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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

山頂にて-大分県竹田市:久住山

2019年06月04日 | 大分
Mt.Kuju, Takeda City, Oita Pref.

さてさて、大分県竹田市の久住山を登っていたワタクシですが、午前9時ちょうどに山頂に着きました


周囲から「わぁ、すごかねぇ」「今日は見事やねぇ」という声が聞こえてきます。
その言葉のイントネーションを聞くと、「ああ、九州の山にきてるんやなぁ」と実感します


山の頂上は英語で「Summit」(サミット)で、主要国首脳会議の「サミット」と同じです。
主要国首脳会議は大層な話し合いの割に、大して何も重要なことが決定しないのが常ですが、
山の山頂は登ってきた登山者が和気藹々と登山談義に花を咲かせるのがいいですなぁ


今月末に大阪ではG20サミットが開催されるのですが、これに伴う交通規制が異常なんですよ。
6月27日から30日まで、大阪の高速道路はほぼ全面が封鎖され、一般道でも迂回措置などが取られます。
それでなくともお上の指示に従わない大阪人ですから、あちらこちらで「なんでこの道路が通られへんねん」
「商談に遅れるやないか。ワシの車だけでも通してくれ」など、怒号が飛び交う気がします


山頂ではコンビニで買ってきたオニギリを食べました。オニギリも九州ならではの商品です


正面やや右側のピークが中岳と言いまして、標高が1792m。ワタクシが立っている久住山の山頂より4m高いんです。
この中岳が九州本土では最高峰になるんですよ。ちなみに、九州全土だと屋久島の宮之浦岳が1936mで最高峰なんです


空が青いです。九州は中国に近いのでPM2.5や黄砂で空が霞むことが多いのですが、この日は見事な青空でした。
5月1日の夕方に九州に着き、5月5日に九州を後にしたのですが、2日から5日までは快晴が続いたんですよ


山頂で30分ほど休憩をとり、ワタクシは大展望を満喫しました


ワタクシは山頂を後にして山を下って行ったのですが、ワタクシと入れ替わるようにドンドン登山者が登ってきました。
ただ、ワタクシはこのまま真っ直ぐ下山するのではなく、ちょっと行きたい場所があったんですよ

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/3572165

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


山頂に着くと誰もが「あそこに見えるのは何という山?」「○○岳はどれなんやろ?」と
目に見える山の名前を確認しようとするんですよ。私は人一倍地図が頭の中にインプットされているので
「あれは××岳ですよ」「△△岳は向こうに見える山ですわ」などと教えてあげて、
「ありがとうございます」「すごいですねぇ」と感謝されることが多かったのですが、
最近はスマホのアプリでカメラをかざせば、瞬時に正確に山の名前が表示されるんですよ。
私の特技を披露する場が減ってしまったのは悲しいです。



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コメント (40)

荒涼たる世界-大分県竹田市:久住山

2019年06月03日 | 大分
Mt.Kuju, Takeda City, Oita Pref.

さてさて、大分県竹田市の久住山山頂を目指すワタクシですが、久住分れを過ぎれば山頂までは30分ほどです


進行方向の左側(方角でいうと北側)に荒涼とした光景が広がっています。
今頃は樹木が芽吹いているために、斜面の多くは緑色に彩られているでしょうが、
この写真の中央部辺りは絶対に樹木が育つことはありません


前にも書きましたが、九重連山は約20個のドーム状火山体から構成される一大火山群です。
その中でも、この写真の左側は硫黄山と呼ばれ、現在も年中硫黄の噴気を出しているために、樹木が育たないんです


進行方向の右側(南側)には久住山の山頂が目の前に近づいてきました。さあ、もう山頂はすぐそこです


山に登る時は樹林帯が広がっていたり、北アルプスなどで森林限界を超えてもハイマツが生えていたりするので、
ここまで「緑の無い山域」を歩くというのはなかなか経験がありません


ワタクシはどこか異星の山を歩いているかのような錯覚にとらわれるのでした


関西では絶対にこのような光景の中を歩くことはありません。ワタクシ、久住山に来てよかったなぁと心から思いました


遠くに見える久住高原から大分県中西部の山岳地帯が、緑色に覆われているのと比べて、この九重連山だけが別世界のようです。
荒涼、寂寞、索漠…そんな言葉を思い浮かべながら、さあ、いよいよ山頂に到着です


午前9時ちょうど、登山口の牧ノ戸峠からピッタリ2時間半で久住山山頂に到着しました。
標高1786.5mの山頂は、360度何も遮るものが無い大展望を楽しむことが出来ました。
もちろん、この山頂で大休止するのは言うまでもありません

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/3572165

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


山に登るというと、どうしても北アルプス、南アルプス、八ヶ岳などがある中部山岳地帯に目が向いて来ました。
しかし、今回の登山で九州の山にはまた違った魅力があることがわかりました。
これからは、日本各地のいろんな山を登ってみたいです。



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コメント (38)

頂を目指して-大分県竹田市:久住山

2019年06月02日 | 大分
Mt.Kuju, Takeda City, Oita Pref.

さてさて、GW最中の5月3日、ワタクシは大分県竹田市の久住山に登り山頂を目指していました


扇ヶ鼻の分岐を過ぎると、前方に久住山が見えてきました。山頂が見えてくると、さらに気合いが入ります


まだ茶色い丈の低い樹木が辺り一面にありますが、これはミヤマキリシマなんですよ。
今頃は斜面は新緑の緑色に覆われ、そしてピンク色のミヤマキリシマの花が満開ではないでしょうか


枯れ木に見えるかもしれませんが、近づいて見ると枝に小さな芽がたくさんなっているんです。
芽吹いた時には緑が鮮やかでしょうねぇ


阿蘇中岳の噴火口から噴煙が上がっているのがよくわかります。ワタクシは日本各地、結構いろんな場所に行きましたが、
北海道とここ久住から阿蘇にかけては、日本離れした雄大な光景が楽しめるんですよね


小さな峠を越えると久住山の全貌を見ることが出来ました。日本百名山にも選ばれいる名峰です。
もちろん阿蘇山も日本百名山の一つです。ついでに触れておくと、九州では久住山、阿蘇山以外には
祖母山、霧島山、そして屋久島の宮之浦岳が深田久弥氏の百名山に選定されているんですよ


峠を下りたところが久住分れと呼ばれるいくつも登山道が交差する場所になっています。
ここには避難小屋があり、ちょっとした広場になっているのでここで休憩したり食事を取る人も多いようでした


この辺りまで来ると火山弾、火山礫などの岩石が目につくようになりました。火山ならではの光景です


ではでは、山頂まではもう一息です。この日は本当に快調な登山でした

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/3572165

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


登山をしていると、よく「百名山のうちいくつ登りましたか?」と訊かれることがあるんです。
私は別に百名山全山登頂を目指しているわけでもないので、「さあ、30くらいですかねぇ」と答えるのですが、
あくまでも日本百名山って深田久弥氏にとっての百名山であって、それを追いかけるというのはどうなのかなぁと思うんですよ。



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コメント (38)

足取り軽く-大分県竹田市:久住山

2019年06月01日 | 大分
Mt.Kuju, Takeda City, Oita Pref.

さてさて、大分県竹田市の久住山に登山にやって来たワタクシですが、事前に地形図を眺めると
登山を始めるとすぐに急登が始まり、その後はしばらくなだらかな縦走路を歩き、
最後は久住山の山頂直下で急登になるというルートが想像できました。
歩き出すと地形図の通り、最初は急登になっていました


歩き始めると最初の15分くらいは、どうも体調がイマイチというか、呼吸が乱れるんですよ。
「今日は調子が良くないのかなぁ」などと思いながら、それでもカメラをあちこちに向けて歩いて行きました


すると歩き出して30分ほどでしょうか。一汗かくと急に呼吸が整い、足取りが軽くなってきたんですよ。
どうやらウォーミングアップが終わって、身体が本調子になったということでしょうか


登ってきた道を振り返ると、この日は多くの登山者が登ってきています。
ただ、山が大きいので登山道が混雑しているという感じはありません


空が青いです。大きく息を吸うのが実に心地よいのです。流れてくる汗が気持ちいいのです。
山に登って汗をかくと「ああ、俺は生きている」と実感するのです


石を積み上げたケルンの側にアセビの花が咲いていました。この日、標高1000mから1300mくらいまでの稜線では
至る場所でアセビの花が咲いていました。アセビの花は可愛いですね


ケルンの向こうに見えるのは黒岩山。その向こうは大分県の玖珠から日田にかけてになるのです


登山口から約1時間半。扇ヶ鼻の分岐に着きました。ここまで来ると、山頂までの行程の半分少しを歩いたことになります。
ワタクシは足取りも軽く、自分でも不思議なくらいに快調に登山道を歩いていました


この辺りはなだらかな登山道で、全く疲れも感じません。さあ、久住山の山頂を目指してもう一踏ん張りしましょうか

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/3572165

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


登山で気をつけないといけないのは、若い時の自分と今の自分との違いです。
特に一度登った山だと「あの時は軽く登れた」「あの時は山頂まで5時間で着いた」などと思うのですが、
それは若い時の自分であって、今の自分はその時よりも体力、筋力が明らかに低下しています。
そのことを認識しておかないと「無謀な中高年登山者、またも遭難」などと書かれかねないので、
十分に自戒しておかないといけないですね。



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コメント (37)

九州屈指の名峰へ-大分県竹田市:久住山

2019年05月31日 | 大分
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さてさて、5月1日に大分県日田市に行ったワタクシ達ですが、2日に義父の一周忌の法要がありまして、
この日はどこに行くこともなく、写真を撮ることもありませんでした。
3日は一日自由な時間が出来ましたので、ワタクシは早朝から九州の名峰である大分県竹田市の久住山へ登山に向かったんですよ。
日田を5時過ぎに出発し、一路登山口へと向かいました


久住山に向かうと、大分県と熊本県の県境を走ることになるのですが、そこで素晴らしい光景を見ることが出来ました。
手前の平地のように見えるのは阿蘇の外輪山で、その向こうには朝靄の下に広大な阿蘇のカルデラがあり、
そして阿蘇五岳と呼ばれる阿蘇山の主峰群が朝陽に輝いているではありませんか


阿蘇五岳なのですが、この角度から見ると一番左にある根子岳を頭にして、涅槃像が横たわっているように見えると言われます。
そう言われればそう見えないこともありませんが、まあ、それはともかくとして、
まずは登山前から素晴らしい光景を見ることが出来ました


午前6時半、登山口の牧ノ戸峠に着いたのですが、あららビックリ。牧ノ戸峠には200台の車を停める駐車場があるのですが、
この時点で既に満車です。前日、あるいは深夜から駐車場に車を停めている人が多いようで、
ワタクシは駐車場近くの路肩に車を停めることになりました。とはいえ、下山して来た時には路肩にもズラリと車が停まり、
登山口に行くまでにかなりの距離を歩かねばならない状況になっていたんです。
やっぱりGWの人出というのはすごいものですねぇ


さて、久住山という山ですが九重山と書かれることもあるのですが、この表記には大きな違いがあるのです。
九重山または九重連山は、大分県玖珠郡九重町から竹田市久住町北部にかけて広がる火山群の総称です。
その中の主峰に当たるのが久住山でして、ワタクシはこの久住山を目指して行くのですな。
右手に見えるどっしりした山は三俣山、そして左手の奥に見える双耳峰が由布岳になるんです


登山口の牧ノ戸峠を振り返ると、路肩に停まる車の数がどんどん増えているのがわかります。人気の山なんですねぇ


こうして見ると阿蘇五岳が涅槃像の寝た姿だというのが、なるほどなぁと思えてきますね。
ワタクシは北アルプスや南アルプスに登るのが大好きですが、アルプスとは違う山の光景に心踊ります


これから登って行く山の稜線が見えて来ました。ただ、目指す久住山の姿はまだ見えません


久住山といえばミヤマキリシマが有名ですが、ミヤマキリシマの開花は5月下旬なんですよ。
この日はアセビの花がたくさん咲いていました

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/3572165

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


九重連山は火山群なので樹林があまり成長しません。おかげで標高1200mくらいになると、展望が樹木に遮られることがありません。
樹林帯の中を歩くのも悪くはないのですが、やっぱり展望が広がる尾根道を歩くのが楽しいんです。
この日は快晴に恵まれ、大展望を楽しむことが出来ました。今年も私は幸運です。



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