自然の陰陽

こんにちは。2023年も新しいスタートとなりました。

昨年は、義父が逝去し、喪中ですので

新年の挨拶は控えさせていただきます。

本年もよろしくお願いいたします。

毎週日曜日は、院長の自伝です。

自然（季節・四時）に従えば病起こらず
『素問・四気調神大論篇第２』には季節の変化に合わせて生活することが大切で
あることが説かれています。
　「陰陽四時（春夏秋冬の四季）なる者は、万物の終始なり、死生の本なり。こ
れに逆らえば則ち災害生じ、これに従えば則ち苛疾起こらず、是れを道を得ると
謂うなり。道なる者は、聖人はこれを行い、愚者はこれにソムく。…
　陰陽に従えば則ち生き、これに逆らえば則ち死す。これに従えば則ち治まり、
これに逆らえば則ち乱る。」
　つまり、自然に従えば元気で生活を営む事が出来るが、自然に逆らった生活を
行えば病気になることを説いています。

　春夏秋冬を陰陽に分けると次のようになります
春夏は、陽気（機能的なもの）を養い、適度に発汗させて、陽気の発散を盛んにする。
秋冬は、陰気（物質的なもの）を養い、房事・肉体労働をさけて陰気を消耗しないようにする。
病気になった場合は自然の陰陽のリズムに戻してあげる。
たとえば夏に汗が出ない冷え症の人は、陽気少なく陰気が多いのだから、陽気を
補い汗の出る身体に戻す治療を行います。
一方、夏に汗を出しすぎて熱中症の様な症状の方には陰気を補い水分を補給する
治療を行います。
又、冬に暖房で汗を出しすぎた場合は陰気を補い、夏にクーラーなどで冷えすぎ
た場合は陽気を補う治療を行います。

次週に続く