あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

閏年のおはなし

2024-02-27 21:27:00 | ブログ
こんにちは、スタッフ長谷川です😃
2月も残すところあと2日になりました。
今年は2月が29日まである閏年にあたりますね。
閏年がなぜあるかご存知ですか?

現在の日本では、太陽の動きを元にしている太陽暦を採用しています。
地球は太陽の周りを自転しながら回っていますが、太陽を一周するのに約365回転しています。
約、としたのは正確には365回プラス4分の1回転しているからで、
一年を365日とすると、本当の一周とのズレが年々大きくなり季節とも合わなくなってきてしまいます。
これを修正する目的で、4年に一度一日増やすことで調整しているようです。

ちなみに昔は、月の満ち欠けを元に、太陽の動きも加味して作られた太陰太陽暦を使用していました。
新月〜次の新月まで約29.5日の為1年が354日となり、こちらも季節とのズレを調整すべく、たまに閏月を入れていたようです。

人間は昔から、太陽や月を見ながら季節や自然に合わせた生活をしてきたのだなあ
と、しみじみ思いました💦
現代では、人間側がいろいろなものをコントロールしたがっているように感じますが…
環境は大きく変化しても、人の体の大元は変わっていません。
体が変わっていないからこそ、環境変化に適応できず昔はなかった病が次々出てくるのではないでしょうか。

当院で行っている脉診流漢方鍼灸とは、古来から伝わる古典を元にした治療です。
五行論と言って、季節と五臓との関係や脈状(脈の形)も治療に応用しています。
春は肝で脈は弦脈、夏は心で脈は洪脈、秋は肺で毛脈、冬は腎で石脈に配当され、
各季節の土用18日間は脾で緩脈となり、四季の変化に軟らかく対応しています。
最近は気候変化が激しく春と秋が感じられませんね。体調を崩す人も大変多く来院されます。
健康を保つために、できるだけ季節に合わせた生活を送ることを心がけると共に、鍼灸治療も役立てていきたいですね。
コメント
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