申請半年、厚労省スピード判断
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同社によると、海外20カ国計448人が参加した治験で、アリムタとシスプラチ
ンの併用療法は、シスプラチン単独療法に比べ生存期間が約3カ月延びた。副作用
の発生は白血球の減少が約20倍、嘔吐が約4倍など。国内の治験では、19人のうち
7人に腫瘍が縮小する効果があったという。
厚労省はアリムタについて、副作用に加え日本人の症例も少ないため、市販開始
後、同社が全症例を調査することを条件に承認する見通しだ。
アリムタは04年2月に米国で承認され、日本の患者団体や学会などが厚労省に承
認を要望していた。中皮腫に詳しい名取雄司医師は「完治するわけではないが、延
命効果のある薬が承認されるのは喜ばしい。なるべく副作用を出さずに使うことを
考えていかねばならない」と話す。
(2006.12.22 朝日夕刊『完』)
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同社によると、海外20カ国計448人が参加した治験で、アリムタとシスプラチ
ンの併用療法は、シスプラチン単独療法に比べ生存期間が約3カ月延びた。副作用
の発生は白血球の減少が約20倍、嘔吐が約4倍など。国内の治験では、19人のうち
7人に腫瘍が縮小する効果があったという。
厚労省はアリムタについて、副作用に加え日本人の症例も少ないため、市販開始
後、同社が全症例を調査することを条件に承認する見通しだ。
アリムタは04年2月に米国で承認され、日本の患者団体や学会などが厚労省に承
認を要望していた。中皮腫に詳しい名取雄司医師は「完治するわけではないが、延
命効果のある薬が承認されるのは喜ばしい。なるべく副作用を出さずに使うことを
考えていかねばならない」と話す。
(2006.12.22 朝日夕刊『完』)