Shibu-Touge Mountain Path, Yamanouchi Town, Nagano Pref.
さてさて、長野県山ノ内町にある「農業民宿 一風」に宿泊したワタクシ達ですが
翌日は3時半に起床し、4時にはお宿を出発いたしました
。
前日は3時に大阪を出発して信州にやって来て、この日は4時に宿を出発するのですから、本当に元気なオッサン達です。
こんなに早起きするのは、もちろん夜明けの光景を眺めたいというのが目的です
。
ワタクシ達はお宿を出発し、志賀高原を登って行きまして渋峠に到着いたしました。
渋峠は長野県山ノ内町と群馬県中之条町(小渕優子の選挙基盤で話題になりましたな)の間にある峠で
標高は2172mあって、日本の国道の最高地点なんですよ。この時期は条件がよければ雲海が眼下に広がるので
ワタクシ達は早朝から渋峠を目指したのですが、同じような人がいるものですねぇ。
朝5時の渋峠には、三脚を立て夜明けを待つカメラおやじ、カメラおばさん達が多数来ておりました
。

午前5時15分、東の空(厳密に言えばこの季節はやや北東の空ですね)が徐々に茜色に染まり始めます
。

快晴、そして無風、さらには放射冷却による冷え込み…雲海が出来る条件が揃いました。
台風接近という状態にもかかわらず、こんな夜明けを迎えることが出来たことをワタクシ達は感謝するばかりです
。

とはいえ、渋峠は放射冷却でぐっと冷え込んでおりまして、車の温度計を見るとマイナス2℃
。
ワタクシは寒さにはけっこう強いのですが、三脚を構えてジッとしていると寒さが身にしみます。

この時間帯は、刻一刻と空の表情が変わります。一瞬たりとも目を離すことが出来ません。

初めて本格的な登山をした時、「俺はなんでこんなしんどいことしてるねん。もう二度と山なんか登れへんわ」と
ワタクシは早く下山することばかりを考えておりました。
そして翌朝、テントから出て行ったワタクシの目の前には雲海の彼方から登って来る太陽の姿がありました
。
ワタクシはその光景に、不覚にも涙が流れてきたのです。そして「また登ろう。また山で夜明けを迎えよう」と思いました。
もしあの日、雨や曇りだったら、ワタクシは二度と登山をすることがなかったかもしれません。

山で夜明けを迎えたとき、昔の人が山を御神体として崇め、山岳信仰が広まった理由が少しわかったように思いました。
山の朝はあまりにも神々しく、ワタクシのような信仰心の薄い者ですら「ここには神がいる」と思ったのですから
。

南東の方向に目を向けると、雲が鮮やかな茜色に染まっていました。
写真を撮る人は夕暮れ時に、日没後の数十分の時間帯を「マジックアワー」とか「マジックタイム」と呼びますよね。
では、この夜明け前の時間帯はなんと表現すればいいのでしょう
。

もう間もなく、あの雲の彼方から太陽が姿を現します。御来光を待つこの瞬間が、ワタクシが一番好きな時間なのです
。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T1
登山をしない人には信じられないかもしれませんが、山小屋などでは朝の4時頃に起きる人はごく普通です。
夏山なんて夜明けが早いですから、山頂で夜明けを迎えようなんて人は3時頃に山小屋を出発する人も少なくありません。
私が早起きに強くなったのは、これが理由だと思うのです。
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さてさて、長野県山ノ内町にある「農業民宿 一風」に宿泊したワタクシ達ですが

翌日は3時半に起床し、4時にはお宿を出発いたしました


前日は3時に大阪を出発して信州にやって来て、この日は4時に宿を出発するのですから、本当に元気なオッサン達です。
こんなに早起きするのは、もちろん夜明けの光景を眺めたいというのが目的です

ワタクシ達はお宿を出発し、志賀高原を登って行きまして渋峠に到着いたしました。
渋峠は長野県山ノ内町と群馬県中之条町(小渕優子の選挙基盤で話題になりましたな)の間にある峠で
標高は2172mあって、日本の国道の最高地点なんですよ。この時期は条件がよければ雲海が眼下に広がるので
ワタクシ達は早朝から渋峠を目指したのですが、同じような人がいるものですねぇ。
朝5時の渋峠には、三脚を立て夜明けを待つカメラおやじ、カメラおばさん達が多数来ておりました


午前5時15分、東の空(厳密に言えばこの季節はやや北東の空ですね)が徐々に茜色に染まり始めます


快晴、そして無風、さらには放射冷却による冷え込み…雲海が出来る条件が揃いました。
台風接近という状態にもかかわらず、こんな夜明けを迎えることが出来たことをワタクシ達は感謝するばかりです


とはいえ、渋峠は放射冷却でぐっと冷え込んでおりまして、車の温度計を見るとマイナス2℃

ワタクシは寒さにはけっこう強いのですが、三脚を構えてジッとしていると寒さが身にしみます。

この時間帯は、刻一刻と空の表情が変わります。一瞬たりとも目を離すことが出来ません。

初めて本格的な登山をした時、「俺はなんでこんなしんどいことしてるねん。もう二度と山なんか登れへんわ」と
ワタクシは早く下山することばかりを考えておりました。
そして翌朝、テントから出て行ったワタクシの目の前には雲海の彼方から登って来る太陽の姿がありました

ワタクシはその光景に、不覚にも涙が流れてきたのです。そして「また登ろう。また山で夜明けを迎えよう」と思いました。
もしあの日、雨や曇りだったら、ワタクシは二度と登山をすることがなかったかもしれません。

山で夜明けを迎えたとき、昔の人が山を御神体として崇め、山岳信仰が広まった理由が少しわかったように思いました。
山の朝はあまりにも神々しく、ワタクシのような信仰心の薄い者ですら「ここには神がいる」と思ったのですから


南東の方向に目を向けると、雲が鮮やかな茜色に染まっていました。
写真を撮る人は夕暮れ時に、日没後の数十分の時間帯を「マジックアワー」とか「マジックタイム」と呼びますよね。
では、この夜明け前の時間帯はなんと表現すればいいのでしょう


もう間もなく、あの雲の彼方から太陽が姿を現します。御来光を待つこの瞬間が、ワタクシが一番好きな時間なのです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1
登山をしない人には信じられないかもしれませんが、山小屋などでは朝の4時頃に起きる人はごく普通です。
夏山なんて夜明けが早いですから、山頂で夜明けを迎えようなんて人は3時頃に山小屋を出発する人も少なくありません。
私が早起きに強くなったのは、これが理由だと思うのです。

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