よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

緑鮮やかな庭に佇む-京都市東山区:泉涌寺

2012年05月06日 | 京都市(左京区、東山区)
さてさて、京都市東山区の泉涌寺にやって来たワタクシは、境内の一番奥にある御座所にやって来ました。
御座所の中には侍従の間、勅使の間、玉座の間など皇室ゆかりのお部屋が並んでおりました。(もちろん撮影はダメです)
そしてそして、御座所の東南から御殿の南側にかけて、小さな御庭が築かれておりました


決して大きなお庭ではありませんが、周囲を山々に囲まれた自然豊かな場所であり
洗練された庭の姿がなかなかいいなぁと感じました


訪れる人もあまり多くない泉涌寺の御座所庭園。ワタクシはゆっくりと腰をおろして、しばし鮮やかな緑を眺めておりました。
しかししかし、その静寂が破られてしまったのです


言葉からすると関東の方だと思いますが、男性一人と女性二人の三人組が庭にやって来ました。
話の内容から察するに、職場の同僚という感じです。男性は50代、女性は40代か50代でしょうか。


別に話をするのはいいのですが、とにかくこの3人、異様に声がでかいのです
特に男性は壊れたスピーカーのように、とにかく声がでかいでかい。
よく大阪人は声がでかいと言われますが、これほど声がでかい大阪人はあまりおりまへん。
「そりゃ、営業の○○さんのやり方では誰もついて来ないよ」とか、「人事がダメだとやる気がでないね」とか
『べつにここでしゃべらんでもいいやん』という中身の話を大声でしているのです


あまりにうるさいので「ちょっと小さな声で話してもらえますか」と言おうと思った瞬間
私の横にいた初老の男性が「すいまへんなぁ。ここは静か~に庭を楽しむ場所やさかいに、もうちょっとお静かに
しゃべってもらえますやろかぁ」と言ってくださいました。3人組はそそくさと退散しました。
こういう時、はんなりとした京都弁はいいですねぇ


思わず「どうもありがとうございました」とその男性に言いましたら、
「いやいや、お寺さんにお参りするときは、ちゃんと作法を守ってもらわんとなぁ。今日は、ようお参り。」と笑顔でおっしゃりました。
その笑顔がとても素敵でした

使用したカメラ:Canon EOS7D


今では京都でも若い人の言葉は、本来の京都弁とはかなり違うものになっているようですが
京都の町を歩いていると、やはり京都弁ならではのイントネーションや京言葉を使う若い人をみかけることもあります。
京都に限らず、方言というのはその土地の素晴らしい文化ですから、これからも脈々と受け継がれていってほしいですね



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