よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

串柿の里-和歌山県かつらぎ町:四郷

2022年11月24日 | 和歌山
Shigou, Katsuragi Town, Wakayama Pref.

さてさて、この季節になると紅葉の写真を撮りたいと思うのは、カメラマンなら誰でも思うことでしょう。
ただ、ワタクシには紅葉と並んで、もう一つ撮影したい風景があるんですよ。
11月12日、ワタクシは和歌山県かつらぎ町の四郷(しごう)を訪ねました


四郷は正月用の串柿の産地として有名なんです。朝の7時に自宅を出発し、ちょうど1時間で四郷の中の大久保の集落に到着しました


四郷地区は、400年前から串柿の特産地として長い歴史と伝統を育んできました。
西日本では正月の飾り物として欠かせないのが串柿なんですよ


串柿は正月の鏡餅に使われるのですが、串柿を添えて飾られる鏡餅は、日本神話に出てくる三種の神器を表しています。
丸い餅は「鏡」、上にのっている橙は「玉」、串柿は「剣」を意味しているんですよ


串柿の生産量の90%は和歌山県で生産されているそうで、その大半がここ四郷地区で作られています。
例年、10月末くらいから串柿づくりが始まり、11月の下旬まで柿が干されているんです


この写真を撮影したのは11月14日でしたが、今日はもう11月24日。秋も更けてきましたねぇ。
今年は定年退職をして4月から仕事も新しい仕事につきました。ワタクシにとっては大きな変化があった一年でした。
一年の最後は「終わり良ければすべて良し」といえるように、いい締めくくりにしたいものですね


農家の中庭に干された串柿と、一輪車に積まれた大根がありました。柿と大根…日本の秋ですねぇ。
なお、この串柿は正月用の飾り物の串柿で、食用の干し柿じゃないんですよ


串柿の里…和歌山県かつらぎ町四郷。ではでは、もう少しこのエリアを散策するとしましょうか

使用したカメラ:2、3枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


考えてみたら正月に鏡餅を飾る家も少なくなってきたのではないでしょうか。
我が家では鏡餅も串柿も飾りますが、小さな小さな鏡餅ですわ。
お正月らしい風情が、年々見られなくなっていくのは寂しいですね。



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