よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

素晴らしき夜明けの光景-奈良県上北山村:大台ヶ原山

2018年11月18日 | 奈良(奈良市以外)
Mt.Ohdaigahara, Kami-Kitayama Village, Nara Pref.

さてさて、10月28日の日曜日、ワタクシはいつもの「今では晴れ男さん」と、関西では一足早い紅葉を楽しもうと
奈良県上北山村の大台ヶ原山に行きました。自宅から大台ヶ原山までは車で2時間少々かかります。
夜中の1時に大阪を出発し、3時過ぎには大台ヶ原山の駐車場に到着し、4時過ぎまで少し仮眠を取りました

大台ヶ原山の山頂は標高1695mなのですが、ドライブウェイが作られて山頂に近い駐車場は標高1500mほどの場所にあります。
ワタクシ達は駐車場から山頂まで歩いて夜明けを迎え、ご来光を撮影して、その後は大台ヶ原山の周回コースを歩き、
紅葉を楽しんで駐車場に戻ろうというコースを計画したのでした


午前5時20分、大台ヶ原山の最高峰である日出ヶ岳の山頂に着き、三脚を立てて夜明けを待ちます。
大台ヶ原山は奈良県と三重県の県境にあり、この写真でわかるように南東側はすぐ近くに熊野灘、太平洋が見えるんですね


この日、山頂の気温は約0℃でした。そこに、かなり強い風が吹き付けてくるんです。
遮るものなんて何もありませんので、とにかく寒い寒い。それでも三脚を立てカメラを構えてご来光を待ちます


その時です、東の彼方にはっきりと富士山が見えたんですよ。大台ヶ原山から富士山までは直線距離で273km。
秋から冬の空気が澄んだ晴天日に、運が良ければ富士山が見えるとは聞いていましたが、まさか見えるとは思いませんでした。
ああ、ワタクシ達はなんと幸運なんでしょう。考えてみれば夏の北アルプス登山、南アルプス登山もずっと晴天でした。
今年は何かワタクシに幸運の女神が取り憑いているのでしょうかねぇ


大台ヶ原山は深田久弥氏の「日本百名山」に選定されており、豊かな自然環境や生態系を理由に山全体が特別天然記念物に
指定されています。ただ、深田久弥氏がこの山を百名山に選んだのは、山頂近くまでドライブウェイが造られる前でした。
今の大台ヶ原山だと、深田氏は百名山には選ばないでしょうね。ただ、深田氏の百名山の基準からいうと、
現在では立山、木曽駒ケ岳、乗鞍岳、御嶽などの名山も百名山には選出されなくなるんですよねぇ
(深田氏は百名山の条件の一つに、豊かな自然が守られ、観光目的で山が開発されていないことを挙げていました。
ですので、ドライブウェイ、ロープウェイ、ケーブルカーなどがある山は基準外なんですよ)


ワタクシ、大台ヶ原山を登るのは今回が初めてでした。頭の中では大台ヶ原山の位置関係は理解しているつもりだったのですが、
こんなに熊野灘や太平洋が身近に見えるとは思っていませんでした。高い山の上から海をみるというのもいいものですね


熊野灘のリアス式海岸の形がよくわかります。写真の真ん中からやや左に見える陸地は、三重県の志摩半島ですね


この辺りは日本で最も降水量が多い多雨地帯です。しかし、前日に雨が降ってくれたおかげで、空気中の散りや埃も流されたのでしょう。
本当に空気が澄み切っており、ワタクシ達は夜明け前の魔法のような時間を満喫していました


東の空が明るくなってきました。ご来光が見えるのも、もうすぐですね

PS.今日から一泊二日で滋賀県の方に行って来ます。明日は一日ブログを休みます。
皆さんのところには明日の夜に訪問しますね。

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/2595359

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


今年は泊りがけ、日帰りも含めて登山の時の天候に本当に恵まれました。
ここまで天候に恵まれると、運を使い果たしような気がしてしまい、来年は行くたびに雨に合うんじゃないかと思ったりします。
ただ、今年は登山だけじゃなく普通の旅行も晴天続きなんですよ。さて、この幸運はいつまで続くでしょうねぇ。



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