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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

韓国旅行記:2日目その15-「マシッソヨ」:山海カルビ(산해갈비)・釜山

2023年12月08日 | 海外旅行ー韓国
“San He Gal Bi”, Busan, South Korea

さてさて、ワタクシは家人と待ち合わせ場所で合流して、この日の夕食場所に向かいました


国際市場の中にある「山海(サンへ)カルビ」(산해갈비)というお店をチョイスしました。
釜山は港町なので魚介類が美味しいのですが、一日くらいは焼肉を食べたいと思っていたんですよ。
日本では焼肉というと牛肉が一般的ですが、ワタクシ達は釜山で美味しい豚の焼肉を食べたいと思っていたんです


まずは「デジヤンモクサル」(豚味付け肩ロース)をオーダーします。
3人前からのオーダーでして、価格は36000ウォン(約4000円)です


いつものようにいろんな小皿が運ばれてきます。韓国の料理って小皿がたくさん出てくるんですよねぇ


当然ながらビールもいただきます。韓国のビールって日本のビールによく似ていて、銘柄が違っていても極端な味の違いはありませんでした。
ヨーロッパに行くと銘柄の違いで、味がかなり違うんですよねぇ


デジヤンモクサルが運ばれてきました。甘辛いヤンニョム(タレ)に漬け込むことでお肉はとっても柔らかく、
タレの味もしっかりと染み込み、これはもう美味しくって食が進みますわ


ここのお店は店員のお兄さんもオバチャンもすごく愛想が良く、気持ちのいい接客でした。
オバチャンがやって来て、「こうやって食べるのよ」(多分そう言っていたのだと思う)と食べ方を教えてくれました。
乗っている白菜は水キムチの白菜なのですが、このピリッとした辛さがいいアクセントになっていました


しかし、日本人であるワタクシは、どうしても白米の上にお肉を乗せて食べたいのです。
韓国では邪道かもしれませんが、日本ではこれが王道なのです。
「マシッソヨ」(美味しい)と言っているワタクシを、オバチャン達はにこやかに見てくれていたのでした


「もう一品欲しいなぁ」と思い、「ソカルビ」(牛カルビ)をオーダーしました。
こちらは1人前で34000ウォン(約3800円)ですので、豚肉に比べるといい値段がしますね


こちらも美味しかったですが、ワタクシも家人も「豚の方が美味かった」で意見が一致したのでした。
店内は清潔感に溢れ、店員さん達の接客ぶりも申し分ありません。いいお店でした


ホテルでもうちょっとビールを飲もうと、コンビニでビールとスナック菓子を買っていきました。
ところが、右の方にあるスナック菓子が不味い、不味い。今回、韓国で食べたもので唯一の失敗商品でした。
かくして釜山の2日目は天候にも恵まれ、楽しい旅となりました。この日は21182歩を歩きました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


韓国には韓国ならではの食事に関するマナーというのがあるのですが、面白いのが目上の人とお酒を飲むときのマナーなんですよ。
韓国では、目上の方の前ではお酒を飲んではいけません。目上の方にすすめられた場合は飲んでも構いませんが、
その場合は横を向いて口元を隠し、飲んでいる姿を見せないように気を配るんです。
「そんな面倒なこと、ホンマにやってるんかいな」と思って周囲を見ていると、本当にやってるんですよ。
儒教が根付いている国なので、年長者を敬うというマナーは今もしっかりと根づいているんですね。



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韓国旅行記:2日目その14-「アナログの温もり」:宝水洞古本屋街(보수동 책방골목)・釜山

2023年12月07日 | 海外旅行ー韓国
Bosu-dong Book Town, Busan, South Korea

さてさて、朝からタップリと釜山の町を楽しんだワタクシ達は、午後4時半頃ににホテルへと戻ってきました。
家人は「ちょっと疲れたからホテルで休憩するわ」ということでしたが、ワタクシは夕食までの間に行きたい場所がありました


ホテルから歩いて15分ほどの場所に宝水洞古本屋街(보수동 책방골목)という、古本屋がズラッと並ぶ町があるんです。
ハングル文字が読めないワタクシですので、ここに行って本を買おうと思っているわけではないのですが、
たまたまネットで見た本屋街の風景が素敵で、行ってみたいと思ったんですよ


宝水洞(ポスドン)古本屋街は、朝鮮戦争の際に釜山が臨時首都だった時代にできた通りだそうです。
北朝鮮から逃げてきた夫婦が、段ボールを敷いて雑誌や古本などを売る露店を開いたのが始まりだそうなんです


終戦後、釜山にやって来た多くの避難民がここから程近い場所にある国際市場に居を構え、厳しい生活をしていました。
当時の学生や知識人たちは、勉強したくてもなかなか本が手に入りませんでした。
そのため露店の古本屋は爆発的な人気となり、次第に他の避難民たちも本屋を開くようになって今の本屋街になったとのこと


ワタクシは本を読むのが好きで、活字中毒とまではいきませんが、文庫本、雑誌、新聞と何らかの活字を読んでいないと落ち着きません。
そして、どうしても馴染めないのがデジタル書籍というやつなんですよ。
あれはどうしてもワタクシには「本を読んでいる」という感覚にならないんですよね


看板の字体やうず高く積まれた古本を見ていると、学生時代を過ごした京都の古書街を思い出しました。
どれだけデジタル化が進もうと、これらの本たちが一筋の温もりのあるアナログ的な感性を伝えているようにも感じます


本があまりにも多いため、地面から積み上げられた本が狭い路地の両側をぎっしりと埋めつくしています。
かつては誰かの所有物だったはずの中古本から、きれいに包装されたままの新刊まで、たくさんの本が宝水洞の路地を埋めつくしています。
「ここはモノクロが似合うやろな」と思い、モノクロで撮影してみたのですがどうでしょうか


ワタクシは「古本屋街やから、寂れた雰囲気なんやろうな」と思っていたのですが、漫画を専門に取り扱うお店があったり、
絵本を専門に取り扱うお店もあったりして、意外に若い人の姿が多かったんです。
アナログな本の良さって、若い世代であってもしっかりと感じているのでしょうね


あまり観光客が行くような場所じゃないと思いますが、ワタクシはこの町の佇まいがすごく気に入りました。
こういう古書街が残っていること自体が、とても素敵だなと感じたんですよ


家人との夕食の待ち合わせ時間までもうちょっと時間があるので、あと少し周辺を歩くとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


私の自室にはかなりの数の本があります。専門書、文庫本、新書などからガイドブック、写真集まで一般人にしたら本の冊数は多いと思います。
家人から「もう読めへん本は処分して」と言われて、かなりの本を処分したのですが、どうしても処分できない本がたくさんあるんです。
特に学生時代に愛読していた書物は、なかなか処分できないんですよねぇ。



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韓国旅行記:2日目その13-「まるで昭和」:草梁イバグキル(초량이바구길)・釜山

2023年12月06日 | 海外旅行ー韓国
Story Way, Busan, South Korea

さてさて、釜山の古い町並みを散策しようと草梁イバグキル(초량이바구길)を訪れたワタクシ達ですが、
今度は山側から釜山駅の方に戻って行きました


この日(11月3日)は近代的な釜山を午前中に見てきたので、草梁イバグキルの町並みは古き良き釜山を感じさせてくれました


このお店は日本でいう「駄菓子屋さん」でしょうね。近くに小学校があるので、そこの子ども達が買いに来るのかなぁ。
ただ、韓国という国は日本とは比較にならない学歴社会で、高校受験や大学受験の激しさたるや凄まじいんですよ。
ですので、子ども達は小さい頃から塾に通わされ、かなり厳しく勉強を強いられるようですね


右側のお店は「荒物屋さん」ですね。今の若い人は荒物屋という言葉がわかるのかなぁ。
左側のお店は「なんか昔の不動産屋みたいやなぁ」と思って近づくと、やっぱり不動産屋でした


この界隈はワタクシにとっては、まるで「昭和の大阪」にタイムスリップしたかのような気持ちになりました。
いろんな場所に書かれた文字がハングル文字でなければ、ワタクシが生まれ育った町の風景と変わらないんですよ


この煉瓦作りの洋館は病院なのですが、釜山市近代建造物に指定された建物だということです


この瀟洒な建物は韓国鉄道公社の釜山駅の駅舎です。在来線だけではなくKTXと呼ばれる韓国の新幹線の駅でもあるんですね。
次に韓国を訪れる時には、是非ともKTXには乗ってみたいものです


坂道を登ったり下ったりしたので、ちょっと喉も乾いたので「何かカフェで飲みたいなぁ」と言っていると、
釜山駅の近くに「貢茶(ゴンチャ)」の店舗がありました。貢茶は台湾の高雄を拠点にする台湾茶のチェーン店ですね。
日本各地にも店舗があるので、行ったことがある人も多いのじゃないでしょうか


日本人が韓国に行って台湾茶を飲む…こういうのも悪くはないですよねぇ


午前中は海東龍宮寺から海雲台ブルーラインパークへ、そして午後は草梁イバグキルへと釜山市内を楽しく散策しました。
天候にも恵まれ楽しい旅の日となったのですが、まだまだこれで終わるわけではありません

使用したカメラ:1、5、8枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


朴槿恵(パク・クネ)、文在寅(ムン・ジェイン)と、何かにつけて「反日」を前面に出してくる大統領が続いていた韓国ですが、
尹錫悦(ユン・ソンニョル)が大統領になって随分と風向きが変わりました。
そのせいかどうかはわかりませんが、韓国滞在中に嫌な思いをすることは一度もありませんでした。
ただ、これまでは韓国って大統領(政権)が変わると、また態度が一変するんですよねぇ。



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韓国旅行記:2日目その12-「釜山港へ帰れ」:草梁イバグキル(초량이바구길)・釜山

2023年12月05日 | 海外旅行ー韓国
Story Way, Busan, South Korea

さてさて、釜山の古い町並みを歩いてみようと、ワタクシ達は草梁イバグキル(초량이바구길)を訪れました


「168階段」と呼ばれる急な階段は、ちょっとしたアートやモニュメントがあって、楽しい場所でありました


階段の下にはもともと3ヶ所の井戸がありましたが、現在は飲料水に使っていた井戸1つだけが残っています。
水が不足していた時代には水を受けるため長い列ができていたと言われています


バケツなどに汲んだ水を、この階段を登って運び上げてくるのは大変だったでしょうねぇ


階段の上まで行くと、釜山の町の展望が開ます。高層ビルが立ち並ぶ新しい釜山、生活感あふれる古い釜山。
この町はいいバランスで新旧が融合しているなぁと思いました


この辺りはよくドラマのロケ地になるようです。今や韓流ドラマは日本でも大人気。
168階段は家人推しのソ・イングクという人が、ドラマで駆け上がっていた場所だそうですわ


坂を登りきった場所からは釜山港を望むことが出来ました。豪華客船が停泊していますね。
ワタクシが若かった頃、「釜山港へ帰れ」という演歌が流行っていました。

「椿咲く春なのに あなたは帰らない たたずむ釜山港に 涙の雨が降る あついその胸に 顔うずめて も一度倖せ かみしめたいのよ
トラワヨプサンハンへ 逢いたいあなた」という歌詞からは、物悲しく陰鬱な雰囲気の暗い港を連想します


しかし、ワタクシの目の前にある釜山港は、明るい陽光に包まれ、豪華客船が似合う港でした


釜山の町はワタクシが想像していたよりずっと、明るい雰囲気と活気に溢れた町でした

使用したカメラ:4枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


私はどうも演歌というのが苦手で、カラオケでも演歌なんて歌ったことがありません。
(そもそもカラオケ自体にあまり行くことが無いんですがね)
「歳をとったら演歌も好きになるで」と言われたことがあるのですが、その気配は全くありません。
私は今でもロックが好きで、これからもロックを聴き続けることでしょう。



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韓国旅行記:2日目その11-「古き町並み」:草梁イバグキル(초량이바구길)・釜山

2023年12月04日 | 海外旅行ー韓国
Story Way, Busan, South Korea

さてさて、美味しい昼食をいただいたワタクシ達は地下鉄に乗って、釜山の中心地である釜山駅へと向かいました。
釜山駅の西側に草梁(チャリョン)イバグキル」という名のついた散策コースがあるんです。
イバグとは、釜山の方言で「話」、キルは「通り」という意味だそうで、急速に発展が進み徐々に失われつつある
釜山の昔の姿を語り継ぐために保存している場所で、約50年前の釜山の姿を垣間見ることができるということなんですよ


海雲台のような高層ビルが立ち並び、美しいビーチが広がる観光地もいいのですが、ワタクシは昔ながらの町並みに心惹かれます。
釜山駅というメインステーションのすぐそばに、昔ながらの町並みが残っているのは意外な気もしましたが、
ワタクシ達はゆっくりと散策することにしました


海辺のリゾートを歩くよりも、こういう場所を歩く方がワタクシは気持ちが落ち着きます。
この界隈、昭和40年頃の大阪の下町(つまりワタクシの生まれ故郷)に雰囲気がよく似てますわ


昔の町の写真がギャラリーのように飾ってありました。これまで急激に発展している釜山の町を見てきたので、
なんだか急にタイムスリップしたかのような気分になりました


草梁イバグキル界隈のマップがありました。ただ、ワタクシにはハングル文字は全く読むことが出来ません。
しかし、ワタクシは地図を読むのが得意ですので、大体歩くルートを頭の中に描くことが出来ました


ここは食堂でした。ちょっとした軽食もあるようなのですが、昼食を食べたすぐ後なので今回はパスしました。
でも、いい雰囲気のお店だったんですよねぇ


釜山の路地裏ではおばちゃん達の「井戸端会議」をよく見かけました。それだけ隣近所の繋がりが濃密だということでしょう。
昭和の時代、日本も「向こう三軒両隣」なんて言葉があり、「遠くの親戚よりも近くの他人」なんて言葉もありました。
今では都会のマンションなんて、お隣さんの顔すら知らないなんてのが珍しくないようですね


正面の階段は「168階段」と言いまして、名前の通りの168段の急な階段には、途中途中に壁画やモニュメントがあるんです。
階段の右側には地元住民のために作られた小さな無料モノレールがあると聞いていたのですが、
なんと現在は工事中で利用が出来ませんでした。これはちょっと残念でした


ではでは、階段を登って行くとしましょうか。ここには「釜山の素顔」があるような気がします

使用したカメラ:3、5枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


釜山は本当に坂の多い町で、市内を散策しようと思うと必ず坂道があります。
ですので、釜山を訪れる時は歩きやすい靴であることが必須だと思います。
ま、私の場合は歩きやすい靴しか履かないので、何ら心配はないんですけどね。



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