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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

ガード下の飲食店街-大阪市北区:新梅田食道街

2023年10月25日 | 大阪(大阪市内)
Shin-Umeda Restaurant Street, Kita Ward, Osaka City

さてさて、梅田界隈を散策するワタクシですが、JR大阪駅東側のガード下に、昔はよく行っていた場所があるんですよ


東海道本線と大阪環状線のガード下に「新梅田食道街」という飲食店街があるんです。
昭和の雰囲気を色濃く残す、庶民的な飲食店街なのですが、行ってみてビックリしたのはこの人の数なんですよ。
何の人だかりかと思って近づくと、たこ焼き屋の開店を待つ人の行列でした。
見た感じは地元の人はほぼおらず、観光客ばかりという感じでした


時間は朝の10時ですが、しっかりと飲むことが出来るお店があるんですよ。
猛烈な勢いで変貌を遂げていく梅田界隈なのですが、ここは時間が止まったかのようですわ


最近、大阪の若い人は「知らんけど」という言葉をよく使うようです。
「明日はグッと冷え込むんちゃうかなぁ。知らんけど」「来年は円安もマシになると思うで。知らんけど」みたいに使うんです。
「知らんけど」と最後につけることで、一種の言い訳をしておくというわけでしょうな。知らんけど


そうそう、ここは「食堂街」ではなく「食道街」なんです。ここは高架下を2階建てにしているため、天井が低く通路も狭いんです。
狭い通路に色々な飲食店が並んでいるところから、「食堂街」ではなく「食道街」と命名されたそうですわ


私はこの食道街の雰囲気が好きだし、安くて美味しい店が多いので、若い頃は梅田に来るとよくこのエリアで飲んでたんですよ。
久々に訪れたのですが、懐かしいお店が今も健在で残っているのは嬉しいですね


たこ焼き屋に「たこ焼き+ビール」というセットメニューがあるのが大阪らしいですね。
たこ焼きってビールに合うんですよ。お好み焼きなんて、ビール無しに食べることはあり得ません


ここはよく訪れたお好み焼き屋なのですが、こんな貼り紙が貼ってあるとはビックリでした。
待ち時間1〜2hに驚き、英語で書かれた文面にビックリ。雑誌やガイドブックに取り上げられるとこうなるんでしょうねぇ。
大阪人って行列に並ぶことが大嫌いというのが定説で、ワタクシも食事のために10分以上並ぶくらいなら他の店を探します。
しかし、今の若い人は並ぶのが平気なようで、大阪人の気質も変わってきたと思いますわ。


ではでは、次の場所へと散策を続けていくとしましょうか。この日もよく歩きました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


食道街の中に「大阪万博を盛り上げよう」というポスターが貼ってありました。しかし、悲しいくらいに大阪は盛り上がっていません。
なにせ当初の建設費予算は1250億円、2020年には1850億円に修正され、先日には2350億円に上方修正されました。
こんなアホみたいな予算設定で、国民が納得する万博になるのかと思いますわ。
もう万博なんていうイベントは、今風の言葉で言えば「オワコン」でしょ。



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阪神と阪急-大阪市北区:梅田

2023年10月24日 | 大阪(大阪市内)
Umeda, Kita Ward, Osaka City

さてさて、大阪の中心部である梅田にやって来たワタクシですが、その梅田のさらに中心部である
JR大阪駅の南側の方にやって来ました


大阪駅は古くから大阪の表玄関というべき駅なのですが、新幹線の駅が少し離れた場所に「新大阪駅」として造られたため、
大阪に観光に来る人でも大阪駅を利用したことが無い人が多いんじゃないですかねぇ


JR大阪駅の南側にあるのが、阪神百貨店なんですよ。以前はもっさりしたというか、ちょっと野暮ったい外観だったのですが、
2022年に大規模な改装が終わり、ちょっと阪神っぽくない瀟洒な外観に変わりました


この阪神百貨店、今年は阪神タイガース優勝記念のバーゲンセールで盛り上がったんですよねぇ。
ただ、オシャレになったはずの阪神百貨店ですが、建物の前に朝から酔っ払いのオッサンが寝ているのが「阪神らしい」ですわ


一方、大阪駅の東側にあるのが阪急百貨店なんです。この建物、2013年に大ヒットしたテレビドラマの「半沢直樹」で、
半沢直樹が勤務する東京中央銀行大阪西支店の外観として使われていました。記憶にある人も多いんじゃないでしょうか


さて、阪神と阪急といえば関西を代表する私鉄会社なのですが、二つの会社のキャラクターが好対象なんですよ。
阪神といえば「庶民的、下町、野暮ったい」、阪急といえば「金持ち、山の手、オシャレ」というイメージなんですが、
実は阪急が阪神を吸収合併し、「阪急阪神ホールディングス株式会社」という一つの会社になったんです


ただし、「阪神電車」「阪神百貨店」そして「阪神タイガース」など、「阪神」という名前はそのまま残ることになりました。
ワタクシ、ここ数年の阪神タイガースの球団運営が良好なのは、阪急グループの力だなぁと思っております


関西では阪神と阪急を比較すると、何かにつけて阪急が上、阪神が下というのが一般的です。ただ、例外がプロ野球なんです。
かつて阪急ブレーブスというチームがあったのですが、関西では常に話題の中心は阪神タイガースなんですよ。
阪急ブレーブスは強いチームでした。日本シリーズ3連覇もありました。でも、新聞もテレビも取り上げるのは阪神なんです


でも、かつて関西に「阪急ブレーブス」「南海ホークス」「近鉄バファローズ」というプロ野球チームがあったことを
今の若い人の多くは知りません。そして、消滅した三球団共に親会社が鉄道会社だったというのも時代の流れを感じますね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


ちなみに私は近鉄沿線に暮らしているのですが、近鉄といえば「庶民的、田舎、ガラが悪い」と阪神よりもさらに「下」に見られがちです。
「そんなことあるかい!」と思ったりもするのですが、たまに阪急に乗って神戸などに向かうと、上品な芦屋マダムがおられるんですよ。
近鉄電車には「オバハン」「ネーちゃん」は乗ってますが、「マダム」の姿はありません。



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変貌する「うめきた」-大阪市北区:うめきた

2023年10月23日 | 大阪(大阪市内)
Umekita, Kita Ward, Osaka City

さてさて、JR大阪駅にやって来たワタクシは、大阪駅の北側へと歩いて行きました


大阪駅の北側には、かつて国鉄の梅田貨物駅があり、梅田貨物駅付近のコンテナヤードは"大阪最後の一等地"といわれてきました。
梅田北ヤードの総面積は約24ヘクタールあり、正式には「大阪駅北地区」というのですが、
大阪人はこのエリアを「うめきた」という愛称で呼んでいます。もちろん「梅田の北側」という意味ですね


かつての広大な貨物駅の跡地は、凄まじい勢いで再開発が進められています。
この20年ほどの間、いつ来ても工事が行われているし、次々に新しいビルが建設されています


近い将来には北陸新幹線の大阪駅が、この地下に造られるそうです。ただ、福井県の敦賀〜新大阪間はルートも未確定で、
工事着工は当初の予定よりも遅れるようです。さて、ワタクシが生きている間に北陸新幹線が大阪まで延伸されるでしょうかね


うめきたは、いや、大阪はどんどん変貌していきます。「大阪らしさ」というものも、どんどん薄れていくことでしょう。
東京との格差はますます大きくなり、大阪は一地方都市へと衰退していくような気がします。
もちろん、大阪は衰退してほしくないし、大阪はいつの時代も「大阪らしい」町であってほしいのですがね


「うめきた」の2期工事が完成する時の予想図です。大阪のど真ん中に緑地が出来て、市民の憩いの場になるのは嬉しいですね。
なにせ大阪は緑地が少なく殺伐とした町ですので、緑あふれる場所が増えるのは嬉しいんですよ


こんなモニュメントがありました。どこかの先住民族でしょうかねぇ


このバス、二階建てでして大阪市内を観光するバスなんですよ。東京ならバスの上からスカイツリー、皇居、東京タワー、浅草など
見る場所もたくさんあると思うのですが、大阪市内を回って一体どこを見るのかなぁと不思議に思います


これは大阪駅前の横断歩道ですが、よく「大阪人は歩くのが速い」と言われますよね。
誰がどういうふうに調べたのかわかりませんが、都道府県別の歩く速さでは大阪が一番早く、鹿児島が一番遅いそうですよ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


大阪が大阪らしくなくなってきた…こういうことを言っても、今の若い人には通じないし、それは当然のことだと思います。
私がそのことを一番強く感じるのは「言葉」なんですよ。物腰が柔らかく、優しい大阪言葉は消え去っていき、
テレビで吉本芸人などが強調してきた粗野で下品な言葉が「大阪弁」として流布するのが悲しくてなりません。



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大阪の玄関口-大阪市北区:JR大阪駅

2023年10月22日 | 大阪(大阪市内)
JR Osaka Station, Kita Ward, Osaka City

さてさて、先日の10月7日〜9日の三連休ですが、ワタクシは7日は休日出勤、8日は雨でどこにも行けませんでした。
9日も朝までは雨だったのですが、どこか近場に行こうと思い、バッグにカメラと単焦点レンズを入れて家を出ました


まず向かったのはJR大阪駅です。大阪駅は大阪市北区梅田にあり、JRは「大阪の玄関口」ということで「大阪駅」の名前ですが、
周辺の地下鉄や私鉄の駅は「梅田」という言葉が使われます。これがなかなかややこしくって、阪急は「大阪梅田駅」、阪神も「大阪梅田駅」、
地下鉄は御堂筋線が「梅田駅」、谷町線は「東梅田駅」、四つ橋線は「西梅田駅」という名前になるんですよ。
大阪人でもそのあたりは十分に理解していない人も少なくないんですよ


現在の大阪駅は五代目の駅舎になるんです。2004年から2011年にかけて「大阪駅開発プロジェクト」が行われ、駅は大きく様変わりしました。
綺麗になり便利になったとは思うのですが、ワタクシは昔の「もっさりとした」大阪駅が好きだったんです


コロナ禍が収まり、大阪駅にも大きなトランクを転がす観光客が増えました。
最近、大阪市内を訪れると東南アジア方面から来る観光客が多くなっている気がします


大阪は2つの大きな繁華街があるんです。一つはここ大阪駅周辺の梅田。一般的に「キタ」と呼ばれることも多いです。
もう一つは難波で、「ミナミ」と呼ばれることも多いです。キタは都会的で洗練された町であり、
ミナミは庶民的で人情に厚い町と言われてきましたが、最近はそういう差異もあまり感じなくなりました


大阪駅の北側へ階段を降りて行きました。大阪駅の北側は「うめきた」と呼ばれ、今、大きく開発が進んでいるんですよ


この日は明け方まで雨が降っていたので、オープンカフェのおしゃれなテーブルも濡れていました


ではでは、大阪駅の周辺を散策するとしましょうか。たまには都心を歩くのも楽しいですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私が小学生の時にカメラを手にして一番最初に撮った写真は、大阪駅に早朝に到着する九州発の夜行列車でした。
「彗星」「あかつき」「なは」という寝台列車特急、「月光」「明星」などの寝台電車特急を撮りに、大阪駅に行ったものでした。
望遠レンズなど持っているはずもなく、列車が小さくしか写らないのが悲しかったのを覚えています。



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観光列車の旅-近畿日本鉄道:観光特急「しまかぜ」

2023年08月21日 | 大阪(大阪市内)
Kintetsu Railway, Limited Express “Shimakaze”

さてさて、8月3日から4日にかけて、ワタクシは家人と三重県志摩へ一泊二日の旅行に行ってきました。
今回のワタクシ達の旅行なのですが
 1ー普段は車で旅行に行くことが多いが、今回は乗ること自体が楽しい列車に乗っていこう。
 2ー猛暑なので特に観光は目的ではなく、美味しい料理を食べることが出来るお宿でのんびり過ごそう。
という、普段のワタクシとは違う旅のスタイルを考えました。どこがいいかあれこれ考えた結果、
「近鉄の観光特急に乗って志摩に行き、美味しい魚介類を堪能しよう」ということになったんです


午前10時40分に大阪難波駅を出発する「観光特急しまかぜ」がホームに入線してきました。
この「しまかぜ」ですが大阪、名古屋方面から伊勢志摩への観光列車として2013年から運転が開始されました。
ではでは、乗車するとしましょうかねぇ


通常の車両でも2-1人掛けシートというゆったりした座席になっています。横幅がゆったりしているだけじゃなく、
前後もゆったりとスペースを取ってあるので、すごく乗り心地が良かったです。
いまだに新幹線で3-2人掛けシートを使っているJRは、せめて2-2人掛けシートにしてほしいものですな


先頭車は展望車両となっています。本当は先頭の1号車に乗りたかったのですが、座席を取ることが出来ませんでした。
そうそう、「しまかぜ」にはグループ向けのサロン席と和洋個室を設けるなど、利用者のニーズに対応する工夫がみられます


この車両は2階建て構造のカフェテリア車両です。近鉄もなかなかやりますなぁ。
近鉄は私鉄ですが多くの特急列車を走らせています。通常の特急列車では大阪と名古屋、奈良を結ぶ「火の鳥」、
大阪と名古屋を結ぶ「アーバンライナー」。観光特急ではこの「しまかぜ」をはじめ、大阪と京都、奈良を結ぶ「あをによし」、
大阪、京都、名古屋と伊勢志摩を結ぶ「伊勢志摩ライナー」、大阪阿部野橋と吉野を結ぶ「青い交響曲」などがあるんです


鉄道に乗って旅をするということは、車を運転する必要がありません。まずは「地ビール」をいただきました


家人は「スイーツセット」を注文したのですが、三種類のケーキは全て大阪都ホテルで作られたものでして、
家人が言うには「ホンマに美味しいで」とのことでした


座席に戻ってしばらくして、車内販売の駅弁「しまかぜ弁当」を買いました。もちろん缶ビールも買いました


いやいや、これはなかなか美味しい駅弁でした。いろんな種類のおかず、ご飯類が入っているのは女性好みでしょうねぇ


12時31分、鳥羽駅に到着しました。全く何も観光しないのも寂しいので、鳥羽でちょっと立ち寄ってみたい場所があったんです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


JR九州がデザイン性豊かな観光列車を数多く走らせ人気を呼んだことが起爆剤になったのか、各地で観光列車が走るようになりました。
本来、鉄道というのは「移動のための手段」ですが、「移動そのものを楽しむ」という列車も鉄道の一つの在り方かと思います。
「見て楽しい」「乗って楽しい」列車が増えることは、鉄道ファン以外の方々にも喜んでもらえると思うんですよねぇ。



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