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おまとめローン「慎重に」/灰色金利 借金に化ける?

2006-12-27 14:33:33 | 生活関連ニュース
  金融庁 監督強化
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多重債務を一本化することで借入金利を引き下げを図る「おまとめローン」につい
て、金融庁は取り扱い金融機関への監督強化に乗り出した。支払い義務のないグ
レーゾーン(灰色)金利分の利息が借金の元本に変わったり、住宅が担保に取られ
たりして、かえって借り手の不利益になる恐れもあるためだ。金融庁は借り手への
十分なせつめいなど、金融機関に慎重な取扱を求めている。

 「おまとめローン」は、高金利の複数の借金を一つにまとめて利息を下げる。年
20%後半の金利を10%幅以上引き下げるほか、支払期日を統一できる利点もある。
 銀行にとっては企業向け融資より高い金利が得られ、不動産担保を取れば貸し倒
れリスクも限定的だ。

 このため、東京スター銀行や関西アーバン銀行など消費者金融以外の金融機関の
参入が増加。東京スターの取扱高は04年3月末の27億円から、06年の9月末には
490億円に急増した。
 ただ、消費者金融に灰色利息も含めて返済したうえで借り換えると、「過払い
利息」(利息制限法の上限を上回る利息)も、借金の元本に化けてしまう。この
点を、借り手に注意喚起している金融機関は関西アーバンなどわずかだった。

 そのため、金融庁は、過払い利息の有無を確認するよう借り手に求めており、
東京スターなども借り手に対する説明方法の検討に入った。
 同ローンについては、弁護士や多重債務者らが「本来、消費者金融は無担保・
無保証なのに、不動産担保を取られると住居を失う恐れがある」と批判している。
そのちめ、金融庁は借り手の返済能力を厳しく審査するよう求める考えだ。
                   (2006.12.25 朝日朝刊/経済)

白血球で血管再生/血管つまる病気 7割が症状改善『その2』

2006-12-27 10:44:56 | 医学
  負担軽い治療期待/千葉大が確認
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 そこで、足の血管が詰まる閉塞性動脈硬化症や炎症などで同様な症状を起こす
バージャー病の患者約50人に対し、足の静脈から3時間かけ採血。取り出した
単核球を1時間かけ脚に注入した。

 数週間後、痛みが和らいだり潰瘍が小さくなったりするなど7割の人で症状が
改善し、26人が足首やひざから下を切断せずにすんだ。さらに13人は心臓の血流
もよくなり血液を送り出すポンプ機能の回復も確認できた。

 骨髄の幹細胞を採取しないですめば、患者に負担をかける全身麻酔を使わないで
治療が可能になる。国立病院機構の矢崎義雄理事長(循環器内科)は「極めて興味
深い結果だ。骨髄の幹細胞に分化能力があったとしても、高齢になると減るので治
療に使うのは難しい。ただ、効果をきちんと判定する手法を確立する必要がある」
と話している。
                (2006.12.24 朝日朝刊/総合『完』)

「超高齢社会」くらしに影/出生率1.26 新人口推計『その5』

2006-12-27 08:43:13 | 生活関連ニュース
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『深刻な労働力不足/経済は停滞の恐れ』
 働き手の不足も、より深刻になりかねない。厚労省は、前回02年の人口推計に基
づき、将来の労働力人口(15歳以上で労働者と求職者)を試算している。雇用対策
を進めないと、05年の労働力人口6650万人と比べ、50年時点では約2200万
人減り、05年の3分の2になる計算だ。

 減少が著しいのは地方。国土交通省の試算では、県庁所在地などから1時間以上
かかる地域では、50年には00年と比べ働き手が約4割減る。
 働き手が減れば経済が停滞する恐れが高い。厚労省の推計でも、15~30年の経済
成長率は年率0.6%(05年1.9%)まで落ちると予測する。

 今回の推計人口推計では、働き手の中心となる15~64歳の世代が02年推計よりも
50年時点で約459万人も少なくなる。
            (2006.12.21 朝日朝刊/総合『そく6に続く』)