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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

日は西に傾き…-長野県木島平村

2011年08月25日 | 信州(北信)
さてさて、この日は朝から志賀高原へ、そして秋山郷へと出向いていたワタクシですが
午後になって宿のある木島平村に戻ってまいりました。


木島平村は名前の通り、千曲川沿いに「平地」が広がっているので米作りが盛んです
夏の青空が眩しいです。


遠くに見える山並みの向こうは新潟県なんですよ。信州でも一番北に位置するエリアなんですね。


ワタクシ、木島平村で一番標高の高い場所にある「馬曲」という集落に行きました。
馬曲は温泉で知られていますが、この集落に『郷の家』という古民家があるのです。


『郷の家』は集落の古民家を、住民の語らいの場として、またイベントの場として活用しています。


ワタクシはここに来て、何もせずにボーッとしているのが大好きなのです
吹き抜ける風が心地良く、ちょっと横になって昼寝しました


気がつけば日も西に傾いてきました。そろそろ宿に戻りましょうか。


初めて『郷の家』に行ったとき、地元のおばちゃんがおかずを持ち寄ってお昼ご飯を食べながら喋っていました。
縁側に座っていたワタクシに、「よかったら一緒に食べないかぁ」と言っておにぎり、ナスのお浸し、コンニャク
の煮物などをご馳走してくれました。「田舎だからこーんなもんしかないんだよ~」という言葉に
「最高のご馳走ですよ」とワタクシが答えると、「都会の人はお世辞がうまいねぇ」と笑ったおばちゃん達。
あの言葉はお世辞でも何でもありませんよ。



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信州の秘境へ-長野県栄村:秋山郷

2011年08月24日 | 信州(北信)
さてさて、志賀高原のトレッキングを終えたワタクシは、車に乗って次なる目的地に向かいました。
向かったのは長野県栄村の秋山郷でありまして、ここに行くのは4度目になりますなぁ。

秋山郷は苗場山山麓に位置する新潟県との県境の山間地域でありまして、信州では南アルプスの麓にある
遠山郷と並び、最も交通の便が悪い秘境と言われてきました。
この地域は信州でも指折りの豪雪地帯で、昭和の終わりまで冬になると雪で道路が閉鎖され
外部との行き来が一切出来ない地域だったのです
数年前、この地域が大雪に見舞われて数日間村が孤立したとき、テレビ局のスタッフがやって来て
「大変だったですねぇ」「困ったでしょう」と村人にインタビューしたところ
「そんなもん、冬になったら道路が雪に埋まるのは当たり前だ」「食料なんてどこの家でも蓄えとるから大丈夫」
と、テレビ局が期待する「大変だった」「困った」という答えが全く返ってこなかったそうです。逞しいねぇ。


「むーらの鎮守の神さーまの~ 今日はーめでたーいお祭りー日~」なんて歌が頭の中に流れてきました


昔の民家がそのまま保存されていたので、ちょっと中に入ってみました。


「ぼーやー よい子だ ねん寝しな~」なんて歌が頭の中に流れてきました


初めて来たときから何も変わらない風景が広がっています。


観光地でも何でもなく、ごく普通の山村風景。ワタクシはこういう風景が大好きなのです


ふと足下を見ると鮮やかなコスモスの花が…
秋山郷には駆け足で秋がやってくるのですね。


今年の3月12日、長野県北部地震がここ栄村を直撃しました。前日の東北地方太平洋沖地震があまりにも
被害が大きかったため、長野県北部地震の報道はあまり大きくありませんでしたが、栄村は震度6強でした。
今もあちこちの道路に亀裂が残ったままであり、家や道路の復旧作業が至るところで行われていました。
「大変でしたね」というワタクシの言葉に、「津波もないし原発もないんだから、これで大変だなんて言ったら
東北の人に申し訳ない。みんな生きていたから幸せだよ」と答えてくれたおばちゃんの笑顔が眩しかった。



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神秘の青色-長野県山之内村:志賀高原大沼池

2011年08月23日 | 信州(北信)
さてさて、志賀高原の大沼池にやって来たワタクシなのですが、この日は朝から志賀高原はガスの中でした
大沼池の言葉では表せないような美しい青い色は、曇り空では色合いもイマイチです。
ところがところが、青空までとはいきませんが、曇り空から薄日が射してきたではありませんか


この色が見たかったのです。これが大沼池の神秘の青色なのです


真っ青な湖水に森の木々が映り込みます。しばし美しさに見入ってしまいます


木々の間から大沼池が姿を見せてくれます。


木々の緑と、湖水の青さが言葉にならないくらいに美しい。
ワタクシ、ただただこの湖を作った自然の神に感謝しました。


大沼池から次なる目的地へ…去りがたく振り返ってみると大沼池はさらに美しく


しっかりとこの青さを目に焼き付けようと、ワタクシはしばらくこの場に佇みました。
遠くに大蛇神社の赤い鳥居が見えています。ワタクシはまた来ることを心に誓い、大沼池を後にしました


こういう場所で写真を撮るとき、いつも「こんな素晴らしい風景を撮らせていただいてありがとう」と
そんな気持ちになるのです。
美しい風景に出会えたとき、その出会いに心から感謝しています。
そんな心はこれからも忘れずにいたいですね。



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山中の美しき湖水へ-長野県山之内村:志賀高原大沼池

2011年08月22日 | 信州(北信)
さてさて、志賀高原の散策を続けるワタクシですが、ワタクシの次なる目的地は
志賀山の山麓に位置する大沼池でありました。
大沼池は志賀山の溶岩によって川がせき止められて出来た大きな池でありまして、
その湖水の美しさは何度訪ねても感動します


木々の間から大沼池が見えてきました。生憎の曇天なので水の色がいつもほど鮮やかではありません


鮮やかな湖水の色に目を奪われます。この湖水は強い酸性なので、魚は住むことが出来ないそうです。


大蛇神社の鮮やかな鳥居が青い湖面に映えます。これで青空が見えていたら…なんて考えるのはダメですね


実は実は、ワタクシ、中学校の修学旅行でここを歩いたことがあるんです。
5月末だったので残雪の中を歩いた記憶はあるのですが、池の風景は全く覚えていません。
友人が雪解け水にはまって水浸しになったのは覚えているのですが…


遠くから鳥居を眺めてみました。赤い鳥居が鮮やかですね。


これで太陽の光が射し込めば、湖水の青さがもっと美しいのに…
そう思っていたらあれあれ(明日に続く)


森、山、湖、湿原…志賀高原には豊かな自然が残っています。
道路沿いの斜面は片っ端からスキー場に開発され、かつての志賀高原の姿からはかけ離れたものかも知れません。
でも、スキー場から少し森の中に入っていくと、そこには昔と変わらない自然があります。
新緑、高山植物、紅葉…スキーシーズン以外の志賀高原を多くの人に見てほしいです。



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緑に囲まれて…-長野県山之内村:志賀高原

2011年08月21日 | 信州(北信)
さてさて、志賀高原のトレッキングを続けるワタクシですが、どうにも天気がパッとしません
しかししかし、自分の周りに目を向けてみると夜露や霧雨に濡れた草木が何とも美しいのですね


水滴を纏った苔…もし晴天ならワタクシは山々の風景に目をとられ、苔に気づくこともなかったでしょう。


標高の高い志賀高原です。このカエデも10月上旬には真っ赤になることでしょうね


カエデ、ナナカマド、ブナ…様々な木々の葉が緑色を競い合います。


木の葉が生み出す緑のグラデーション。その美しさを教えてくれたのですから、霧雨にも感謝しましょう


雨がよく降る日本の国。その豊かな雨量が美しい森を育んできたのですね。


志賀高原では人気のトレッキングコースですが、朝の6時頃から歩く人はいないようで
聞こえてくるのは鳥の鳴き声、川のせせらぎ、そして風の音だけでした。
日々の仕事に埋もれてしまっていると、そういう時間がとても大切に思えます。



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