あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

道案内は私におまかせ

2021-09-12 19:35:00 | ブログ
こんにちは🌞
台風が💨近づいていますね。
一日中曇っていましたので
幾分過ごしやすい1日でした。

毎週日曜日は院長の自伝です。

こんな例もある。「道のりを案内して下さい」との電話がかかる。
スタッフの説明を聞いているが、「それじゃ解りにくいだろうな」と思っていると
案の定また電話がかかり、スタッフが説明しているのをしばらく聞いているがもどかしい。結局私が電話に出て説明する。
「今、どちらにいますか?」
「○○の建物の前です。」
「そこでしたら北の方向に進んで、二本目の信号を右に曲がり、そのまま真っ直ぐ100メートルほど進んだ北側、つまり左側です。」
「治療院の前には車が4台ほど停められるスペースがあり、看板が歩道の上に出ていますので直ぐに分かると思います。」こんな具合です。
ただし方向が解らない方には、「その建物を背中にして右に進み二本目の信号を右に曲がり…左側です。」と言った具合になります。
説明の下手な人は、その人が現在どこに居てどちらの方向に進んで居るのかを聞かずに説明をしている事が多い。
更に、方向音痴が電話に出た場合は最悪である。聞いている私もいらつく。受話器をこちらに持って来なさい!」

私が説明している間、待合室の患者さんも治療中の患者さんもクスクスと笑っている。
数分後、その患者さんが、「やれやれ」といった表情で到着する。
私はすかさず「ご到着~」とことさら大きな声をたてる。
先ほど説明に出たスタッフは申し訳なさそうにぺこりと頭を下げる。治療室中大笑いだ。
勿論玄関に到着した患者さんの表情も、スタッフのぺこりも見えてはいないが、四感をフル回転して観ているのだ。

当院までの道案内は晴眼のスタッフよりも私が一番的確に案内出来ると自負している。
晴眼というのは、盲人に対して目が見えている人という意味で使う単語です。
「百聞は一見にしかず」といわれます。又、視覚から入る情報量は聴覚の500倍だとも言われています。
確かに一度に入る情報量は多いだろう。しかし見ればいつでも分かるために記憶に止めていないようだ。
「めくら」になったおかげ様で、鍼灸師に絶対的に欠かせない「観る・感じる」能力は養えたと感じています。

当院には、西洋医学にかかり、各種検査を行ったが原因不明だと言われ、
「自律神経失調症ですね、心療内科で受診して下さい」などと言われて、多数の薬を服用している不定愁訴の患者さんが多く来院します。
検査に現れない、つまり眼には「見えない」症状に苦しむ方の多いこと。
それを『てあて』により四感で「観て、診て」痒い所に手が届く」治療を行うのが東洋医学(脉診流・経絡治療)です。

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