コロナ対策がもたらしたもの

こんにちは😃今日は風が強い1日となりましたが、

日差しは夏に近づいてきていますね。

愛知県では、再来週から学校などが再開の見通しとなりましたね。

「新しい生活様式」が政府から発表されましたが、

基本は、手洗い、うがい、人との適切な距離でしょうか。

この手洗いの徹底と、頻回にわたるアルコール消毒等で

「手荒れ」の患者さまが、今までにないスピードで増えています。

ウイルスも除去してしまうほどですから、どうしても本来私たちが持っている

「ベール機能」も損なってしまうのですね。

平たくいえば「免疫機能」ともいえますね。

本来は、皮脂などで我々の皮膚の表面には、様々な刺激に対するバリア機能が備わっています。

東洋医学的には「衛気(えき)」というエネルギーが、身体の表面を絶えず素早くめぐっていて

様々な外邪(外的要因)から、身体を守っていると考えています。

我々の治療は、この気(目に見えないエネルギーとお考えください)の調整をはかることで

患者さまが、病気にならないような身体づくりを目指すものなのです。

しかし、ここ数ヶ月の間でどなたも、手洗いの回数やその薬品使用率が数倍から十数倍に増え

バリア機能がほとんど失われているほどの手荒れに悩まされる方が増えてまいりました。

本来皮膚を守る皮脂もすべて洗い流してしまうようなことが増えている今

「スキンケア」にも注目していただきたいと思います。

本来、鍼灸治療はご自身の持つ力でのスキンケア能力を最大限に引き出す治療なのですが、

今はやはり積極的に失ったぶんを補う保湿、保護をしていただきたいのです。

全身を守っている、皮膚の役割は想像以上です。

バリア機能を失っていると、思いがけないトラブルが起こることもしばしばあります。

私も、普段ほとんど使わないハンドクリームを就寝時は必ずつけるようになりました。

アルコール手指消毒は、諸刃の剣ともいえます。

毒を持って毒を制すとお考えいただけると、ご自身のスキンケアにも

少し目がいくのではないでしょうか？

まだまだしばらく、新型コロナウイルスには対策が必要だと思います。

免疫力アップが叫ばれるいま、スキンケアにも目を向けてくださいね。