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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

剣岳の展望台-富山県立山町:大日三山

2016年08月10日 | 富山
Mt.Dainichi, Tateyama Town, Toyama Pref.

さてさて、富山県立山町の大日三山を歩くワタクシ達でありますが、
この稜線を歩く時の最大の魅力は、稜線の北側に剣岳の雄姿を見ながら
歩いて行けることなんですよねぇ


剣岳の西側(左側)に伸びる長大な尾根を早月尾根と言いまして、
数は少ないのですがこの尾根を歩いて剣岳を目指す登山者もいるんですよ。
ワタクシの体力では到底登れそうにありません


ワタクシのブログにコメントをくれる方が、こんな質問をされていました。
「朝早くから行動するのは、朝早いと山が空いているからですか?」と


朝早くから行動する最大の理由は、山の天候が午前中(早朝)ほど安定するからなんですよ。
夏山の典型的なパターンとしては、夜明けから早朝にかけては晴天。
昼前になると徐々にガスが出てきて展望が効かなくなってくる。
そして、昼過ぎから夕刻にかけて雨や雷に見舞われるというパターンなんですよ


そして、山ではどんな事故や怪我、体調不良が起こるかわかりません。
出来るだけ早いうちに、次の目的地(下山口や山小屋)に到着する予定を立てます。
もし、途中でペースが遅れた場合、日が沈んでしまったりすると大変ですからね


それに加えてワタクシの場合は、夜明けの写真を撮りたいので必然的に行動時間が早くなります。
とはいえ、山小屋などではほとんどの人が5時台には起きているんですよ。
朝食も5時半とか6時ですから、登山をしない人はビックリかもしれません


前日から歩いてきた稜線が一望です。小さな一歩も、積み重ねれば大きなものだなぁと実感します


奥大日岳を目指すワタクシ達を、剣岳がずっと見守ってくれるような気がいたします。
始めて歩く稜線ですが、大日三山の縦走路はいいコースだなぁと思います


剣岳はどこから見ても絵になる名山なのですが、ここ大日三山は剣岳の最高の展望台だと
ワタクシ達は感じていたのでありました

PS.この日、ワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/418871

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


大阪に帰って来てから、連日も猛暑が続いています。
山の上の爽やかな涼しさが、今は恋しい思いです。
でも、山の短い夏はすぐに過ぎ去ってしまい、駆け足で秋がやって来て、
すぐに長く厳しい冬になるんですよねぇ



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楽園遊歩-富山県立山町:大日三山

2016年08月09日 | 富山
Mt.Dainichi, Tateyama Town, Toyama Pref.

さてさて、富山県立山町の大日三山を目指して、剣御前小舎からまずは室堂乗越へと
一気に標高を下って行くワタクシ達でありますが、下り斜面の途中で
素晴らしい光景に出会うことが出来ました


室堂乗越へと続く下り斜面には見事なお花畑が広がっておりました。
この花はイワカガミと言いまして、鮮やかなピンク色が目を惹きます


この白い花はハクサンイチゲですね。ハクサンイチゲは中部山岳地帯では
比較的よく見かける高山植物なんです


これはコバイケイソウと言いまして、特徴ある形ですからすぐに判別出来る花ですね。
ワタクシ、この花も大好きなんですよ


立山から大日三山を歩いた今回の山行では、このチングルマを数多く見かけました


立山を背景にして、見事なチングルマの大群落が広がっておりました。
そして、この群落をから少し歩いて行くと珍しい花を見つけたんです


この花もチングルマなんですが、通常は白い花であるチングルマなのに、花が薄いピンク色をしています。
これは立山周辺にだけ見られるタテヤマチングルマと言いまして、ワタクシも初めて見ました。
絶妙なピンク色の花の美しいこと。この花を見たときは嬉しかったですねぇ


室堂一帯が朝の陽ざしに包まれました。地獄谷の噴煙がよく見えますね。
室堂の方から風が吹いてくると、けっこう硫黄の匂いがするんですよ


室堂乗越にやって来ました。ここから奥大日岳まではずっと登りが続きます。頑張るぞ

PS.この日、ワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/418871

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


普通に咲いている花の名前は、悲しいくらいに覚えることが出来ないのですが
高山植物となるとすぐに覚えられるんですよねぇ。
「好きこそものの上手なれ」ということでしょうか



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コメント (40)

いざ出発-富山県立山町:大日三山

2016年08月08日 | 富山
Mt.Dainichi, Tateyama Town, Toyama Pref.

さてさて、富山県立山町の剣御前小舎に宿泊したワタクシ達は、
心から感動をおぼえるような、素晴らしい朝を迎えることが出来ました


剣岳もその全貌を見せてくれました。「雪と岩の殿堂」という言葉にふさわしい名峰です。
あともう一度、あの頂に立ちたい…そんな思いに駆られるのです


陽が射してくると彼方に後立山連峰が美しい姿を見せてくれました。
左から(北から)旭岳、白馬岳、白馬鑓ヶ岳、不帰の剱があって唐松岳、五竜岳だと思います


ではでは、荷物を背負って剣御前小舎を後にするとしましょうか。
今日も快適な登山が楽しめそうな気配です。なんだか嬉しくなりますね


この日ワタクシ達が目指す山々が朝日に輝き始めました。
ワタクシ達が目指すのは大日三山という山々でありまして、この写真でいうと手前から奥大日岳、
その向こうに中大日岳、一番奥に大日岳という順に並んでいるんです。
この山域は立山や剣岳に比べて地味な山なので、比較的訪れる人も少ないんです。
ワタクシ達は静かな山行が楽しめるかなぁと期待しておりました


進行方向の左側(南側)に目を向けると、立山の主稜線と浄土山の間に、
槍ヶ岳から穂高岳がはっきりと見えておりました


そして南西の方向を見ると正面に大きな薬師岳が、そして薬師岳の奥には
黒部五郎岳が美しい姿を見せてくれています。なんと素晴らしい朝なのでしょう


ワタクシ達が向かう大日三山は標高2500m~2600mの山々なのですが、
これから一気に標高約2350mまで400mの標高を下って行きます。
下った分だけ登らないといけないので、あまり下りたくはないんですよねぇ


とはいえ、山の稜線に沿って歩いて行くしかありません。
まずは奥大日岳を目指して、歩いて行くとしましょう

PS.この日、ワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/418871

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


歩きはじめたのが朝の5時過ぎでした。普段なら眠っている時間です。
山では誰もが早寝早起き、そして早い時間から行動するのですが
私達はその中でも、かなり行動時間が早いようでした



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神々の降臨-富山県立山町:立山連峰

2016年08月07日 | 富山
Mt.Tateyama, Tateyama Town, Toyama Pref.

さてさて、富山県立山町の剣御前小舎の前で、御来光の瞬間を待つワタクシですが
いよいよその瞬間が近づいてまいりました。心がときめく一瞬です


午前4時40分。東の空はすっかり明るくなってまいりました。
ゴジラの背中のような剣岳の稜線がはっきりと見えてまいります


初めて本格的に山を登った時、初日は雨の中をずぶ濡れになって歩きました。
「なんで山なんか登ってきたんやろ」「二度と山なんか登らんとこ」と
頭の中は一刻も早く下山したいと思うばかりでした


ところが翌日は雨がやみ、素晴らしい夜明けの光景を見ることが出来たんです。
あの日がまた雨だったら、ワタクシは登山をやめていたかもしれません


カメラを逆の方向(南西の方角)に向けてみました。見事な茜色に雲が染まっています。
右奥に見えるのが名峰薬師岳(標高2926m)なんですよ


日本には山岳信仰というものがあり、山の上を極楽浄土の世界と考えてきました。
ワタクシは宗教的なことはよくわかりませんが、山で夜明けを迎える時には
いつも神々しい思いを感じるのは間違いありません


午前4時50分。雲海の彼方から御来光が姿を見せ始めました。
信仰心の乏しいワタクシですが、思わず手を合わせて目を閉じました


この瞬間、ワタクシには山の神々が降り立ってきたとしか思えないのです。
雲海の向こうに後立山連峰の白馬岳も姿を見せ始めました


この日は大日三山を歩きます。どうやら素晴らしい一日になりそうな気配ですね

PS.この日、ワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/418871

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


山小屋には多くの人がいました。父親に連れられた小学生から、60代後半くらいの男性まで
老若男女様々な人が登って来ていました。私はこれから後何年、山に登れるかわかりません。
でも、一年でも長くこの光景を見に来たいです



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夜明け前の静寂-富山県立山町:立山連峰

2016年08月06日 | 富山
Mt.Tateyama, Tateyama Town, Toyama Pref.

さてさて、富山県立山町の立山連峰を歩き、剣御前小舎に泊まったワタクシ達は
翌日(7月24日)の午前3時30分に起床いたしました。
起床してすぐに自炊室で簡単な朝食を食べ、山小屋の前に出ていきます。
目的はもちろん夜明けの写真を撮ることです


午前4時10分。東の空が赤く色づきはじめます。直前まであたり一面ガスの中でした。
しかし、ワタクシはこれまで夜明けと同時にガスがスッと消えていって、
見事な御来光を見た経験が何度もあるので、ジッとカメラを構えていました


山に行く時は出来る限り荷物を少なくしたいのです。そんな時に悩むのはカメラのレンズをどうするか、
そして三脚を持って行くかどうかなんですよね。今回はレンズは18-55mm、10-24mのズーム2本と
35mmの単焦点一本を、そしてやっぱり三脚を持ってきました。
夜明け前の写真を撮るには、三脚は不可欠なんですよ


徐々にガスが消えていきます。そして、剣岳がその全貌を見せ始めました。
ワタクシは心がときめきます。胸が高まります


別山の稜線の彼方が赤く染まってまいりました。どうやらこの方向から朝日が登ってくるようです


標高2700mほどの場所にある山小屋は、気温が約10℃でありました。
ジッとしていると寒さを感じますが、それ以上に目の前の光景に寒さを忘れてしまうほどです


午前4時30分。東の空が見事なグラデーションに染まりました。
不覚にも涙が流れてきそうになるのです。この光景を見ることが出来てよかった


剣岳の後ろが赤く染まります。大自然が生み出す素晴らしい光景。
ワタクシは山の夜明けの光景が大好きで、山では必ず夜明け前にカメラの準備をします。
でも、ガスに包まれることもあれば、雨が降ることも多いんです。
この日のように、見事な朝を迎えることが出来るのは本当に幸運です


いよいよ朝日が姿を見せそうです。山小屋からも多くの人が出てきました

PS.この日、ワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/418871

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


三脚を持って行こうと決めても、どの三脚を持って行くかが次の悩みなんですよね。
三脚は重いほど安定するし、しっかりと構図を決めることが出来ます。
でも、2kgを超えるような三脚を持って行くのはさすがにしんどいです。
軽くて安定する夢のような三脚があればいいのですがねぇ



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