あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

建具修繕と鍼灸治療

2021-08-29 21:11:00 | ブログ
こんにちは🌞残暑が厳しいですね。
長雨で、気温が低い日が続いていたせいか、暑さが身にこたえますね💦

毎週日曜は、私の自伝です。

建具職人としての技術が鍼灸治療に生かされている。
と、いうと、! なぜ? どうして? と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
木材も乾燥や湿度により具合が悪くなります。

余談ですが、視覚障害者となった現在でも建具が動かなくなったり、棚などの修
理は全て私が行っています。50年前に使っていたのこぎり・カンナ・のみなどを使って……

さて、「木の芽時、秋口」と言う言葉を聞いたことがあるかと思いますが、生命
も風雨寒暑など自然環境の影響により体調を崩します。
これを東洋医学では六淫(りくいん)と言います。
では、西洋医学の分野にも「気象医学」などと言う診療科も有る様ですが、
東洋医学では昔から天の六気といわれ、自然と人類との係わりを強調しています。
これについては後で詳しく述べさせていただきます。

先に、動かなくなった建具の修繕にあたり職人はその建具を強引に動かさずに少
し離れたところから全体を確認すると言いました。
患者さんの診断にもこれは生かされています。
治療は患者さんが玄関から入ってきた時から始まります。ドアーの開け方、挨拶
の声の調子、待合室での他の患者さんとの会話、そしてベットに向かう足取り、
衣服の着脱の様子、ベットに上がる動作等々。
そして、ベット上に仰臥した足や手の置き方や傾き等と患者さんの主訴とを符合
させる。つまり、直接患者さんに接する前から治療は始まっているのです。望聞
合算診断法とでも言いましょうか。

次週に続く

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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Unknown (るみ子)
2021-08-29 22:59:43
こんばんは〜(^o^)

いつも
ためになるお話しを
ありがとうございます〜(^o^)

診察が始まる前から、
治療が始まってるのですね〜。
すごいなぁ〜と思いました。
返信する
Unknown (harii-amano)
2021-08-30 20:24:44
るみ子さん いつもイイね&コメントありがとうございます😊
そうなのです!西洋医学の診察検査と違って、東洋医学では患者さまそれぞれの個性や
体質などを踏まえて(素因と呼んでいます)診断治療をしています。
腰痛の患者さまの痛みを取るだけでなく、腰痛を引き起こす歩き方や性格傾向、
食べ物の嗜好や体格なども重要な診断材料としています。
そのために、実際の治療時間以外のご様子も参考にさせていただいています。

コメントいただくと元気をいただけます!
いつもありがとうございます😊
返信する
Unknown (harii-amano)
2021-08-30 20:27:32
るみ子さん 追加です!来週の投稿で詳しいお話を書かせていただこうと思っています。また読んでいただけたら嬉しいです😊
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