シニアの一人たび

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石綿原因の中皮腫向け薬/「アリムタ」来月承認へ『その2』

2006-12-25 21:56:07 | 医学
  申請半年、厚労省スピード判断
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 同社によると、海外20カ国計448人が参加した治験で、アリムタとシスプラチ
ンの併用療法は、シスプラチン単独療法に比べ生存期間が約3カ月延びた。副作用
の発生は白血球の減少が約20倍、嘔吐が約4倍など。国内の治験では、19人のうち
7人に腫瘍が縮小する効果があったという。

 厚労省はアリムタについて、副作用に加え日本人の症例も少ないため、市販開始
後、同社が全症例を調査することを条件に承認する見通しだ。

 アリムタは04年2月に米国で承認され、日本の患者団体や学会などが厚労省に承
認を要望していた。中皮腫に詳しい名取雄司医師は「完治するわけではないが、延
命効果のある薬が承認されるのは喜ばしい。なるべく副作用を出さずに使うことを
考えていかねばならない」と話す。
                    (2006.12.22 朝日夕刊『完』)

喫煙率の数値目標 また断念/厚労省 業界・自民の抵抗なお強く

2006-12-25 17:26:20 | 生活習慣病
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 喫煙率に数値目標を定めて禁煙を進めようとしていた厚生労働省が、方針を転換
して数値目標を断念する方向で検討に入った。「禁煙希望者がすべてやめる」とい
ったスローガンは掲げる。同省は00年にも数値目標の設定を目指したが、たばこ業
界や自民党などの反発を受けて引っ込めた経緯があり、今回も各界に配慮したとみ
られる。

 喫煙率の目標率はもともと、厚労省が生活習慣病予防などのため00年に作った「
健康日本21」に盛り込む予定だった。このガイドラインは、食生活など約70項目に
ついて「食塩摂取量は1日10㌘未満」などと2010年までにめざす数値目標を挙
げたのが特徴。喫煙率も当初案は「男女とも半減」と明記したが、その後撤回。
数値目標がない数少ない項目のひとつだった。

 昨年度から中間見直しを始めた厚労省は、04年調査の喫煙率(男性43.3%、女性
12.0%)を踏まえ、①男性30%、女性10%(禁煙希望者がすべて禁煙した場合)②
男性35%、女性10%(たばこ依存症以外の禁煙希望者が禁煙した場合)③男性25%、
女性5%(ガイドライン作成当時の喫煙率を半減)__。の3案を専門家の部会に
提示。今月15日の部会では、多くが①案を支持していた。
            (2006.12.24 朝日朝刊/総合『その2に続く』)

「超高齢社会」くらしに影/出生率1.26 新人口推計『その3』

2006-12-25 09:08:00 | 生活習慣病
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 なぜこんなことになるのか。それは今の年金制度が、現役世代の負担が重くなり
過ぎないように保険料の上限を決め、収入の範囲内でやりくりするように給付の方
を自動調整しているからだ。物価などの伸びに応じて本来、増やすはずの年金額を
、少子化で制度の支え手が減ったり平均寿命が延びたりした時には伸びを抑える仕
組みだ。

 これまでの見通しでは、2023には調整が終わる見込みだったが、今回の推計
のように支え手が減り、平均寿命も延びると、調整機関がさらに長くなり、給付水
準が落ちる。

『介護保険、若者負担論も』
高齢化が進むのに伴い、医療や介護にかかる費用も増える。
 厚労省は、08年度から75歳以上を対象にした新しい高齢者医療制度をスタートさ
せる予定で、お年寄りの負担する保険料は平均で年6.1万円想定しているが、こ
れが2015年度には8.5万円に増える見込みだ。
            (2006.12.21 朝日朝刊/総合『その4に続く』)