シニアの一人たび

神奈川県大和市の歩行者専用道を紹介したHPを開設してます。
「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

白血球で血管再生/血管つまる病気 7割が症状改善

2006-12-26 18:19:51 | 医学
  負担軽い治療期待/千葉大が確認
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 腕から採血して集めた白血球の一種に、血管や心筋の再生を促す働きがあること
が、千葉大の小室一成教授(循環病態医科学)らの研究でわかった。血管が詰まる
病気で、足の切断を迫られた患者の治療に使ったところ、症状が改善し切断を免れ
た人が少なくなく、新機能が回復した例もあった。新たな再生医療の方法につなが
る成果だ。

 再生医療では、骨髄の幹細胞が「血管を作ったり心筋細胞に分化したりする」と
期待され、臨床研究が進められている。だが、最近、骨髄幹細胞には分化能力がな
いか、あっても治療に使えるほど効率的ではない、などと報告され、期待ほどの成
果が出ていない。

 今回使った白血球の仲間は、単核球と呼ばれ、細菌などが体内に入った際にやっ
つける役割を担っている。小室さんらはこの単核球を集め、筋肉に注射すると骨格
筋細胞が増え、それが血管新生を促す物質を出して血管ができていくことを基礎実
験で突き止めた。
            (2006.12.23 朝日朝刊/総合『その2に続く』)

喫煙率の数値目標 また断念/厚労省 業界・自民の抵抗なお強く『その2』

2006-12-26 11:03:48 | 生活習慣病
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 一方、自民党は10月、「行政が一方的に数値目標を設定し国民を誘導することは
憲法の趣旨から問題」「たばこは財政物質として国や地方の財政に大きく貢献して
いる」などと決議。たばこ業界への配慮を求めた。日本たばこ産業(JT)も同月、
記者会見で「たばこは個人の趣味。行政が数値を示して介入するのは強制だ」と主
張した。

 結局、厚労省は数値目標の代わりに、「すべての禁煙希望者がすべて禁煙を実行
する」という内容のスローガンを掲げることにした。現在の喫煙率と禁煙希望者の
割合を添えて、①案の「目標」がイメージできるようにする。「数字ばかり躍って
も、達成できなければ意味はない。わかりやすいスローガンで国民にアピールした
い」という。

 同省によると、海外では韓国が「10年までに男性30%、女性5%」との目標を掲
げている。米国や英国、フランスも数値目標を定めている。
                    (2006.12.24 朝日朝刊/総合)

「超高齢社会」くらしに影/出生率1.26 新人口推計『その4』

2006-12-26 08:52:10 | 生活関連ニュース
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 新しい制度では、お年寄りと働く世代の比率の変化に応じて、負担割合を変える
仕組みも導入されているため、いっそうの少子高齢化で、お年寄りの保険料負担は
想定よりもさらに重くなる可能性がある。また、市町村が運営している国民健康保
険の保険料も、08年度の年7.9万円15年度には9.7万円に増える見込みだ。

 介護給付費も06年度6.6兆円から15年度10兆円に膨らむ見通しで、65歳以上が
負担する保険料は、現在の全国平均4090円からさらに上ることが確実だ。厚労
省では、保険料を徴収する介護保険の被保険者の範囲を今の40歳以上より広げる検
討を始めており、若い世代にも介護保険料を負担してもらおうという議論が本格化
しそうだ。
            (2006.12.21 朝日朝刊/総合『その5に続く』)

石綿原因の中皮腫向け薬/「アリムタ」来月承認へ『その2』

2006-12-25 21:56:07 | 医学
  申請半年、厚労省スピード判断
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 同社によると、海外20カ国計448人が参加した治験で、アリムタとシスプラチ
ンの併用療法は、シスプラチン単独療法に比べ生存期間が約3カ月延びた。副作用
の発生は白血球の減少が約20倍、嘔吐が約4倍など。国内の治験では、19人のうち
7人に腫瘍が縮小する効果があったという。

 厚労省はアリムタについて、副作用に加え日本人の症例も少ないため、市販開始
後、同社が全症例を調査することを条件に承認する見通しだ。

 アリムタは04年2月に米国で承認され、日本の患者団体や学会などが厚労省に承
認を要望していた。中皮腫に詳しい名取雄司医師は「完治するわけではないが、延
命効果のある薬が承認されるのは喜ばしい。なるべく副作用を出さずに使うことを
考えていかねばならない」と話す。
                    (2006.12.22 朝日夕刊『完』)

喫煙率の数値目標 また断念/厚労省 業界・自民の抵抗なお強く

2006-12-25 17:26:20 | 生活習慣病
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 喫煙率に数値目標を定めて禁煙を進めようとしていた厚生労働省が、方針を転換
して数値目標を断念する方向で検討に入った。「禁煙希望者がすべてやめる」とい
ったスローガンは掲げる。同省は00年にも数値目標の設定を目指したが、たばこ業
界や自民党などの反発を受けて引っ込めた経緯があり、今回も各界に配慮したとみ
られる。

 喫煙率の目標率はもともと、厚労省が生活習慣病予防などのため00年に作った「
健康日本21」に盛り込む予定だった。このガイドラインは、食生活など約70項目に
ついて「食塩摂取量は1日10㌘未満」などと2010年までにめざす数値目標を挙
げたのが特徴。喫煙率も当初案は「男女とも半減」と明記したが、その後撤回。
数値目標がない数少ない項目のひとつだった。

 昨年度から中間見直しを始めた厚労省は、04年調査の喫煙率(男性43.3%、女性
12.0%)を踏まえ、①男性30%、女性10%(禁煙希望者がすべて禁煙した場合)②
男性35%、女性10%(たばこ依存症以外の禁煙希望者が禁煙した場合)③男性25%、
女性5%(ガイドライン作成当時の喫煙率を半減)__。の3案を専門家の部会に
提示。今月15日の部会では、多くが①案を支持していた。
            (2006.12.24 朝日朝刊/総合『その2に続く』)

「超高齢社会」くらしに影/出生率1.26 新人口推計『その3』

2006-12-25 09:08:00 | 生活習慣病
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 なぜこんなことになるのか。それは今の年金制度が、現役世代の負担が重くなり
過ぎないように保険料の上限を決め、収入の範囲内でやりくりするように給付の方
を自動調整しているからだ。物価などの伸びに応じて本来、増やすはずの年金額を
、少子化で制度の支え手が減ったり平均寿命が延びたりした時には伸びを抑える仕
組みだ。

 これまでの見通しでは、2023には調整が終わる見込みだったが、今回の推計
のように支え手が減り、平均寿命も延びると、調整機関がさらに長くなり、給付水
準が落ちる。

『介護保険、若者負担論も』
高齢化が進むのに伴い、医療や介護にかかる費用も増える。
 厚労省は、08年度から75歳以上を対象にした新しい高齢者医療制度をスタートさ
せる予定で、お年寄りの負担する保険料は平均で年6.1万円想定しているが、こ
れが2015年度には8.5万円に増える見込みだ。
            (2006.12.21 朝日朝刊/総合『その4に続く』)

荷物軽々 ゴムリュック/バンド伸縮 肩の負担8割減

2006-12-24 20:28:29 | 生活関連ニュース
  米大グループ 新型開発
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 リュックサックの荷物部分をゴムバンドでつり下げ、上下に自由に動くようにす
ると、荷物を軽く感じられる__。米ペンシルベニア大のグループがこんな工夫を
開発し、21日付英科学誌ネイチャーに発表する。歩いても、ゴムの伸び縮みで荷物
の高さはほぼ一定に保たれるため、上下動で人に加わる力を軽減でき、肩などーの
負担を和らげられるという。

 従来のリュックサックは歩くと体と一緒に5~7㌢ほど上下する。グループは、
背中に密着する台枠と荷物を入れる袋部分を別々にし、台枠からゴムバンドで袋を
つないだ形にした新型リュックサックを開発。従来のリュックのように両者を固定
した場合と動きを比較した。

 すると、27㌔の荷物を背負って歩いた時の上下の触れ幅は従来型6.85㌢に対し、
新型は2.65㌢にとどまった。この結果、肩に余分に加わる力はピーク時で82%減少。
必要なエネルギーも従来型で21.7㌔の荷物を運ぶ程度に減った。
 グループは、商品化に向けた会社を立ち上げ、より小型のリュックサックを開発
中だ。

 同大のローレンス・ローム教授は「軽さは容易に体験できる。子どもたちの体の
負担を減らせるほか、荷物を背負って速く走る必要がある消防士などにも有用だ」
としている。
                    (2006.12.21 朝日朝刊/総合)

石綿原因の中皮腫向け薬/「アリムタ」来月承認へ

2006-12-24 13:47:28 | 医学
  申請半年、厚労省スピード判断
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 厚生労働省は、アスベスト(石綿)が原因で引き起こされるがんの一種「悪性胸
膜中皮腫」の薬として、ペメトレキセド(商品名アリムタ)を1月上旬にも承認す
る方針を固めた。26日の専門家会議に報告し、申請から半年あまりでスピード承認
する見込みだ。アスヘスト禍を巡っては、被害者に医療費などを給付する石綿新法
が今年2月に成立したものの、発生後の確立した治療法や治療薬がなく、アリムタ
の早期承認が求められていた。

 厚労省は、海外で広く使われている薬が使えない「ドラッグ・ラグ」の改善に向
け、平均2年の審査期間の1年への短縮ょをめざしている。
 アリムタはすでに約80カ国で承認済みのうえ、進行すると治らず、他に有用な治
療法もない病気の薬に適用される「優先審査」の対象にもなり、承認がさらに早ま
った。

 アリムタは今年6月、日本イーライリリー(神戸市)が承認申請。肺がんなどに
使う「シスブラチン」と併用する。シスプラチンを悪性胸膜中皮腫に使うことは
別のメーカーが申請中で、同時承認の見通し。
               (2006.12.22 朝日夕刊『その2に続く』)

「超高齢社会」くらしに影/出生率1.26 新人口推計『その2』

2006-12-24 08:16:19 | 生活関連ニュース
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『年金は月1万円減』
 厚生年金の給付水準の見通しが、現役世代の平均手取り収入の5割を下回ること
が確実になってきた。今回の人口推計でもっとも影響を受けている年金制度だが、
具体的には、年金額はどのくらい減るのだろう。

 厚生労働省のこれまでの見通しでは、例えば東京オリンピックの年に生まれた現
在42歳の人が65歳になる2029年度に受け取る年金額は、40年加入のモデル夫婦
世帯で今の価値に換算して月額24.8万円。この時代の現役世代の平均手取り収入は
月額換算49.3万円と見込んでいるので、5割以上の給付水準を維持できるかっこう
だった。

 しかし、厚労省が05年の出生率が過去最低を更新したのを受けて、今回の人口推
計並みの出生率が続くと仮定して行なった試算によると、現役世代の平均手取り収
入に対する割合は48%程度まで下落する可能性はかなり高いという。年金額に換算
すると23.7万円で月の年金額が約1万円減る計算になる。
            (2006.12.21 朝日朝刊/総合『その3に続く』)

「超高齢社会」くらしに影/出生率1.26 新人口推計

2006-12-23 21:54:54 | 生活関連ニュース
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 出生率は1.26、働く世代が減り、国民の4割以上がお年寄りになる50年後の日本
__。20日発表された新しい人口推計が示す人口減少社会は、私たちのくらしにど
んな影響を与え、社会のありようをどう変えるのだろうか。

『ダントツの世界一位か/高齢化率』
 2050年には、日本の高齢化率は世界的にも飛び抜けてトップになるのか。今
回の人口推計では、50年の人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は39.6%。
04に国連が予想した主要国の高齢化率と比べると、イタリアの35.53%、韓国の
34.54%を大きく引き離し最も高くなっている。

 国連予想の中で05年の人口が100万人以上の153カ国で見ると、日本は50年
には35.89%でイタリアをわずかに上回って1位となっていた。今回の推計は、国
連の予想値よりも3ポイント以上も上がる結果となっている。
            (2006.12.22 朝日朝刊/総説『その2に続く』)

「ポアンカレ予想」科学ニュース1位/サイエンス誌発表

2006-12-23 16:27:15 | Weblog
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 米科学誌サイエンスは22日発行の最新号で、今年の科学成果トップテンである「
10大ブレークスルー」を発表する。1世紀あまり数学者を悩まし続けてきた「ポア
ンカレ予想の解決」が第1位に選ばれた。

 「ポアンカレ予想」は現代数学の難問。ロシアの数学者グレゴリー・ペレルマン
氏(40)が02~03年に三つの論文を発表。論文を補う研究が今年、相次いで発表さ
れ、ほぼ、解決とされた。ペレルマン氏は、世捨て人の生活を送っており、数学界
最高峰のフィールズ賞を辞退する「事件」も招いた。

 同時に発表した「今年の残念な出来事」は韓国ソウル大の黄禹錫教授(当時)ら
の論文が捏造と判明したことに代表される「科学の不正行為」。胚性幹細胞(ES
細胞)株を、ヒトの体細胞と卵子から作った画期的な成果とされ、失望は大きかっ
た。

     『サイエンス誌が選んだ06年の10大科学成果』
1.数学界の難問「ポアンカレ予想」の解決
2.ネアンデルタール人の化石から遺伝情報
3.南極などの氷床が予想以上の速さで縮小
4.関節のあるヒレを持った魚の化石発見
5.物体を消す「透明マン」実現に道
6.失明を起こす加齢黄斑変性の視力回復に朗報
7.生物多様性の生まれる遺伝的変化を追跡
8.細胞やたんぱく質の微細構造を見る新顕微鏡
9.新しい記憶を作る脳の仕組みを解明
10.遺伝子の発現を止める新しい低分子RNA
                    (2006.12.22 朝日朝刊/総合)

今年の赤ちゃん 「陸」くん 「陽菜」ちゃん/明治安田生命調査

2006-12-23 08:55:22 | 生活関連ニュース
  「悠」の人気も上昇
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 男の子は地に足をつけて育つ「陸」くん、女の子は明るく健やかな「陽菜」ちゃ
んがトップ__。明治安田生命保険が20日、06年生まれの赤ちゃんに多い名前の調
査結果を発表した。9月に誕生した秋篠宮ご夫妻の長男が悠仁さまと命名され、
「悠」を使った名前も人気急上昇中という。

 11月末までに同社の保険に加入した06年生まれの男の子4409人と女の子4167人に
ついて調べた。陸くんは24人、陽菜ちゃんは35人だった。読み方では「はると」く
んが111人、「はるか」ちゃんが74人とそれぞれ男女のトップで「陽」や
「悠」などの字を使って読ませる例が多い。

 「悠」を使った名前では「悠斗」くんが17人で6位だったほか、「悠人」(18
位)、「悠」(25位)、「悠真」(同)、「悠翔」(同)などが上位。皇族の誕生
や結婚の後には「あやかり命名」が増えるといい、同社は「来年以降も『悠』人気
は続くのではないか」とみている。
                    (2006.12.21 朝日朝刊/総合

残業代ゼロ労働の適用年収「管理職の平均」で調整/厚労省

2006-12-22 16:57:01 | 生活関連ニュース
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 一定の年収以上の会社員を1日8時間の労働時間規制から外し、残業代をなくす
「ホワイトカラー・エグゼンプション」について、厚生労働省が対象者のの条件を、
部長や課長など「管理職の平均的な年収水準」とすることで最終調整していること
が19日分かった。具体的な金額は来年の国会に提出予定の労働基準法改正案に明記
らず、労使で協議のうえ、別途、政令で定める方針だ。

 8日に提示された最終報告案では、ホワイトカラー・エグゼンプションの条件と
して「年収が相当程度高い者」などとしていた。しかし、具体性に欠けるため、年
末にまとめる最終報告書では、新たに「対象労働者は管理監督者の一歩手前に位置
する者」言及。年収要件を、「管理監督者一般の平均的な年収水準を勘案しつつ、
労働者の保護に欠けないよう、適切な水準を定める」とする方向で調整している。

 管理監督者の年収に関する正式な統計はないものの、05年の厚労省統計をもとに
した民間の産労総合研究所の試算では、従業員が100人以上いる企業の「課長」
の年収は837万円。ただ、100人以上500人未満が683万円、500人以
上千人未満が791万円、千人以上が972万円と、企業規模や産業で開きがある。
                    (2006.12.20 朝日朝刊/総合)

便秘と大腸かん 無関係/6万人調査、俗説否定「厚労省研究班」

2006-12-22 12:56:43 | 医学
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 便秘と大腸がんは関係ありません__。腸に含まれる有害物質が腸に長くとどま
るため、古くかあった「便秘がちな人は大腸がんになりやすい」という俗説が、厚
生労働省研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の疫学調査
で否定された。米医学誌で発表した。
 調査は全国6地域に住む40~69歳の男女約6万人を対象に93年から実施。開始時
に便通の頻度などを聞き、平均8年間、追跡調査して大腸がんを発症したか調べた。

 その結果、便通が「週2~3回」しかない便秘の人たちは、「毎日1回」「毎日
2回以上」する人たちと比べても、大腸がんを発症する危険度は変わらなかった。
 また、普段の便の状態との関連では、、「下痢」の人は、大腸がんの一つである
直腸がんのリスクが高い傾向がでたが、対象人数の少なさなどが影響した可能性も
あり今後も検討が必要という。

 研究班の群馬大医学系研究科の大谷哲也助手(公衆衛生学)は「週2、3回しか
出なくても悩む必要はない。より重い便秘や下痢が長く続く時は、ほかの病気の可
能性もあるので、医療機関で検査を受けてほしい」と話している。
                       (2006.12.20 朝日夕刊

リハビリ「最長180日」制限/専門医56%問題視 学会アンケート『その2』

2006-12-22 09:47:52 | 医学
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 リハビリの内容を、脳血管疾患▽手足の骨折など▽呼吸器疾患▽心臓や血管の疾
患、という4疾患に分けたことについても、「見直しが必要」とした。
 上限を超えてリハビリを継続する例外規定として厚労省が挙げた「身体機能に向
上ががある場合」という条件についても、「維持で可」が37%、「低下の程度を軽
減できれば可」が26%と、反対意見が過半数を占めた。

 上限を超えてリハビリが打ち切られたり回数が削減削減されたりした患者がどれ
だけいるか、との問いには、全患者の「75%以上」が16%、「」75%~50%」が17
%、「50%~25%」が35%だった。
 また、制限は最大で9月末まで猶予期間が設けられていたが、8月の段階で45%
が「長期外来患者にはすでに中止または回数削減」していた。

 アンケートを担当した昭和大医学部教授の水間正澄理事は「障害は一つでないこ
とが多く、リハビリは横断的にしないといけないのに、できなくなったことえの不
満が大きかった。学会として、厚労省に見直しを求めて生きたい」としている。
                    (2006.12.18 朝日夕刊『完』)