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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

辛味大根-岐阜県郡上市:郡上八幡・「蕎麦正 まつい」

2023年06月26日 | 岐阜
“Sobasho Matsui”, Gujo-Hachiman, Gujo City, Gifu Pref.

さてさて、朝から郡上八幡の町を散策してきたワタクシ達ですが、なにせ朝5時に大阪を出てきていますので
10時頃にはもう空腹感を感じていたんですよ。ワタクシも相棒さんも蕎麦が好きなのですが、
どうやら郡上八幡には何軒か美味しい蕎麦屋があるようなのです。
そんな中から一軒のお店に狙いをつけて、11時の開店と同時にお店に向かって行きました


訪れたのは「蕎麦正 まつい」というお店です。なかなか人気のお店のようで、開店と同時に人が並んでいたんですよ。
早くお店に行ったのは正解でした。何事にも行動が迅速なオジサン達なのです


メニューはいたってシンプルです。ワタクシはメニューを見た瞬間、オーダーする蕎麦は決まりました。
ワタクシ、辛味大根で蕎麦をいただくのが蕎麦の食べ方で一番好きなんです。ですので、オーダーは「おろし蕎麦」一択ですな


蕎麦が出てくるまでノンアルコールビールをいただきます。車ですのでアルコールは我慢、我慢。
どうせ夜にはドッサリ飲みますので、昼間の我慢は苦になりません


どーですか。相棒さんがオーダーした「ざる蕎麦(本わさび)」です。わさびは注文を受けてから、お店の方が摺り下ろしていました。
摺り下ろしたワサビはいい香りがしますねぇ


どーですか。ワタクシがオーダーした「おろし蕎麦(辛味大根)」です。
この辛味大根なのですが、大阪ではなかなか食べることが出来ないんです。
ですので、信州などに行った時に辛味大根の蕎麦があると、迷うことなく食べているんですよ


美味しい蕎麦でした。ちょっと後悔したのは「並盛りやなくて、大盛りにしたらよかったなぁ」ということでした


関東の人は、蕎麦屋で軽くお酒を飲むというのが「粋」だそうですね。しかし、大阪にはそういう蕎麦文化がありません。
一度でいいので、板わさ、卵焼き、蕎麦味噌などをチビチビ食べながら、美味しい焼酎でも嗜みたいものです


ただ、ワタクシの場合は飲み始めるとたくさんの量を飲んでしまうので、「粋」な飲み方にはならないでしょうな


蕎麦湯も申し分のない美味しさでした。いいお店で蕎麦をいただくことが出来ました


駐車場に向かって歩いて行くと、鮎の塩焼きを売っていました。これも郡上八幡の名物ですね

「蕎麦正 まつい」…岐阜県 郡上市八幡町鍛冶屋町774-2

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


この後、町の中心部から車で5分ほどの場所にあるスーパーマーケットに向かいました。
この日のキャンプに使う食材、お酒の買い出しに向かったんですよ。
六十路のオジサン二人組のキャンプですので、「映える」キャンプは期待できそうにないですね。



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インバウンド-岐阜県郡上市:郡上八幡

2023年06月25日 | 岐阜
Gujo-Hachiman, Gujo City, Gifu Pref.

さてさて、ワタクシ達は重要伝統的建造物群保存地区に選定されている郡上八幡の北側から、
吉田川を渡って南側の方へ戻って来ました


「新町通」と呼ばれる商店街があるのですが、通りの看板の上に踊りのような飾りが見えますね。
郡上八幡では夏になると、30日に渡って「郡上おどり」と呼ばれる踊りが続けられるんです。
特にお盆の四日間は、徹夜で踊りが続くというのですからビックリですわ


「これはアジの干物とアジフライです」と書けば、誰もが信じることだと思いますが、これは食品サンプルなんです。
郡上八幡は、食品サンプルの製造が盛んで、その生産量は日本一なんです。
ワタクシ達は「食品サンプル創作館 さんぷる工房」というお店に入ったのですが、ここでは食品サンプルを販売しているだけでなく、
サンプル作りの体験ができるので観光客に人気なんですよ


この坦々麺のサンプルも本物に見えてしまいますね。ワタクシ達が訪れた時、館内はタイからの団体旅行客でいっぱいでした。
皆さん、食品サンプルを見るのが初めてのようで、手にとっては大喜びでした。
サンプルを持ってスマホで写真を撮り、どうやらサンプル作りの体験もするようでした。
食品サンプルを買っている人も多かったので、タイに持ち帰って「日本にはこんなのがあるんやでぇ」と話をするのでしょうね


コロナ前はどこに行っても中国人観光客の、そして韓国人観光客の姿を見ることが多かったです。
しかし、最近はタイやマレーシアなどの東南アジアからの、そしてインドからの観光客の姿をよく見かけます


それだけ東南アジアやインドの経済力が豊かになってきたことを、そして日本の経済力が弱くなったので
日本は格安で旅行が出来る国になったんだなぁと思わずにはいられません。悲しいですが、これが現実です


「いがわ小径」という遊歩道があります。狭い歩道ですが、すぐ脇を水路が流れているので風情があるんですよ


丸々と太った鯉がたくさんいました。そして、ここでも東南アジア系の人達が鯉の写真を撮っていました


ではでは、お昼も近づいてきたので昼食を食べに行くとしましょうか。食品サンプルを見ていたら、お腹が空いてきましたわ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


バブル期の訪日外国人観光客は約300万人。東京の物価の高さがよく話題になっていたことを覚えています。
一方で日本人の若い女性達が、パリやミラノなどでブランド品を買いあさるのもよく話題になっていましたね。
それから30年。2018年の訪日外国人観光客は約3100万人。これからはインバウンドに期待するしかないのでしょうかね。



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コメント (31)

水とともに暮らす-岐阜県郡上市:郡上八幡

2023年06月24日 | 岐阜
Gujo-Hachiman, Gujo City, Gifu Pref.

さてさて、ここ郡上八幡は「水の町」と呼んでいいくらい豊かな川が流れ、湧き水にも恵まれています。
川で言うと町の西側に長良川が北から南に向かって流れ、その支流の吉田川が東から西へと流れて合流します。
さらに小さな支流である小駄良川(こだらがわ)が町の中を北から南に向かって流れてきて、吉田川と合流するんですよ


これが小駄良川なのですが、川沿いは遊歩道になっていて、川のそばまで降りていくことが出来るんです。
二日前の大雨のせいで水量はかなり多くなっていましたが、川が全く濁っていないんです


この写真の奥の方が吉田川との合流地点です。ワタクシ、夏にここに来たことがあるんですが、
その時はたくさんの子ども達が川の中に入って遊んでいました。いい光景だなぁと思いましたよ


小駄良川の右岸には3階建ての家々がひしめき合うように立ち並んでいます。窓から釣り竿を伸ばして釣り糸を垂れれば、
魚を釣ることが出来るんじゃないか…そんなことを思いました


個人の家屋から河川敷に降りてくる階段が見えます。人々の暮らしと川が、密接につながっていることがよくわかる光景です


「子どもが川に落ちたら大変だ」「事故を防ぐために柵をつけよう」などという、アホなことを言う人がいないのでしょう。
川とともに人が暮らし、水とともに人が暮らす…そんな素晴らしい営みがここ郡上八幡には残っているんです


階段の上から小駄良川を眺めてみました。小駄良川の水の美しさに改めて感動する私です


再び吉田川に戻ってきました。そして、夏になると吉田川には多くの人がやって来るんですよ


5月中旬に吉田川の鮎釣りが解禁されます。良質の鮎を求めて、この日も釣り人達がたくさんやって来ていました。
アユ、アマゴ、サツキマス等、釣り人や料理人をも魅了する川魚も、川とともに暮らすこの町の人々の自慢なんですよ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


高度経済成長期の大阪市で育った私にとって、川というのは汚く濁っており、時には異臭を発する存在でした。
川に入って遊ぶなどということもなく、川は自宅近くに流れていましたが、身近な存在ではありませんでした。
そんな私には、豊かな水に恵まれた町で暮らす人が羨ましくてならないのですよ。



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コメント (28)

静かに佇む町並み-岐阜県郡上市:郡上八幡

2023年06月23日 | 岐阜
Gujo-Hachiman, Gujo City, Gifu Pref.

さてさて、郡上八幡へやって来たワタクシ達は、重要伝統的建造物群保存地区に選定された
歴史を感じる古い町並みを散策していました


郡上八幡の町は、八幡城の西側と南側に広がる城下町のうち、東西に流れる吉田川の北側を北町、南側は南町と称されていました。
そのうち北町の職人町、鍛冶屋町、大手町、柳町、それと八幡山の山上と山麓に広がる八幡城跡を含む範囲が、
2012年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されたんです


郡上八幡は水が豊かな町です。この写真のように道路脇には用水が流れているのですが、その水は防火用でもあり、
洗い物などをするために利用されてきたそうです


このエリアはそれなりに観光地であり、下呂温泉や白川郷などとセットで団体観光客もバスでやって来たりするのですが、
あまり極端に観光地化されておらず、静かな佇まいが残っているのがワタクシには好ましく思えるんですよ


水が豊かな地には、必ず美味しいお酒がありますね。ただ、ワタクシはなぜか日本酒が苦手なんです。
ビールをはじめ、ワイン、焼酎、ラム酒、ウォッカ、ウイスキー等々、お酒はなんでも好きなのですが、日本酒だけがどうもダメなんです。
ま、これで日本酒も好きだったら、旅行に行くたびに地酒を買うことになりお金がかかって仕方がないですな


なんとも昭和レトロな食堂がありました。「中華そば」という言葉が懐かしいです


一瞬、「玉桂肉って何の肉や?」と思ったのですが、これは「肉桂玉」ですね。
肉桂はニッキとも言います。肉桂玉とは「ニッキ飴」のことですな


相棒さんが「アンタの好きなポストがあるで」と笑っていました。言われなくとも撮りますがな


郡上八幡ではあちらこちらで湧水を目にします。これは「宗祇水」と呼ばれる湧水です。
室町時代の連歌の達人である飯尾宗祇が、この湧水の傍らで庵を結んで愛用したことから
「宗祇水」と呼ばれるようになったそうなんです。由緒ある湧水ですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


この日、郡上八幡の町を散策したのは午前9時頃からでしたので、朝早いせいか観光客の数もさほど多くはありませんでした。
朝早いと人が少ないので静かに散策を楽しめますし、写真も撮影しやすいですし、いいことばかりなのですが一つ難点があるんです。
それは営業しているお店がほとんど無いので、「ちょっとコーヒー飲もうか」「軽く何か食べよか」ということが出来ないんですね。



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清流流れる城下町-岐阜県郡上市:郡上八幡

2023年06月22日 | 岐阜
Gujo-Hachiman, Gujo City, Gifu Pref.

さてさて、6月4日〜5日にワタクシは相棒の「今では晴れ男」さんと、岐阜県の御母衣湖にキャンプに行ってきました。
ただ、キャンプ場までを往復するだけではもったいないので、往路は郡上市郡上八幡に立ち寄ることにしました。
いつものように朝の5時に大阪を出発し、8時30分には郡上八幡に到着したのでした


現在は観光案内所等に利用されている旧八幡町役場に着きました。ここの駐車場に車を停めて町を散策することにしたんです。
郡上八幡は平成16年までは「郡上郡八幡町」だったのですが、平成の大合併で7つの町村が合併して郡上市となりました。
その郡上市の中心となるのが、ここ郡上八幡なんですよ


旧役場の駐車場からの風景です。流れているのは吉田川で、この吉田川と長良川が合流する場所に郡上八幡の町が広がっています。
この日の二日前、6月2日には台風2号が日本にやって来て各地に大雨をもたらしました。吉田川も水量が多いですね


旧役場のすぐ前にある新橋という橋を渡って、城下町の方へ向かうのですが、この橋がちょっと有名なんですよ。
というのは郡上八幡では夏になると、この橋の上から若者たちが川に飛び込むのですが、その姿がテレビなどでよく報道されました。
地元の若者にとって新橋からの飛び込みは、少年を卒業し、大人の男の入口に立つ通過儀礼です。
少年たちは決して、いきなり高さ12mの新橋から飛び込みはしません。最初は川岸の低い岩から飛びこみ、徐々に高い岩へと進むんです。
度胸がついてきたら、新橋より低い学校橋で練習を重ね、最終的に新橋に立つそうです。
そして必ず年長の少年が監督し、危険と判断すればやめさせるというルールがあるんです。
そういう文化を知らないアホな観光客が酒に酔った勢いなどで川に飛び込み、事故が多発したそうなんですよ。
そいつらが大怪我をしようが自業自得ですが、事故が起こったりするとテレビでアホなコメンテーターなどが
「そもそも川に飛び込むような行事自体が危険なんですよ」などと言うのが、腹立たしくてならないんですよね


郡上八幡城のある八幡山の西南には、趣のある古い町並みが広がっています。
なかでも職人町、鍛冶屋町、柳町は、江戸時代初期に整備された城下町の風景が今なお残っており、
平成24年(2012 年)には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました


郡上八幡には何度も来ていますので、地図を見なくても町を散策するのに困ることはありません。
ワタクシ達はスタスタと歴史感じる町の中を歩いていくのでした


この辺りは「職人町」というのですが、「職人町」「鍛冶屋町」なんてのは素敵な地名ですよね。
地名というのはその土地の歴史を伝える大切な文化です。ですので、ワタクシは安易な地名改変には大反対なのです


旧城下町では軒下にはバケツや半鐘が吊り下げられるなど、防火への強い意識が伺えます。
家々が密集し、二度の大火に見舞われた郡上八幡は火事に対する危機感が大きかったのです。
町割りに沿って家々の軒先を勢いよく流れる水路も、そもそもは防火対策のためのものだということです


ではでは、郡上八幡の散策を続けていくとしましょうか。何度訪れても、いい町だなぁと思いますわ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


岐阜県は旧国名でいうと「美濃」「飛騨」に分かれます。ここ郡上八幡は美濃の中では最も北に位置し、飛騨に近いエリアになります。
美濃は名古屋文化圏で、いわゆる「東海地方」に属するわけですが、飛騨は気候や風土は信州とよく似た内陸性の土地であり、
古くから富山との結びつきが強く、美濃とは気候風土や文化がかなり違います。そんなことを思いながら旅をするのも楽しいものなんですよ。



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