽吹く頃、初夏の風は始めての恋を運ぶ。突然のデートふたつのカップル交錯するそれぞれの思い。あまりに不自然な状況の中、さりげない優しさが少女の心を戸惑わす。 」


 ・・・・・ちなみにここまでの第1話はメインヒロインの「 南里 愛 」ちゃんが、主人公の「 山口 剛 」の木に登って降りられなくなった「 猫 」 がらみの行動と優しさに心惹かれていく導入部と、本作メインキャラクター達紹介の回となっています。
こちらはバンダイチャンネルで無料視聴ができますので、是非一視聴の程を。
http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=2866

 続く第2話は、その「 愛 」 ちゃんに「 剛 」 とのデートのお膳立てをしてあげたサブヒロインの 「 飯島美雪 」 でしたが、「 剛 」 に「 神山みこ 」 ちゃん宅の大掃除のお手伝いが入ってしまった挙げ句、相棒の 「 佐竹晴彦 」 に逃げられて大幅遅刻のタイムアウト。
デート成立ならずで、折角紹介したのにと怒り心頭に達した 「 美雪 」 が 「 剛 」 のバイト先の 「 喫茶・土下座 」 に抗議に行くと、そこのマスターが 「 美雪 」 に一目惚れしてしまい、「 剛、私に彼女を紹介しなさい! 」 というやや無理のある流れ。



 そして、「 美雪ちゃんとデートしたい奴がいるんだけどなー。 」 てな訳で、今回は前回デートに遅刻したお詫びの「愛・美雪」×「剛・マスター」の織りなす珍ダブルデート回と相成りました。







 Wデート前夜の「美雪」の入浴シーンは本作屈指のサービスカット。

「明日何着ていこう?」
「デート申し込まれるなんてはじめてだもん。どうしていいかわかんないよ。」
と、期待半分不安半分の「美雪」も純真で可愛いですな。




 その頃、「愛」ちゃんは翌日のお弁当作りに励んでおりまして。
「卵焼き」を作っている最中に「剛」のことを思い浮かべて頭がポーッとしてしまい、塩がドバドバと・・・・・。
これは先行き不安ですね。(^_^;)




 さて当日、二人には「剛」の相方は知らされていなかった訳ですが、「美雪」の相手がマスターと知った「愛」と「美雪」はパニック状態。
でも、「美雪」はマスターにデラックスパフェをおごってもらった手前、「ま、いっか。今日一日よろしくお願いしま~す。」という事で珍デートの開始。

「美雪」は常にハキハキしていて好感が持てるキャラクターだといつも思いますね。




 映画の後は公園でのお弁当タイム。
問題の「卵焼き」を食べた「剛」の顔色は青変。
つまみ食いした「美雪」も仰天。
「これは人の食べる物ではない!」と。
頑張って「剛」は塩弁当をたいらげてしまいました。
「剛」もなかなか「イイ奴」なのですよ。




 お昼の後は「美雪」の提案でフィールドアスレチック大会になりましたが、何をやってもダメダメの中年のマスター。
優しく手を差し伸べる「美雪」に、「この娘こそ僕が探し求めてきた理想の女性だ。」と改めて惚れ直しちゃいます・・・・・。




 ラストの迷路で突然、「みこちゃん」の父親と遭遇。
「困ったでおじゃる。もう2時間もここで迷っているでおじゃる。」

 一行を見て 「 けしからん。いい年をして若い女の子に手を出すとはもってのほか。」などと責め立てますが、マスターは姪だと嘘をついて誤魔化そうと。
ところが、「美雪」の方は「私達、恋人なんだよね~。」と大ウソの宣言して逃走。
そして帰路、「恋人って言ってたこと、本気にしていいのかな?」というマスターに対して「ダメ、今日だけで~す。」の返事にマスター 「 ガッカリ ! 」 というオチ。

 ・・・・・まだ「愛」ちゃんと「美雪」が、「剛」を巡る三角関係になる前の爽やかなエピソードでした。


次回のレビューは第4章「雨雲の向こう側」を予定しています。
美術部長「加納涼子」のメイン回。