Doutonbori, Chuo Ward, Osaka City
さてさて、法善寺横丁を後にしたワタクシは、すぐ北側にある「道頓堀」へとやって来ました。
道頓堀の名は、慶長17年(1612)に私財をなげうって川を開削した安井道頓(やすい・どうとん)の名前に由来します。
その後、芝居や歌舞伎の娯楽の街として栄え、現在は多くの飲食店が集まる人気の観光地となっています。
そして、道頓堀の飲食店の特徴が、とにかくド派手な看板が多いことなんですよ
。

「しばいたろか!!」というたこ焼きのお店です。看板はともかく、「しばいたろか!!」という屋号はどうなんですかねぇ
。

明治製菓の「カールおじさん」ですな。大阪ではまだカールは販売されています。関東の方ではカールって販売されてないんですよね。
東日本では売れ行きが悪かったのですかねぇ
。

これは有名な「かに道楽」の看板です。ちなみにこの看板、1962年2月1日の開店と同時に作られたそうですので、
ワタクシと同じ学年になりますな。阪神タイガースが1985年に日本一になった時は、この看板によじ登った虎キチがおりまして、
カニの爪が折れてしまったというのは有名な話です。なお、2023年の日本一の時は目玉が取られてしまいました。
阪神ファンが道頓堀川にダイブすることでも有名な戎橋は、この看板のすぐ北側にあるんです
。

こちらは「大阪王将」の餃子の看板です。なお、王将という名前の中華料理のチェーン店ですが、
京都発祥の「王将」と大阪発祥の「大阪王将」があるのでややこしいんですよ
。

この大きなビリケンさんは「新世界いっとく」という串カツ屋の看板です。
串カツも大阪名物の一つのように言われていますが、大阪人って日常的にさほど串カツを食べているわけではないんですがねぇ
。

この看板は「くいだおれ太郎」といいまして、「くいだおれ」という飲食店ビルのマスコットキャラクターでした。
これも1985年の阪神タイガース日本一の際、興奮した阪神タイガースファンの群衆が、くいだおれ太郎を担ごうと狙ったが、
当時の営業部長が一人で体を張って死守しました。代わりにケンタッキーフライドチキン道頓堀店のカーネル・サンダース像が
橋のうえから道頓堀川に投げ込まれ、その後、阪神タイガースの低迷期が続いた時には
阪神がこれほど弱いのは「カーネル・サンダースの呪い」やと言われたものでした
。

これは「串カツだるま」の看板です。大阪では有名な串カツのチェーン店なんです。
この看板のモデルになっている会長さんは、タレントの赤井英和が高校生だった時のボクシング部の後輩で、
先代が店を閉めようとした時に赤井英和が「お前、店を継げ」と命令して店を継がせたという話が残っています
。

これは「金龍ラーメン」の看板なのですが、龍が泣いているののには理由があるんです。
龍のしっぽ部分が隣接地にはみ出ているとして、土地の所有者が店の運営会社に撤去を求めた訴訟で、大阪地裁が土地の所有権侵害を認め、
しっぽ部分や外壁のひさしの撤去を命じる判決を言い渡したんです。その結果、しっぽの部分を撤去したので泣いてるんですよ。
これも大阪らしいユーモアですね
。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
誤解のないように書いておきますが、大阪人がみんな「派手好き」というわけではありません。地味な人もいます。
大阪人がみんな「阪神ファン」というわけではありません。巨人ファンもいます。
大阪人がみんな「面白い」というわけでもありません。喋りが下手で面白くない人もいます。
ただ、テレビなどの影響で「大阪人のステレオタイプを演じる大阪人」が増えたのは嫌な気がしますわ。
私はネィティブ下町大阪人ですが「〜でんがな」「〜まんがな」なんて言葉は使いませんし、
指でピストルを作った人にパーンと撃たれても、「ウゥ〜」と言って倒れたりしません。
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さてさて、法善寺横丁を後にしたワタクシは、すぐ北側にある「道頓堀」へとやって来ました。
道頓堀の名は、慶長17年(1612)に私財をなげうって川を開削した安井道頓(やすい・どうとん)の名前に由来します。
その後、芝居や歌舞伎の娯楽の街として栄え、現在は多くの飲食店が集まる人気の観光地となっています。
そして、道頓堀の飲食店の特徴が、とにかくド派手な看板が多いことなんですよ



「しばいたろか!!」というたこ焼きのお店です。看板はともかく、「しばいたろか!!」という屋号はどうなんですかねぇ



明治製菓の「カールおじさん」ですな。大阪ではまだカールは販売されています。関東の方ではカールって販売されてないんですよね。
東日本では売れ行きが悪かったのですかねぇ



これは有名な「かに道楽」の看板です。ちなみにこの看板、1962年2月1日の開店と同時に作られたそうですので、
ワタクシと同じ学年になりますな。阪神タイガースが1985年に日本一になった時は、この看板によじ登った虎キチがおりまして、
カニの爪が折れてしまったというのは有名な話です。なお、2023年の日本一の時は目玉が取られてしまいました。
阪神ファンが道頓堀川にダイブすることでも有名な戎橋は、この看板のすぐ北側にあるんです



こちらは「大阪王将」の餃子の看板です。なお、王将という名前の中華料理のチェーン店ですが、
京都発祥の「王将」と大阪発祥の「大阪王将」があるのでややこしいんですよ



この大きなビリケンさんは「新世界いっとく」という串カツ屋の看板です。
串カツも大阪名物の一つのように言われていますが、大阪人って日常的にさほど串カツを食べているわけではないんですがねぇ



この看板は「くいだおれ太郎」といいまして、「くいだおれ」という飲食店ビルのマスコットキャラクターでした。
これも1985年の阪神タイガース日本一の際、興奮した阪神タイガースファンの群衆が、くいだおれ太郎を担ごうと狙ったが、
当時の営業部長が一人で体を張って死守しました。代わりにケンタッキーフライドチキン道頓堀店のカーネル・サンダース像が
橋のうえから道頓堀川に投げ込まれ、その後、阪神タイガースの低迷期が続いた時には
阪神がこれほど弱いのは「カーネル・サンダースの呪い」やと言われたものでした



これは「串カツだるま」の看板です。大阪では有名な串カツのチェーン店なんです。
この看板のモデルになっている会長さんは、タレントの赤井英和が高校生だった時のボクシング部の後輩で、
先代が店を閉めようとした時に赤井英和が「お前、店を継げ」と命令して店を継がせたという話が残っています



これは「金龍ラーメン」の看板なのですが、龍が泣いているののには理由があるんです。
龍のしっぽ部分が隣接地にはみ出ているとして、土地の所有者が店の運営会社に撤去を求めた訴訟で、大阪地裁が土地の所有権侵害を認め、
しっぽ部分や外壁のひさしの撤去を命じる判決を言い渡したんです。その結果、しっぽの部分を撤去したので泣いてるんですよ。
これも大阪らしいユーモアですね


使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
誤解のないように書いておきますが、大阪人がみんな「派手好き」というわけではありません。地味な人もいます。
大阪人がみんな「阪神ファン」というわけではありません。巨人ファンもいます。
大阪人がみんな「面白い」というわけでもありません。喋りが下手で面白くない人もいます。
ただ、テレビなどの影響で「大阪人のステレオタイプを演じる大阪人」が増えたのは嫌な気がしますわ。
私はネィティブ下町大阪人ですが「〜でんがな」「〜まんがな」なんて言葉は使いませんし、
指でピストルを作った人にパーンと撃たれても、「ウゥ〜」と言って倒れたりしません。