よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

隠れキリシタンの地-熊本県天草市:大江天主堂

2014年01月21日 | 熊本
Oue Church, Amakusa City, Kumamoto Pref.

さてさて、熊本県天草市の下田温泉にある「湯の郷くれよん」で楽しい一夜を過ごしたワタクシ達でありますが
お宿で宿泊すると最後に大きな楽しみがあるんですよね。もちろん朝食です

最近の宿は朝食をブッフェ形式(バイキング形式)にしているところも多いのですが、ワタクシはブッフェ形式があまり好きではありません。
同じ時間にドッと宿泊客が食堂に行くと並ばなくてはならないし、どうも気ぜわしい気がするんですよね


ここ「湯の郷くれよん」の朝食はブッフェ形式ではありません。ワタクシ達はゆっくりと朝食をいただきました


このお豆腐が美味しかったんですよねぇ。大豆の味が濃厚で、実に味わい深いお豆腐でありました。


普段は朝食なんて10分程度で食べてしまいます。ゆっくりいただく朝食は、なんとも贅沢な気持ちになるんですよ。
最後まで本当に素敵なお宿でした。出発の時も宿の方が皆さん見送りに来てくださり、「また行きたいね」という気持ちになりました。

ではでは、今日は天草を回ってみるとしましょうかねぇ

熊本県の南西部に位置する天草下島は、16世紀中期にキリスト教伝来以来、キリシタン大名の小西行長によってキリスト教が広められました。
しかしながらキリスト教が禁止されると厳しい迫害と弾圧が繰り広げられました。
にもかかわらず、この地のキリシタン達は信仰の炎を絶やすことなく、明治時代に至るまで信仰を続けたのですね。


天草市の大江という集落の小高い丘の上に大江天主堂が聳えています。
大江は、島原・天草一揆で全滅したと思われていたキリシタンが160年余りを経て数多く発見された隠れキリシタンの里です。


大江天主堂は、明治時代になってキリシタン解禁後に天草への伝道に生涯をささげたフランス人宣教師ガルニエ神父が私財を投じて建設した天主堂です。
青空に聳える白亜の天主堂は、昭和8年に完成したそうです


島原・天草一揆から約160年。キリシタン達は役人の目を逃れ、信仰を続けてきたのですね
命を懸けて信仰を守る…ワタクシのような人間には到底理解できない思いです。


今ではこの大江天主堂は、静かな大江の集落の佇まいに溶け込み、なんの違和感も無いことが時代の流れを感じさせてくれますね。


ではでは、天草の地をもう少し巡ってみるとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-E1


キリシタンへの迫害、弾圧の記録を見ると目を背けたくなるような記述がたくさん書かれてあります。
よくぞここまでの常軌を逸したような拷問、殺戮が出来たのかと背筋が寒くなる気がします。
人間の心の中には、誰もがそのような「狂気」を内包しているのかと思うと恐ろしくなります



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