よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

♪包丁一本 さらしに巻いて♪-大阪市中央区:法善寺横丁

2014年11月13日 | 大阪(大阪市内)
Houzenji Alley, Chuo Ward, Osaka City

さてさて、大阪市中央区の道頓堀界隈のド派手な看板を昨日は見ていただきましたが
道頓堀からほんの少し南に歩くと法善寺横丁という静かななにわ情緒を漂わせている一画があるんです


長さ80m、幅3mの2本の路地が東西に伸びる横丁内には、老舗の割烹やバー、お好み焼き、串カツ店などが立ち並んでおり、
風情ある石畳がいい雰囲気なんですよ。写真では暗くて見にくいのですが、木の看板に「法善寺横丁」と書かれた文字は
三代目桂春団治が書いたものなんですよ。なお、借金・女遊び・酒乱など破滅的な天才芸人で知られる桂春団治は
三代目ではなく初代の春団治でして、三代目は常識人でありました


もともとこの地は浄土宗である法善寺の境内で、参拝客相手の露店がいつしか横丁に発展したものだそうです。
ワタクシが子供の頃「包丁一本 さらしに巻いて 旅へ出るのも板場の修行…」なんていう歌詞の
「月の法善寺横丁」という歌が「懐かしの歌謡曲」のような番組で歌われていたのを覚えております


こちら側の「法善寺横丁」と書かれた文字は、かの喜劇役者藤山寛美が書いたものなんですよ。
藤山寛美は借金や女遊びのエピソードに事欠かない人物で、ワタクシの印象に残っているのは
バーのボーイに「チップとして」車のキーを渡し、自動車1台をあげたという話です
藤山寛美と横山やすしの二人が、最後の破天荒芸人だとワタクシは思いますし、こういう芸人は二度と現れないでしょう。


法善寺にある不動尊は、願いを込める人たちがかけた水で、全身に緑の苔がびっしり生えています。
「水かけ不動さん」の名前で、庶民に愛されている不動尊なんですよ


この日もたくさんの方が不動尊にお賽銭をあげた後、水をかけておりました。
ワタクシ、けっこう歩いてまいりましたので、ちょっと休憩したくなってきたのでありました


法善寺横丁のすぐ南に丸福珈琲店という昔ながらの珈琲店というか、喫茶店があるんですよ。
ワタクシ、久々にこのお店に入ることにいたしました


店内の雰囲気は昭和の香りがいたします。革張りのイスが、なんとも懐かしいですねぇ


コーヒーは濃い味の昔ながらのコーヒーです。角砂糖というのも懐かしいですねぇ。
ここのコーヒーは「コーヒー」と書くよりも「珈琲」の方がふさわしい気がします


ポテトサラダとハムのサンドウィッチも美味しかったですよ。新しいカフェもいいですが、昔ながらの喫茶店もいいものですね。

丸福珈琲店 千日前本店…大阪市中央区千日前1-9-1

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


丸福珈琲店にはなんの非も無いのですが、私の座席の隣に4人組の女性たちがやって来ました。
話題は海外旅行の話になっていたのですが、その話す声のデカいことデカいこと。
話すことが悪いわけではないのですが、声の大きさに節度というのが欲しいものです。
大阪のオバチャンは人は悪くないのですが、時として傍若無人になるのが欠点です



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