あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

志について考えた休日のお話

2023-07-13 14:15:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは、スタッフの上野です☺️

最近は、お天気が不安定ですね😨
雷が鳴ったかと思えば、雨がざーっと降って、気がつくと晴れている、なんてことがありますね😳
梅雨明けが待ち遠しいです。

さて、今日はお休み。
この間、よく来てくださる患者様が「覚王山の参道って色んなものが出来てるよ!」
と教えてくださったので、お散歩に行ってきました☺️

参道は、昔ながら定食屋さんは改装され、駄菓子屋は潰れ、代わりにおまんじゅうやわらび餅、
ドーナツのお店ができ、ステンドグラスやアロマオイルのお店が立ち並んでいて、すっかり、観光地!です😮
私は昔、覚王山の近くに住んでいたことがありましたので、嬉しい反面、
住み慣れた場所がずいぶん変わってしまった、というさみしさがありました😂

けれど、せっかく来たので日泰寺にも行こう!と思い、中に入ると、
かんかん照りに暑い中、ぬるいような、でも勢いのある風がびゅーっと吹いていて、
ふと目をやると、すごくきれいな蓮の花が咲いていました。
思わずみとれてしまって、写真を一枚。




気づけば、さっきのさみしさがどこかに行ってしまって、何となく満ち足りた気分で帰りました🎶

東洋医学では、元来人間に備わっている精神活動を五神、と呼び、魂、神、意、魄、志 の5つから成り立ちます。
そして、中でも 志は、腎と関連があります。腎は生命力や精神活動を司る場所のため、腎が不足すると、物忘れが激しくなったり、物事を根気強く継続できなくなります。
つまり、志=こころざし、と呼ばれるように、経験を蓄積していって覚えたり、
コツコツと積み重ねの努力をしていくためには、腎の働きが欠かせないのですね。
腎と言えば泌尿器と言うのが西洋医学の考え方ですが、東洋医学では前記した
ように「志」を主り、「腎陽」「命門」をも含有し生命力の根源とされています。
皆さんご存じの「丹田」がその場所です。大変重要な場所ですので当院では必ず
温かい大きなお灸を行っています。

参道で閉店してしまったところは、もちろん一概には言えない色々なご事情がおありなのだと思いますが、
最初に決めた志(こころざし)が続かなかった、ということがあったのかもしれません。

時代の風潮はありますが、
私は専門職として「ここは譲れない!」という自分の志(こころざし)を持ちながら、
脈診流経絡治療を学びつづけたいと思いました。

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